auからMNPしてdocomoのiPhone5sへ移動する際の費用 解約金・違約金・事務手数料

 

iPhoneがdocomoから発売！という報道が盛んになってきているので、それに便乗した記事を。

この報道が現実のものになるかどうかこの文章を書いている時点ではわからないが、いつかくるdocomoからiPhoneのXデーに役立つと思われるdocomoへののりかえ費用について計算してみたので活用して欲しい。

今回はiPhone5において対応エリア（対応周波数）に誇大広告のあったau編だ。Androidでは快適なLTE生活が可能であるが、iPhone5においては快適さはSoftBank版に負けている印象が強い。◯問題もあり、次のiPhoneはau以外でと考えている人もいることだろう。こうした人向けにauからdocomoへとMNPする際の費用を計算したい。

今回の費用計算については一般的なauの契約方式「シンプルコース」で契約している場合で計算している。MNPをするために必要な転出予約番号は157への電話かauショップで取得可能だ。

auの解約MNP費用（更新月以外）

 

まずはau側からの転出費用を計算してみたい。基本は契約時に誰でも割（古い人は年割）に加入させられていると思う。今回はその2年（1年）縛りの非更新月にMNPした場合を想定した費用だ。更新月まで待てばもちろん2年契約の解約金はかからないためお得になるが、2年待つというのは大変な労力かと思う。店によっては解約金相当の額をキャッシュバックしていたり、今持っている機種を売って解約金に充足させるといった方法をとるなどすれば、それほど解約金の存在は気にならないかと思われる。このような解約金の帳消し策が使えるようなら、欲しい機種を早めに手に入れられる非更新月でのMNPをオススメしておきたい。

非更新月に必要な費用は以下のようになる。

誰でも割契約解除料金	9975円
転出事務手数料	2100円
合計	12075円

 

誰でも割（年割）を2年（1年）契約の非更新月で辞めてしまうと契約解除料金（解約金・違約金）が発生する。その他にも転出事務手数料と呼ばれる費用も発生する。

 

docomoとの契約

 

docomoとの契約にも本体代金以外の費用がかかってしまう。といっても基本的な費用としては契約時の事務手数料のみだ。事務手数料は3150円。

docomo契約事務手数料	3150円
ａｕ側手数料	12075円
合計	15225円

 

auからdocomoへのMNP費用は基本これで全てだ。

• 契約解除料金
• 転出事務手数料
• 契約事務手数料

このようにau側の解約金と転出時の事務手数料。そしてdocomo側の事務手数料のみという簡単な組み合わせだ。

 

オプション

 

基本的には上記の費用で済む・・・はずなのだが、docomoと契約時にオプション契約を求められることが多々あるのでそちらの費用も必要経費として頭の片隅にでも入れておいてもらいたい。代表的なものは以下の通り。

• Xiカケホーダイ
• iチャンネル
• d ビデオ
• iBodymo
• 地図ナビ
• iコンシェル
• NOTTV
• ドライブネット
• あんしんパック
• おすすめパック

iPhone発売時にこれらオプションがどれだけ対応してくるかは不明だが、平均1000円～3000円分は取られると思って頂きたい。オプションは解約しない限り毎月課金されるが、解約金はかからないものばかりだ。

 

その他分割払い割賦契約分

 

どうしても費用としてかかってしまう事務手数料や解約金が基本的なMNP費用であるが、もしもau側で契約している端末が分割購入（割賦契約）を行っている場合、残りの本体代金の支払いが課せられる。

例としてauのiPhone5を分割購入して6ヶ月たった状態を想定してみよう。この状態からdocomoへMNPする場合は上記のMNP費用に加えて、iPhone5の残りの分割本体代金の支払いが必要となる。24ヶ月の分割払いで1ヶ月あたりの割賦金額は2140円。そのうち18ヶ月分の分割支払いが未払い状態なので・・・。

例）iPhone5分割支払い6ヶ月目
2140円×18ヶ月	38520円
MNP費用	15225円
合計	53745円

これは1例であるが、分割支払いの期間が長く残っている人ほどかなり高額な支払いが一度に課されることになりそうだ。分割支払いでauの機種を購入した人は自らの月の支払い可能額と相談してdocomoへののりかえを考えていただきたい。

 

以上がauからdocomoへとMNPする際の費用となる。あくまでもこれはMNPをするための一時費用となるため、docomoへ転入後の運用費やdocomoで購入するスマートフォンの本体代金については計算に含まれていない。そちらの計算についてはまた別の機会に。