docomo夏モデルで密かに注目を浴びているARROWS NX F-06E。
過去の機種が発熱を中心とした不具合を連発しており、ブランドイメージが大きく下がっているARROWSシリーズではあるが、今回はついに発熱CPU、Tegraを捨ててSnapdragon 600を採用している。発熱や不具合がこの変化によりどれだけ抑えられてるのかが見ものだ。
実機を触った感じではまだ発熱は感じられるものの、F-02Eよりはマシになっている。指紋センサーを触って低温やけど、なんてことは今回は無さそうだ。5.2インチフルHD液晶は非常に綺麗で、見やすさや解像度など表示性能に拘る人にとってはかなり魅力的な機種になるのではないだろうか。
ご存知のようにdocomoは夏モデルの販促費を重点投入している。今回のARROWS NX F-06Eと比較するとその差ははっきりしており、「ツートップ」機種とは月々サポートの額が大きく異なっている。
MNPこそ実質0円を実現する高額な額を維持しているものの、新規・機種変更では1365円と「ツートップ」機種と比べるとありがたみの少ない額となっている。
新規・機種変更においては普通にARROWS NX F-06Eを購入するよりも、XperiaかGALAXYを一括購入し回線に高額月々サポート付与、端末を売却後白ロムでARROWS NX F-06Eを購入したほうが全体的な運用費等を安く済ませることができるだろう。
現在ARROWS NX F-06Eの白ロムは55000円前後と定価よりも2万円近く安くなっており、新規・機種変更で購入するよりも安くなっている。月々サポートもこれらの契約方法は低いために、MVNOの格安SIMを使う場合はこちらを購入した方がいいだろう。
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ARROWS NX F-06Eの本体価格は74760円となっている。これを分割購入した場合、3115円×24ヶ月の分割料金になっている
・月々サポート(6月6日時点)
新規・機種変更
1365円(2年間合計32760円)
MNP(本体分割金と同額のため、実質0円に)
3115円(2年間合計74760円)
・最低維持費
ARROWS NX F-06Eを購入検討中で、データ通信をWi-Fiや別の会社のMVNO SIMで利用しようと考えている人は端末契約回線の最低維持費について気になるところだろう。
ここではARROWS NX F-06Eの最低維持費について、新規・機種変更と、MNPそれぞれの場合で計算してみた。
以下がその計算式である。
新規・機種変更の場合(月々サポート 1365円)
タイプXi2ねん | 780円 |
Xiパケホーダイ ダブル | 2100円 |
月々サポート | ▲1365円 |
eビリング | ▲21円 |
ユニバーサル料 | 3円 |
合計(本体代一括購入時) | 1497円 |
分割本体代 | 3115円 |
合計(本体分割購入時) | 4612円 |
機種変更においてはこのようなプランでひと月あたりの最低維持費は1497円と非常に高額になってしまう(月々サポート利用時)。(月々サポートを使わない場合は音声契約のみで762円で維持できる)
なお、この契約状況からデータプランである「Xiデータプラン2 にねん」と呼ばれる2500円からのプランを契約すると、最低維持費は1117円まで下げることができる。
月々サポートも低く、新規や機種変更では一括購入での価格も安くなる可能性が低く、新規・機種変更での購入において最低維持で回線を持つという方法は現実的ではない。白ロムを購入したほうが無駄な回線維持もなく気楽に持てるだろう。
回線を寝かせた場合のデータ通信については以下のMVNO SIMをオススメしておく。総合的にはOCNのこれかIIJmioの2択だろう。速度が出ないとの不満が多い日本通信やBIGLOBEよりもMVNOの質としては非常に高いものを有するはずだ。
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MNPの場合(月々サポート 3115円)
タイプXiにねん | 780円 |
Xiパケホーダイダブル | 2100円 |
月々サポート | ▲3115円 |
eビリング | ▲21円 |
ユニバーサル料 | 3円 |
合計(本体代一括購入時) | 3円 |
分割本体代 | 3115円 |
合計(本体分割購入時) | 3118円 |
このような料金プランを組めばMNPで契約した場合の最低維持費は3円ということになる。
※3円維持について計算上はマイナスになるが、ユニバーサル料は月々サポートで相殺されないため、3円の維持費はかかってしまいます(eビリング適用を適用させるとマイナス料金。docomoの請求額は0円になるが、あえて3円維持表記にしている)。
・通常利用での料金
ここではARROWS NX F-06Eを購入し、そのまま通話プラン、パケットし放題プランに加入した場合の利用料金を考えていきたい。
パケットし放題のプランについて、docomoではいくつかの利用形態に応じたパケホーダイのプランが用意されている。今回は1台持ちを想定したスタンダードなプラン「Xiパケホーダイ フラット」で計算をしている。速度制限が7GBを超過してからのプランになる。
新規・機種変更の場合
タイプXi2ねん | 780円 |
Xiパケホーダイフラット | 5985円 |
SPモード | 315円 |
月々サポート | ▲1365円 |
eビリング | ▲21円 |
ユニバーサル料 | 3円 |
合計(本体代一括購入時) | 5697円 |
分割本体代 | 3115円 |
合計(本体分割購入時) | 8812円 |
MNPの場合
タイプXi2ねん | 780円 |
Xiパケホーダイフラット | 5985円 |
SPモード | 315円 |
月々サポート | ▲3115円 |
eビリング | ▲21円 |
ユニバーサル料 | 3円 |
合計(本体代一括購入時) | 3947円 |
分割本体代 | 3115円 |
合計(本体分割購入時) | 7062円 |
以上が通常利用による運用費である。
新規・機種変更では一括購入でも運用費が5700円を超えるという高額な金額がかかってくる。どうしてもAQUOS PHONE ZETA SH-06Eを使いたいのなら前述したように、GALAXYかXperiaを一括購入し月々サポートを回線を適用、端末を売却しZETAの白ロムを購入したほうが無難な運用になるだろう。
今回は通信制限が7GB制限のXiパケホーダイフラットを利用して計算しているが、この他にも通信制限が3GBのXiパケホーダイライトがあり、そちらだと通信制限になる通信量が低めに設定されている代わりにもう1000円ほど維持費は安くなる。
自分の利用方法に応じたパケホーダイの選択をしていただきたい。
最低運用データ回線
ここでは通話が利用できないが、データ回線契約でネット利用が可能なプランでの契約による最低運用費を計算してみた。
計算に利用するプランはデータプランである「Xiデータプラン ライト にねん」に「Xiデータプラン ライト割」をつけたプランだ。
これを利用すると月3GBを超えると128kbps通信制限がかかるものの、月3980円からネットが可能だ。さらにここに月々サポートによる割引が加わるため非常に安くネットし放題の回線が持てる。
新規
Xiデータプラン ライト にねん(ライト割適用済み) | 3980円 |
SPモード | 315円 |
ユニバーサル料 | 3円 |
eビリング | ▲21円 |
月々サポート | ▲1365円 |
合計(本体代一括購入時) | 2912円 |
分割本体代 | 3115円 |
合計(本体分割購入時) | 6027円 |
MNP
Xiデータプラン ライト にねん(ライト割適用済み) | 3980円 |
SPモード | 315円 |
ユニバーサル料 | 3円 |
eビリング | ▲21円 |
月々サポート | ▲3115円 |
合計(本体代一括購入時) | 1162円 |
分割本体代 | 3115円 |
合計(本体分割購入時) | 4277円 |
MNPならば1162円でネットし放題の回線が手に入ることになる(端末一括購入時)。特に音声通話を求めていない人はこちらの契約方法がお得になるだろう。
なおこれらの金額は6月6日時点での月々サポートおよびdocomoの料金プラン・キャンペーンを利用した計算となる。
時期によって月々サポートや利用できるキャンペーンなどが異なるため、各自購入時に再度変更点などを確認してほしい。
新規等で買うと月々サポートが増額されましたが、これは良い案件でしょうか・・・・?
うーん、もしも新規で使い倒したいというのなら有りかもしれませんが、自分でしたらご愛顧落ちを待つか白ロム買いますかね。
それほど大した月サポ量でもないので。
auのプリペイドからMNPも考えていますがそちらはどうでしょうか・・・。 月々サポートで機種代は0円になりますよね・・・。
一応MNPだと実質0円ですが、月々サポートで「機種代同等の通信費が割り引かれる」だけであって機種代自体はかかりますね。
今だとMNPで一括4万円ちょっとが相場かと思うので、安い回線も一緒に欲しい場合はアリかと思いますが、よほどの案件でない限り数万円分の機種代は発生するかと思います。