docomoの2018年夏モデルは全部で10種類近く発売されていますが、その中から今回紹介する『arrows Be F-04K』に興味を持った人はかなりスマホを見る目があると言えます。
『arrows Be F-04K』は夏モデルの中でも
- 価格の安さ
- 維持費の安さ
- 性能・機能のバランス
といった3つのスマホ契約に関して必要とされる要素を高い水準の内容で満たすことに成功しており、夏モデルの中でも特異なほどにコストパフォーマンスの良いスマホ契約となっています。
夏モデルでこのarrows Be F-04Kに対抗できるほどの機種となると、LG Style L-03KとXperia XZ2 compact SO-05Kぐらいであり、コスパにおいては夏モデルの中でも群を抜いている存在です。
今回の記事ではarrows Be F-04Kの価格情報・維持費情報・端末レビューを通じた使いやすさの紹介を行っていきますが、結論から言ってしまえば夏モデルの中ではこれら3つのバランスがトップクラスに良いスマホとなっているので、F-04Kに興味を持ってこの記事にたどり着いた人はその目利きの良さを信じて説明を読まずにパパっと購入してしまっても良いかと思います。
それぐらいにF-04Kは価格や性能といったところの契約内容が優れているので、万人にオススメすることができるスマホです。
まあ具体的にいくらの価格、いくらの維持費、実際の使い勝手というのは目を通しておきたいと思うので、今回の記事ではそれらをまとめたいと思いますが、ぶっちゃけた話文句なしのオススメスマホなので、結論としては「迷わず買い」ということだけは先にお伝えしておきます。
arrows Be F-04K価格情報
docomo with機であるarrows Be F-04Kは当然価格も安いです。まずはこちらを見てもらってコスト面での優秀さを見てもらいましょう。
F-04K価格 | 33696円(1404円×24回) |
---|---|
docomo with割引 | ▲1620円 |
実質価格(24ヶ月目の価格) | マイナス5184円 |
docomo withの中でも人気の高いAQUOS senseとGalaxy Feelの価格も併記しましたが、この2つのちょうど中間に位置する価格で購入しやすいのは間違いないです。
2年間での実質価格も0円以下。3年4年と長期間使うことによって実質価格はどんどんマイナスになっていく特殊さを持ったお得な契約スマホです。
価格はスマホの契約においては迷う必要のないレベルに安いものとなっているので、まずここで大きな満足感を得られるのは間違いないでしょう。
arrows Be F-04K維持費情報
維持費に関してはarrows Be F-04Kはdocomo with機となるため、「安さが長く続く」ことになります。一度決まった料金がその後の運用期間中ずっと継続していくことになるので、2年満了で維持費が変化して買い替えが必要になるなんてことにはなりません。
子回線 | シンプルプラン | カケホライト | カケホ |
---|---|---|---|
基本料 | 1058円 | 1836円 | 2916円 |
spモード | 324円 | ||
シェアオプション | 540円 | ||
docomo with | ▲1620円 | ||
合計 | 302円 | 1080円 | 2160円 |
代表回線 | シンプル+ベーシックパック | シンプル+ベーシックシェアパック |
---|---|---|
基本料 | 1058円 | |
spモード | 324円 | |
パケットパック | 3132円~7560円 | 7020円~16200円 |
docomo with | ▲1620円 | |
合計 | 2894円~7322円 | 6782円~15962円 |
上記の維持費は一例ではありますが大体の人が契約することになる料金プランに近いと思います。
最安では302円(税抜き表記では280円)というスマホの料金としては安すぎる金額で使うことも出来るようになっていて、これなら家族のスマホの一部をarrows Be F-04Kで構成して家庭における通信費を節約することが出来ます。
そしてこの302円を中心とした非常に安い維持費は、docomo withの割引によって実現しているため、2年間の限定的な料金ではなくてプランを継続して使う限りは3年でも4年でもこの維持費のまま使うことが出来るようになっています。
この長年にわたって割引を適用した維持費で使い続けられることによって、arrows Be F-04Kのコストパフォーマンスにおけるコストの部分においては文句なしに安いという評価を行うことが出来ます。
docomo withは毎月1620円の割引が得られる通信費割引サービスですが、月々サポートのように2年で割引が終了することはありません。
割引が終了するのは「回線の解約」「機種変更を行いdocomo withを上書きした場合」となっています。
このためあまりスマホを頻繁に機種変更しない家族なんかには、arrows Be F-04Kを契約してあげることで数年間格安な維持費へとスマホ代を落とし続けることが出来ます。
arrows Be F-04Kレビュー
上記の価格と維持費を見てもらえればarrows Be F-04Kの魅力であるコストパフォーマンスの良さの内、コストの良さについては理解してもらえるでしょう。3万円前半で買えてシェアオプションなら302円の最安値で使えるスマホがMNPなどいらず機種変更で契約出来てしまうのは契約として魅力です。
そしてarrows Be F-04Kはパフォーマンスの部分でも価格の安さには見合わないレベルの使いやすさを見せているため、冒頭でも書いているように「迷わず買い」なスマートフォンになっているわけです。
以下ではarrows Be F-04Kのスマホとしての実力を確認してもらいましょう。
Geekbench4,000点以上でdocomo with最上位の性能
SoC | Snapdragon 450 |
---|---|
RAM | 3GB |
ROM | 32GB |
ディスプレイ解像度 | 5インチ HD |
arrows Be F-04Kの性能はdocomo withの中でも現時点ではトップクラスです。
体感でもAQUOS senseのような微妙に感じるスクロール時のモッサリ感、Galaxy Feelの負荷がかかった時の初動の悪さといったものに比べると、動きのほとんどがスムーズに流れていくためスペック不足を体感として感じることが少なくなっています。
これはベンチマークスコアを比較するとさらにわかりやすくなります。
AQUOS sense | Galaxy feel | arrows Be | |
Geekbenchスコア | 1935 | 3721 | 4011 |
ベンチマークスコアを比較してみるとarrows Be F-04Kのみがなんと4000点を記録しており、2000点以下・3000点後半の2機種と比較した時にそのパフォーマンスの高さというものを強く感じさせます。
この数値の差は前述のように体感する動きの違いにハッキリと現れており、docomo withの中でもarrows Be F-04Kが最上位の性能・使いやすさを実現しているのがわかります。
価格はGalaxy Feelよりも安いのですが、実際の性能ではarrows Beのほうが数ランク上というまさに「コスパの良さ」というものを感じさせています。
arrows Be F-04Kの良さにはこの「docomo withスマホの中でも最上位の性能」という点がまずあります。
実機の動作も良好 たまに軽いタッチ認識が外れるぐらいで基本動作は文句なし
実機についても利用を始めていますが、通常の使用の範疇であれば動きは良いものになっています。
感覚的にはGalaxy Feelよりも各操作が引っかかりなく動き、ストレスなく各操作を行えるのを感じました。
これまでdocomo withの中で一番使いやすい機種はGalaxy Feelだとしてきましたが、このarrows Be F-04Kの登場でその認識は改める必要があります。一番使いやすいのはこのF-04Kの方になります。
性能的にハイスペックスマホのサクサク感やヌルヌル感というのはないですが、ガクッとした動きもなく動作し続けるのでストレスはゼロです。
不満があるとすれば軽く画面をタッチした場合の認識精度が弱く、何回に1回かはタッチを認識しないことがあります。
このためタッチを認識させるために設定項目やリンクの項目はしっかりタッチするようにしないといけません。
日本機能全部入りで使いやすさもdocomo with上位
防水・防塵 | ワンセグ | ハイレゾ |
おサイフケータイ | 指紋認証 | ハンドソープ洗浄化 |
ただarrows Be F-04Kの凄いところは単純な性能だけが良いという点だけに留まらないところにもあります。
docomo withのスマホでは機能が揃っている機種というのが実は少なく、どこか機能が抜け落ちてしまっているモデルばかりだったという弱点があったわけですが、今回arrows Be F-04Kが登場したことによってついにdocomo withのスマホでも「日本向け全部入り」のモデルがようやく用意されたことになります。
arrows Be F-04Kでは防水・防塵はもちろんのこと、後述する耐衝撃に関する機能も高いものを持っています。
もちろんおサイフケータイにも対応していますし、フルセグには対応していないもののワンセグ対応がされています。しかもワンセグは利便性の高いアンテナ内蔵のため、他の機種のように別途イヤホンケーブル兼アンテナを持ち歩く必要がありません。
他にも便利な機能としてブルーライトカットモードを搭載、文字の見やすさを強調するハッキリ文字やくっきり文字といった目に優しい機能も搭載されています。
生体認証では指紋認証を用意しておりロック解除の便利さというのをしっかりと備えています。
足りないのは通信関係でPREMIUM 4Gに非対応という点ぐらいでしょうか。262.5Mbpsではなく150Mbpsの最大受信通信速度となっています。これ以外に関しては目ぼしい機能が全部入りとなっており、docomo withスマホとしては隙のない高い機能性となっています。
この全部入りというポイントはarrows Be F-04Kの良さとなります。
上位モデルの機能を搭載「Exlider」「MIL規格23項目準拠の高耐久性」
一般的な機能の他にも富士通スマホらしい独自の機能も用意されているのがarrows Be F-04Kの強みとなっています。
今回arrows Be F-04Kがもつ独自機能は、上位モデルのarrows NX F-01Kから引き継いだものが多数となっています。
まず機能、と呼ぶには少し特殊ではありますが、arrows Be F-04Kは高い耐久性を持った特徴的な機種となっています。
arrows Be F-04Kには耐久性を高める仕組みがいくつも用意されているわけですが主だったものは以下の3つです。
①:0.3mm画面保護向けの段差
arrows Be F-04Kの本体側面の画面フチには、約0.3mmの段差が生じています。
これは落とした時に画面が直接地面にぶつかるのを防ぐため、フチを0.3mm高くして落とした時にフチから落ちるようにした仕組みです。
この機構によってarrows Be F-04Kは通常のスマホよりも割れにくい耐久性を得ることに成功しています。
②:フレーム一体型で落下ショックを吸収、ゴリラガラス5で画面自体も硬く傷つきにくい
arrows Be F-04Kでは割れないということを一つのポイントにしており、他にも割れない仕組みを用意して落下耐性を強めています。
0.3mmの段差は画面から落とした時の耐性を高める機構でしたが、ボディから落とした時にも衝撃を和らげるためにフレーム全体が一体型の構造になっており、落下時の衝撃を一点で受けるのではなく全体で分散するようになっています。
これにより落下時の故障や強い衝撃からのねじれや画面割れを防ぐことが可能になっています。
そして画面自体もゴリラガラス5を使っており、そもそもが割れにくく擦り傷なども付きにくいディスプレイとなっています。
価格の安いモデルではあるものの、arrows NXの機能の蓄積を活かして耐衝撃性・高耐久性といったものがしっかりと備わっており割れないスマホというのを実現しているのがarrows Be F-04Kというわけです。
③:23項目のMIL規格をクリア 酷な環境下でも利用可能
他にもarrows Be F-04Kの高耐久性を見せるものとして、MIL規格と呼ばれる耐性試験において23項目の基準をクリアしているというのがあります。
MIL規格には防水や防塵、それに高湿度や高温・高気圧といった酷な環境下で利用できるか否かの基準が設けられており、それを23項目とスマホの中では非常に多い数をクリアすることで、arrows Be F-04Kは高い耐久性と共に酷な環境下での利用が可能というメリットを得ています。
スマホを使うのを躊躇いたくなるような暑い夏場の日や逆に雪の降るような寒い冬場の環境下であっても、問題なく動作するとのお墨付きを得ているのがarrows Be F-04Kとなっており、ちょっとした雨風の中であれば問題なく利用し続けることが出来ます。
こうした環境にとらわれず使い続けられる高耐久性を備えているというのも、arrows Be F-04Kの特徴であり低価格モデルのスマホとしては非常にコスパを感じさせる機能性の高さとなっています。
上記のような耐久性の他にも利便性があるというのもarrows Be F-04Kの魅力です。
特に目立つのがこちらもarrows NX F-01Kで使うことが出来たExliderです。
Exliderは電源ボタンにタッチセンサーをつけることによって、画面に触らずとも画面の操作が出来るというものになっています。
画面操作は上下のスクロールと画面拡大の2つのみではありますが、どちらも画面に触らずに出来るというのは地味に便利な機能となっています。
画面に触りながらだと誤タップしかねないリンクや選択ボックスの多いページなんかが良くありますが、そういったページを誤タッチすることなくスクロールしたい時や、読み物として長いページを一々指でスクロールするのが面倒な時、画面を汚したくない時なんかにスクロールと拡大表示が出来るというのは本当に地味ですが便利な機能です。
使ってみないと中々魅力を伝えるのは難しいものの、親指一つのちょっとした動きだけで画面を操作できるのは非常に楽だと言えます。
ハイスペックスマホならば不思議ではないかもしれませんが、docomo withのスマホとしては驚くほどに多くの機能・特徴が詰まっているスマホとなっているのがarrows Be F-04Kの凄いところです。
カメラも低価格機とは思えない暗さに強い仕様
ここまででも十分すぎるぐらいにarrows Be F-04Kのパフォーマンスの良さというものを説明してきましたが、もう一つarrows Be F-04Kの良さとして語れるポイントがあります。
それはカメラです。
カメラはdocomo withのどのスマホもそこまでの特徴を持たない「とりあえず付いてる」レベルの品質ばかりでしたが、arrows Be F-04Kのカメラは特に暗さにも強くなっているので夜景なんかも絵になるようになっています。
ハイエンドのカメラほどにはなりませんが、写真にしても問題ないぐらいにノイズの少ない明暗がはっきりした写真を撮ることが出来ます。
またカメラのレスポンス自体も大幅に向上しており、撮影ボタンを押した後の保存含めてのレスポンスが高速になっており、次に写真が撮れるまでの間隔が非常に短くなっています。
流石に昨今のハイスペックモデルのスマホとは比較にならないものの、ただ「あるだけ」だった過去のdocomo with機と比べたら大分マシなものになっているのは間違いないでしょう。
docomoでスマホ代を安くしたいなら第一候補間違いなし、夏モデルの中でも抜群のコストパフォーマンス
ここまでの説明によって最初に説明した
- 価格の安さ
- 維持費の安さ
- 性能・機能のバランス
という3点がarrows Be F-04Kの場合は非常に良い内容で満たされてるというのがわかってもらえたかと思います。
価格は33696円の安さ、維持費も一括購入時は最安302円、そしてスマホ自体の性能もSD450にRAM3GB、日本機能満載かつ割れにくく安心感が随所に用意されているために使いやすいスマホとなっています。
使い古されたスマホ評価の言葉ではありますが、コストパフォーマンスの良さというのは従来のdocomo withスマホ以上に得られるのは間違いありません。
docomo with内の比較だけでなく、夏モデルも含めた中でコスパは抜群の契約内容となっているため、今オススメのスマホとしてarrows Be F-04Kを紹介することが出来ます。
文句なしのオススメスマホとして紹介したい機種なので、興味を持っている人だけでなく安さといったワードに惹かれる人であればarrows Be F-04Kはしっかり満足のゆくdocomoには珍しいコスパ最強クラスのスマホです。
ドコモオンラインショップへのリンクの文がF-04KではなくF-05Kになっています。
マジでした・・・修正させていただきます。ありがとうございます。