iPhone機種変更時に注意したい SoftBankスマホファミリー割の無料SIM

 

前回少しだけスマホファミリー割について触れてみたが、ここではもう少し詳しくそれについての知識を深めていきたいと思う。

SoftBankとの契約で注意したい「解約金付き」のオプション類への加入

スマホファミリー割はSoftBankが行っている施策の1つである。機種変更した際に古いスマートフォン側に新しいSIMを発行することで、機種変更した回線の月月割の有効利用や0円から持てる格安(?)な緊急利用回線として使えるSIMを提供している・・・というものだ。同様の施策をauも現在家族でスマホおトク割として展開している。

このサービス、最安0円で持てるということもあり一見お得であるように思われてしまうが、このSIMはよく内容を理解した上で契約しないと痛い目にあうこと間違いなしなサービスであるのが実際のところであると言えよう。携帯契約に関して詳しい人は既に十分な警戒心を持っていると思うが、ここではまだ知らない人向けにこのサービスに関して痛い目にあいがちな注意点を解説しておきたい。

 

まずはこのファミリーSIMの問題点から見ていこう。いったいどの部分が痛い目にあってしまう罠なのかをはっきりさせておきたい。

 

あくまで新規の通信契約扱い

このファミリーSIM、SIMを新たに発行するということで通信契約がくっついてくる仕組みになっている。そのために「無料で持てる」ことが売りではあるものの、使った分は利用料金が当然のように発生してしまう。旧機種へのSIM発行時にモバイルデータ通信をOFFにしておけば問題はないものの、もしもONになっていたら気づかない内にパケット量の上限に達してしまう場合がある。そうでなくとも「0円で持てる」という言葉を「0円で使える」と勘違いして通信してしまった場合には、メインの回線とファミリーSIMの料金が2重に発生してしまうこともある。単純なフラット定額な料金でも6,000円近い利用料金が2回線分かかることになる。

無料ではあるものの契約商品(SIMだけだが)なので、使った分は料金が発生するし、SoftBankの定める様々な縛りに絡まれてしまうことを忘れてはいけない内容になっている。

 

親回線を動かすと無料期間は終了

このサービスの申し込みを提案されて、「0円で持てるならまぁいいか」という気持ちでファミリーSIMを契約したとする。「使わなければ料金が発生しないなら使わなければいい」というのは確かなところなのだが、とある行動をすると実はファミリーSIMには使わなくても基本料が発生してしまう可能性がある。それがメイン回線の解約や3G対応機種への機種変更といった行動だ。

メイン回線において電波の状況やら通信品質やらに不満を持ちMNPなどの解約を伴う行動を起こした場合、ファミリーSIM側の回線の0円で持てる期間は終了し基本料金やフラット料金などが発生してしまうトラップがついてくる。解約とまではいかなくても、ガラケーに戻したいなんて考え、そちらへ機種変更してしまった時にもファミリーSIM側の無料キャンペーンが終わってしまうため、よくよく注意してもらいたい。

ちなみに実際にメイン回線をスマホファミリー割の適用外の内容に変更すると、ファミリーSIM側の毎月の料金はフラット料金がフル&基本料も発生とのこと(157案内)なので、iPhone5にこのSIMがつけられた場合6755円が発生する(!)ようだ。

 

契約なので2年縛りも解約金もついてくる

ファミリーSIMを契約後メイン回線をMNPしようとしてこのような罠に気づいた場合、スマホファミリーSIMを解約しようとしてももう後の祭りとなる。この契約には必然的に2年縛りがついてくるため、このSIMを更新月以外で解約しようとすると9,975円の契約解除料金が発生してしまう。さらにこの2年縛りはメインの回線と契約のタイミングが異なる故に、縛りの期間にズレが生じるようになっている。期間の異なる2年縛りの2重掛け状態にされてしまうのだ。

つまりメイン回線を2年間完走後、他社へと解約金無しでMNPしようとすると、先程の例のようにファミリーSIMの基本料が発生してしまう。それが嫌でメイン回線と同時にファミリーSIMを解約したい場合には親回線と更新月がズレてるためほぼ確実に解約金がかかる代物になっている。せっかくメイン回線が2年目の更新月にたどり着いても、ファミリーSIMという縛りによって結局別途解約金や無駄な維持費を支払わなければいけない契約内容に変更されてしまうのだ。

「2年後の解約を忘れずにしなきゃ・・・」というこれまでの「みまもり」や「フォト」系の契約とは違い、メイン回線側にも解約やグレードダウン系の機種変更をしてはいけないというキツすぎる縛りがつけられるのだ。

もしこのファミリーSIMを円満に解約したい場合は2年後の契約解除料金が発生しないタイミングまで、メイン回線をずっとSoftBankのままで待つしかない。その際に一度メイン回線の2年縛りが解けるタイミングが来るが、ここでのMNPや解約は先程の注意点で示した通り、ファミリーSIMの0円維持を不可能にしてしまうので再度2年後を待つ必要がある。

 

 

このようにファミリーSIMは0円からの運用プランにおいてそのデメリットや各種の罠を理解した上で契約しておかないと、痛い目にあう確率が非常に高いので契約はできる限り避けたいところだ。・・・避けたいところなのだが、どうもこのファミリーSIMを契約してしまう人が現在結構な割合で増えているようだ。その理由としては販売店においてこのSIMの契約を勧められるからなのだが、この勧め方がファミリーSIMが危険な契約であると言われているもう一つの問題点である。

 

契約させるやり方も巧妙

2重3重に縛りとトラップを仕掛けるファミリーSIMの契約内容も中々に香ばしいものであるが、このファミリーSIMの展開で歴戦のプロ契約者達をドン引きさせているのが、その契約のさせ方である。

この無料SIM系サービス、auとSoftbankが展開しているのだが、特にこのSoftbankにおいてその契約の勧め方に批判が出始めている。あくまでも契約商品にも関わらず前述した数々の注意点の詳しい説明をされなかったり、ミスリードを誘う説明でその必要性を説いてくるなど、「やり方が汚い」と言われる手法をとる店が相次いでいるようだ。

このSIMを勧める文句の一つに「機種変更した後はSIMがないと前の機種は動きません」という勧め方がある。確かにSoftbankの一部androidスマートフォンとiPhoneのアクティベートには、SIMが必須な場合がある。そうした場面ではまぁ確かに「SIMの無い前の機種は動かなくなる」とは言えるのだが、そのどちらも解約済みのSIMでも起動が可能になっており、新規に契約を行う必要性は無いはずだ。

その他にも事前承諾なしに「無料なのでつけときましから~♡」なんて形で知らないうちに契約させている販売店もあるようだ。「コンプライアンス!」と思わず叫びたくなるような、違法スレスレなやり方をしてくる極悪代理店が一部にはあるので、機種変更する際には本当に注意深く契約内容を確認しないとこのファミリーSIMがいつの間にか付けられてしまう事態が一部で出来上がっている。

この辺りTwitter上での@masasonや@SBCARE宛のメンションを覗くと、被害者の声がよく出てくるので気になる人は見ておくのもいいだろう。

むりょうSIM

無料SIM

著名人のファミリーSIM被害(未遂)の発言は週刊アスキーさんの編集者さんの発言が有名だろう。

 

 

スマホファミリー割名称以前からこの無料SIM系の施策はやっていたが、iPhone 5s/5cの機種変需要によりこの問題が再発しているようなので、重ね重ね注意してもらいたい。

なお契約してしまった人は、MNP弾として使ったり機種変更用SIMとして使うなどすれば一応は有効活用が出来るだろう。


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