auのスマホの中でオススメの機種、2020年販売モデル(2019年冬~夏モデル中心)の中でコストパフォーマンスが目立つ機種を中心にランキング形式で特集してみたいと思います。
docomo同様に全機種のタッチ&トライをauスマホでも少し間が空きましたがようやく可能になったので、そちらの実機操作から得た体感から2019年スマホを中心にauのオススメ機種を評価していこうと思います。
基本は2019年モデルが中心ではありますが、2020年販売モデルの中で高性能かつ低価格、そして在庫のある機種についてもランキングに含んでオススメ度を検証してみたいと思います。
全機種触っての評価になるため、これからauスマホを購入しようと考えている人の参考になれば嬉しいです。
2019年冬~夏モデルの特徴:Snapdragon 855、auピタットプラン・フラットプラン向け、SDM845値下げ
まずはdocomo版同様に2020年販売モデルの中心である2019年冬夏モデルの特徴についてまとめておきましょう。と言っても販売ラインナップが被っているということもあり、特徴としてはほぼ一緒です。
- Snapdragon 855を搭載した高性能モデル
- RAMが4GB以上
- カメラ性能の大幅向上
といったところです。
一部HUAWEIの廉価スマホを除いて基本的にどのスマホもSnapdragon 855(SDM855)を搭載した高性能モデルとなっており、Antutuのベンチマークスコアは36万点前後というとんでもない数値を出しています。
スリープ時の電池持ちも非常に良好となっており、発熱の負荷などに気をつけて使っていけばバッテリーが1日でなくなるということはないでしょう。
18:9以上の比率であるワイドディスプレイを搭載している機種がほとんどとなっており、よりスマホ向けのコンテンツを大画面で見やすくなったうえに端末サイズもスリム化しているのが目立ちます。
カメラも特に暗所に強いレンズ・センサーを用意してきている機種が非常に多くなっており、SNSなんかでも非常に映える写真を撮りやすくなっています。これまで以上に写真撮影を楽しめるスマホが出てきているでしょう。
全体的に非常に高性能な機種がそろっています。
一部の機種はauピタットプランやフラットプランでの契約において少し割引が行われるため、こちらのプランでの契約がデフォルトになってくるでしょう。
特にauではピタットプランやフラットプランが「新」ピタットプラン/フラットプランとして新たにオトクな料金プランを用意してきており、そちらがかなり使いやすいものになっています。
7GB使えて規制後も300kbpsの速度で使える新プランなんかは間違いなく使いやすいというユーザーも多くなるため、今現在LTEプランやカケホとデジラのプランを契約しているという人も、こちらのプランへの移行を積極的に考えていくべきでしょう。
もう一つはSnapdragon 845(SDM845)を搭載した2018年冬モデルのXperia XZ3もオススメランキングに加えておきました。
こちらは19年夏モデルが発売されている7月時点でなんとオンラインショップの販売ランキングでは1位につける人気となっており、ロングセラーヒットとなっているのがわかります。
なぜ夏モデル販売中にもランキング上位になっているかといえば、現在キャンペーンによって安く買えるのが影響しているからでしょう。これによって高性能なスマホにも関わらずauピタットプラン・フラットプラン向けの低価格スマホとなっています。
しかも機種変更で契約するのが一番安くなるという既存のauユーザーにうれしい内容になっているので、夏モデルを中心とした今回のオススメランキングにも入れてあります。
以上の内容を踏まえた上で、実際のタッチ&トライで比較できた各機種のそれぞれの特徴や強み・デメリットといったものを総合的に評価し、オススメ順にランキング式に並べていきたいと思います。購入や借用という形でどの機種もある程度長く触ってきたので、参考にしてもらえるかと自負しています。
(以下よりの差し込み画像は容量の関係でdocomo版になっていますm(_ _)m)
1位:Xperia 5
性能:★★★★★★★★★☆
カメラ:★★★★★★★☆☆☆
デザイン:★★★★★★★★☆☆
コスパ:★★★★★★★☆☆☆
オススメポイント
- 高性能なスナドラ855を搭載しAntutuスコアは41万点に近い
- 6インチを超える画面の大きさながら、幅は68mmという非常に持ちやすい狭さ
- 21:9のアスペクト比となるディスプレイ比率のため、縦長のスマホ向けコンテンツの情報量が多くなる
- 情報量が多いのにスマホとしては持ちやすくて軽い(164g)ため、とても扱いやすいコンパクトモデルになっている
- スナドラ855のスマホとしては若干ではあるが相場よりも安い
注意点
- カメラは良くなっているが、GalaxyやiPhone 11といったハイエンドモデルと比較してしまうと劣る部分が感じられる
- 21:9のディスプレイは文章やSNSといったところでは使いやすいが、動画なんかは小さく表示されてしまう問題点がある
2位:Galaxy Note10+
性能:★★★★★★★★★☆
カメラ:★★★★★★★★★☆
デザイン:★★★★★★★★☆☆
コスパ:★★★★★★☆☆☆☆
オススメポイント
- SDM855の高性能モデルで大画面
- Antutuスコア43万点でゲームなども余裕で可能かつ狭額縁な大画面ディスプレイなので迫力もある
- 6.8インチのディスプレイでありながら、サイズ感は6.3インチのNote9とほぼ一緒
- 有機ELディスプレイを採用しており暗い場面が多い映画のようなコンテンツでもくっきりはっきりと楽しめる
- カメラ性能が非常に高くて写真がかなり美しく撮れる
- SペンやDeX機能などNote10+独自の機能が豊富で利便性が非常に高い
注意点
- 大きくて重みもそこそこあるために大画面端末好きでないと扱いが困難
- 価格が高く、気軽に購入できる金額ではない
3位:Xperia 1
性能:★★★★★★★★★☆
カメラ:★★★★★★★★☆☆
デザイン:★★★★★★★★☆☆
コスパ:★★★★★★☆☆☆☆
オススメポイント
- SDM855の最新高性能SoCを搭載したモデル
- 21:9という非常に特徴的なディスプレイで、情報量が他のスマホに比べても多く表示される
- 大画面6.5インチではあるものの横幅が狭いために持ちやすさがある
- 最大で4Kの解像度を持っており文字の読みやすさや画像のクッキリ表示は快適
- 大画面モデルながら178gと比較的軽い
- カメラ性能が過去のXperiaに比べて非常に高くなった
注意点
- 21:9のディスプレイ比率は縦長すぎると感じられるかもしれない
- バッテリーはそこまで長持ちとは言えない
4位:Galaxy S10
性能:★★★★★★★★★☆
カメラ:★★★★★★★★★☆
デザイン:★★★★★★★★☆☆
コスパ:★★★★★★★☆☆☆
オススメポイント
- SDM855でAntutuも37万点以上ある高性能機種
- 大画面にも関わらず恐ろしく軽い(157g)
- 大画面なのに持ちやすい
- カメラは超広角やズームレンズを持ち、なおかつ非常に美しく撮れる
- パンチホールカメラでノッチよりも画面占有率は高い
注意点
- バッテリー持ちは19年夏モデルの中でも結構弱い
- 表示サイズが最小設定でも若干大きく感じるため、開発者向けオプションからの表示サイズ縮小をしないと情報量は多くない
- 画面内指紋認証センサーの精度は悪い
5位:Galaxy S10+
性能:★★★★★★★★★☆
カメラ:★★★★★★★★★☆
デザイン:★★★★★★★☆☆☆
コスパ:★★★★★☆☆☆☆☆
オススメポイント
- 6.4インチの大画面になったのに軽い
- カメラはGalaxy S10同様に非常に良い
- インカメラに広角撮影機能が追加
- Galaxy S10の弱点だったバッテリーの弱さが解消されている
注意点
- バッテリー問題は解消しているものの持ちやすさは高くない
- 画面内指紋認証センサーの精度は悪い
6位:AQUOS R3
性能:★★★★★★★★★☆
カメラ:★★★★★★★☆☆☆
デザイン:★★★★★★☆☆☆☆
コスパ:★★★★★★★☆☆☆
オススメポイント
- 過去のAQUOS R2よりも画面占有率がアップ
- 非常に明るいディスプレイで太陽がさんさんと照っていても画面が見やすい
- カメラも今までのAQUOSに比べれば圧倒的に良くなる
- 価格がauスマホの中でも安い
- バッテリー持ちは非常に優秀
注意点
- カメラはAQUOSの中では良いが19年ハイエンドモデルの中ではまだ劣る
- 軽い機種、ベゼルレスな機種が増えてきた中では重いしベゼルも太い
7位:Galaxy A30
性能:★★★★☆☆☆☆☆☆
カメラ:★★★☆☆☆☆☆☆☆
デザイン:★★★★★★☆☆☆☆
コスパ:★★★★★☆☆☆☆☆
オススメポイント
- 安い、auオンラインショップのキャンペーン付き契約期間中なら結構安い
- 大画面で有機ELのためこの価格帯でも動画などを楽しめる
- 性能面もある程度充実している
注意点
- 廉価モデルではあるが同価格にXperia XZ3が出てきてしまっているため、相対的にコスパは良くなくなっている
- カメラは白飛びが若干しやすい上にピントがかなり迷う傾向にある
オススメランキングとして1位と2位には2019年冬に発売された2機種をいれてみました。
1位は万人にオススメできる機種としてXperia 5を入れました。
Xperia 5は21:9比率のディスプレイが使いやすい(こちらの特性は次のXperia 1の項目で説明しています)だけでなく、そのサイズ感が多くの人にとって使いやすいものと言えます。
6.1インチという情報量の多い画面でありながら、スマホの中でも持ちやすいといわれる横幅70mmを更に下回る68mmという持ちやすさを実現し、『大画面なのにコンパクト』というサイズ感を実現しています。
さらに軽さも164gということで手への負担の少ない重さとなっているため、長時間利用していてもストレスのかからないものになっています。
性能の高さにおいてまず大きな満足感があるわけですが、こうした扱いやすい横幅や重さといったところもしっかりとしたものがあるため、多くの人にオススメできる長期的な利用に適したスマホになっています。
2位にはGalaxy Note10+。
正直なところ価格が高く、ベースのSoCはXperia 5や2019年夏モデルと変わらないスナドラ855ということもあり、コストパフォーマンスではあまり良いものには感じられないものではあるのですが、スマホとしての高性能さ・高機能さというのは他にないものを持っています。
まずシリーズ特有のSペンによる手書き入力への対応はもちろん、スタイラスペンとして指で操作するよりもより多くの機能を利用できるようになっているために普段のブラウジングが劇的に変化していきます。
他にもDeX機能はWindowsやMac上で展開できるようになったため、PCでのAndroidアプリの運用というものがしやすくなっています。
画面は6.8インチということもあり、大画面でパンチホールカメラタイプとなるために没入感の高いディスプレイの広さというのが実現しています。
カメラ性能も非常に高く、動画も写真も美しいままに撮影できる能力を持っているため、かなり万能性の高いスマホとなっています。
価格自体は高いものの、それもある程度許容できるだけの非常に優れた性能と機能を持ったスマホになるため、満足度の高さはauスマホの中でも随一と言えます。
3位以降は夏モデルのSnapdragon 855機種が中心となっています。
その中でもオススメできるのはXperia 1です。特にその21:9という比率の超縦長な画面が、Xperia 5同様に使い方によっては非常に快適に使えるものになっています。
画面が縦長であることによって、特にTwitterなどでは顕著ですが1画面に表示される情報量が増え、わざわざ何度もスクロールしなくても大体の情報を視界に入れることができます。
これはTwitterやウェブコンテンツを読み進める時に助けとなってくれて、情報をより取り入れやすくしてくれています。見た目以上にツールとしてのスマホの能力というものを向上させてくれる情報量表示の多さなので、情報収集や作業の類をより快適にしたい人にオススメできます。
動画などは黒帯が出てしまうものがほとんどですが、それもそこまで気にならないですし画面の比率とサイズ感はメリットしかありません。
4位と5位はGalaxy S10シリーズをランクインさせました。
この2つもやはりSnapdragon 855を搭載した高性能モデルになり、特に軽さは驚異的です。
6.4インチのS10+も相当に軽いですが、6.1インチのS10の軽さも他の大画面機種と比較しても軽すぎるレベルになっています。
長時間触っていたりちょっと無理な体制で持ったりしていても、負担が全然感じられないほどに軽くなっているために長く使うことを考えた時の快適さというのは非常に強い機種になっています。
さらにカメラは現在のauのラインナップの中では最強のものを有しています。Xperia 1もかなり良いところまで来ていますが、それを上回るカメラ性能を持っているため、写真を撮る機会が多いという人にもオススメすることができます。
ただ弱点としてはバッテリー持ちが良くない点を挙げられます。特にバッテリー容量が少なめのS10は注意しないと寝る前にはバッテリー残量が5%ぐらいになってしまうこともよくあるものになってしまいます。
このバッテリー問題は選ぶ際の注意点としてありますが、最高性能のスマホが軽くてしかもカメラも良いということで、2019年夏モデルの中では間違いなくオススメすることができる機種となっています。
6位はAQUOS R3。
こちらに関してはAQUOS R2から比較するとかなり進化を果たしており、動作の良さや不具合の少なさ、それに過去モデルと比べた時のカメラの良さなんかは非常に評価することができます。
一方で相対的に見た場合。つまり他のSDM855機種と比較した場合に強みと言えるのはバッテリー持ちの良さとディスプレイの明るさぐらいになってしまっており、それ以外の部分ではこれといって特徴のない機種になってしまっています。
カメラもR2よりは良くなりましたがXperiaやGalaxyと比較するとノイズが多くなってしまいがちで、相対的にはよくないといわざるを得ません。
今回のランキングはこうした各スマホの寸評にもあるような評価で決めさせてもらいました。必ずしもランキング1位の機種を選ぶべき、ということではありませんが、少なくとも上位の機種を選んだ時に後悔というものは起きないでしょう。
ハイエンド機種はすべてSDM855を搭載しているということで、基本の処理能力の部分では全くもって不満はなく、動作自体も気持ちいいものになっているためにこちらもdocomo版同様に「ハズレの機種がない」ラインナップとなっています。
そのため今回の個人的な視点から付けたランキングが低かったとしても、そのスマホが気になっているようであれば基本的な使い心地についてはどのスマホも非常に良いために、購入してみても不満を感じることのほうが少ないでしょう。
7月から9月ごろまでは時期的な要因から発熱に対してどのスマホでも悩まされると思いますが、共通のデメリットとしてはそれぐらいしかありません。今回のラインナップは大分選びやすくなって後悔することも少ないものになっています。
機種変更は頭金がかからないauオンラインショップを絶対に利用してもらいたい
auでもスマホを契約しようという場合にはdocomoどうようにオンラインショップでの契約を推奨します。
ただdocomoの時とは異なりauの場合にはより強い形でオンラインショップでの契約を推奨したいです。docomoに関しては「できる限り」というトーンでオススメしていましたが、auの場合には「絶対的に利用すべき」というトーンで推奨させてもらいたいです。
その理由としてはauがdocomoやSoftBankと比較しても契約時の「頭金」の金額が非常に高くなる傾向にあるからです。
auオンラインショップ以外の、実店舗のauショップや家電量販店では契約の際に頭金と呼ばれるものが発生することが多々あります。
この「頭金」の存在によって、当サイトではauショップや家電量販店での契約をオススメしていません。なぜなら「頭金」があると契約費用が本来必要な額よりも高額になってしまうからです。
そもそも「頭金」とはどういうものかというと、こちらはキャリアの契約に際して全く必要とされていないショップ独自に設定した費用です。本来の契約の形の中で、「頭金」が必要とされることは一切ありません。
ではなぜショップが独自に「頭金」を設けるかというと、「頭金」という形で契約や支払いに関する追加費用を手に入れることができればその分だけショップの利益が増えるからということになります。つまりこの「頭金」が存在している意味としては、ショップに利益をもたらしてくれるから、という意味しかありません。
ユーザー側は頭金を支払っても別に支払い総額が下がったり分割支払いの際に何かメリットが受けられるということはなく、ただただ頭金の金額分だけ余分な支払いをしてしまっていることになります。例えば10万円のスマホ代に頭金が1万円ついた場合、車などの頭金のように10万円から頭金分を引いて残りを分割ではなく、単純に10万円にプラスして1万円の費用がかかるというのがスマホの頭金のため、スマホを契約するうえでは絶対に避けなければならないものになります。
本体代金 | 頭金 | 支払い総額 | |
車の購入などにかかる頭金 | 100,000円 | 10,000円 | 本体代90,000円+頭金10,000円 |
ケータイショップの頭金 | 100,000円 | 10,000円 | 本体代100,000円+頭金10,000円 |
「頭金」が存在しているとそれだけで今回のauのスマホの契約は、普通に契約するよりも損をしてしまうものになってしまいます。
この頭金はdocomoでもSoftBankでも発生してしまうため、どのキャリアでもなるべく頭金のかからないオンラインショップで契約することをオススメしているのですが、特にauではそのオススメの度合いを強くしています。
その理由としてはauの場合頭金の金額が高額になりやすく、また頭金をつけているショップも非常に多いからです。
docomoやSoftBankだと設定されている頭金は5400円~10800円程度なのですが、auの場合は5400円~16200円と他のキャリアよりも高額な金額をつけているショップが目立ち、また頭金自体を用意しているショップが非常に多いために「損をする契約」をする確率というのが他のキャリアよりも高くなってしまいます。
こうした理由からauのスマホを契約する場合、特にキャッシュバックなんかがほぼ期待できない機種変更で契約する場合には、実店舗のショップを使うよりもオンラインショップで契約したほうが何倍もお得になる可能性を秘めています。
今回ランキング化した2018年夏モデルを中心としたスマホの契約だけでなく、auのスマホを契約していく場合にはこうした頭金が高額という理由から、オンラインショップで頭金のかからない契約というものを目指すようにしましょう。