docomo新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」 基本料爆上げ、シェア可能等に変化

 

docomoが6月1日から提供を行う新プランの概要を発表している。同時に従来のXiプランが2014年8月より受付終了となる旨も発表されたため、今後はこの新プランがdocomoにおける契約プランの中心に位置することとなるようだ。

https://www.nttdocomo.co.jp/charge/new_plan/index.html

新プランは6種類の基本プランと7種類のデータプランを自由に組み合わせることができるとのこと。データプランは「シェアオプション」に入ること(月額500円の有料オプション)で、家族間でわけあえるようだ。4人家族の内データプランに一人でも加入しておけば、残りの家族は500円でそのデータプランで通信が可能、データ容量をシェアする持ち方が可能なようだ。

基本プランは従来の基本料金よりも大きな値上げ。割引サービスにおける月々サポートの扱いは不明。従来の料金プランの時代が終わったと言える変化が出てきている。

とりあえずそのあたりを次で見て行きたいが、まだ発表直後の段階で判断しているため加筆・修正が多分に繰り返されると思われる。そのためあくまで参考程度で読んでいただきたい。

 

基本プランはスマホ音声回線で2,700円

まず今回の大きな改変となった「カケホーダイ&パケあえる」の骨子である基本プランを見て行きたい。

基本プラン

従来のスマートフォン向けの基本料金プランである「タイプXiにねん」は、月額料金743円という安さであった。ところが6月からプランの中心となる「カケホーダイ&パケあえる」における基本プランの月額料金は、スマートフォン向けで2,700円というおよそ3倍もの基本プラン料金が発生することとなった。

高くなる分、この中には国内通話がかけ放題という大きなメリットもあるのだが、電話をかける機会が少ない人にとっては、僅かなメリットのために大幅な値上げになってしまった言えよう。

このサイト向けの話題としては、所謂寝かし回線と呼ばれる持ち方がこの基本料金プランのみで持つ方法が一般的であったものの、6月からの基本プランでは音声で2,700/2,200円という基本料金での寝かせとなりこちらも大幅な値上げとなり、現状最低維持費などという言葉は廃れそうだ。

(データプラン、デバイスプランだと基本料金は安くなるものの、契約変更の仕様について不明なためこの場では音声同士のプランで比較している。)

 

データプランは「パケットパック定額料」として7種類用意

データプランもこれまでの「Xiパケ・ホーダイ」ではなく独り身向けの「データパック」2種類と「シェアパック」4種類、らくらくスマホ向けの「らくらくパック」1種類と利用者によって契約プランが用意されている。

パケットシェア

「データパック」および「シェアパック」は、一人の名義あるいは家族の名義10人まででわけあえる事が可能。例えば一人で2台持ちをしている場合は1台分のデータパック契約でデータ通信量を一人でシェア、家族4人でdocomoを利用している場合は契約したシェアパックのデータ通信量をシェアすることが可能だ。

シェアを行う場合は追加のパケットパックへの加入は不要だが、月額500円からなる「パケあえる」オプションへの加入が必須となる。要は家族の中で一人パケットパックへ加入すれば、残りの家族は+500円でパケット定額を利用する事ができるというわけだ(高速通信ができるデータ通信量は分け合う形だが)。

 

合計した支払い料金は?

ここまでで既に書いても読んでも頭を抱えたくなる内容であるが、この基本プランとパケットパックが用意されていることさえわかれば、実際の支払い料金のモデルを組むことができる。

支払い料金の計算方法は基本プラン+パケットパック+ISPサービス(spモードやiモード)の3つの組み合わせ。仮にスマートフォン利用、家族無し、パケットパックは最低額のプランを選んだとするとこのようになる。

  税抜き 税込み(消費税8%)
カケ・ホーダイプラン 2,700円 2,916円
spモード 300円 324円
データSパック 3,500円 3,780円
合計 6,500円 7,020円

基本料金と2GBまで高速データ通信ができるというプランで支払いは6,500円。一切割引サービスが含まれていないため、実際に施行後のプランを見ないと断言できないが、このプラン内容に対してこの支払い額は高いと言えるだろう。

割引サービス次第(従来の月々サポートが高額で継続するetc)では化けるかもしれないが、現状の内容ならば今後ますますMVNOへの関心は高まるだろう。

 

家族4人で「パケあえる」を使った場合の料金も見ておこう。

家族割の親回線プラン

  税抜き 税込み(消費税8%)
カケ・ホーダイプラン 2,700円 2,916円
spモード 300円 324円
シェアパック10 9,500円 10,260円
合計 12,500円 13,500円

残り3人の子回線シェアプラン

  税抜き 税込み(消費税8%)
カケ・ホーダイプラン 2,700円 2,916円
spモード 300円 324円
パケあえる 500円 540円
合計 3,500円 3,780円

家族4人で10GBを分け合うのは家庭によって軋轢を生みそうではあるが、パケットパックを親回線の代表者が契約すれば、残りの3人の子回線となる契約者は500円の「パケあえる」オプションへの加入だけでシェアが可能に。合計額は12,500円+3,500円×3人となるため家族4人で23,000円に。これで家族全員が通話し放題でネットも定額制となる。これは税抜きかつ割引サービスの適用を受けていない状態の料金プランとなるため、実際はさらに安くなる可能性もある。

 

ここからさらに割引サービスが適用

基本的な支払い料金の出し方がわかったので次は割引サービスの説明に。・・・と思ったがそこまでやると更に長くなるのでまた別の記事で。

今回の新プランで発表されている割引サービスは、長期利用者ほど割引額が高くなる「ずっとドコモ割」、25歳以下の利用者への割引&データ通信量を追加させる「U25応援割」が出ている。ここに既存の割引サービス(月々サポート等)、割引キャンペーン(ドコモにのりかえ割等)が適用対象となるのかは不明。もう少し詳細等がわかれば詳しく計算してみるかも。

 

基本料金が跳ね上がったこと以外では考え方は変わらないのが実際のところで、今後は割引サービスにどのようなものが追加されるかが焦点となるだろうか。音声プランについては割と良くなった印象はあるものの、データプランについては基本料金といういらぬ物が追加されたことで格安運用の実現は難しくなりそうな。2年間1000円以下、データ通信量7GBのdocomo回線を作りたい人はここ数ヶ月がラストチャンスに(プラクロになるが)。

データ回線にデータプランを付けなくても基本料金が取られる根拠が不明など、微妙な突っ込みどころもあるが、こんなプランが嫌だという人は格安MVNO SIMに行けというdocomoからのメッセージなのかも。


PAGE TOP