Wi-Fi+Cellular版iPad Air、iPad mini Retina が発売され、au・SoftBankで関連キャンペーンが提供されている。
キャンペーンの数が両社ともに多く、どれが得でどれが自分の適用可能範囲かわからないという気分にさせられることだろう。
というわけでそうした人向けに大雑把にキャンペーン内容をまとめてみた。ここではau版のiPad向けキャンペーン・プランをみていこうと思う。
それぞれキャンペーンの適用条件と大まかな運用費を出している。計算に使用しているのはiPad Air 16GBの価格と毎月割。16GB以外のモデルを購入検討の際は以下の表から毎月割と本体価格を抜き出して欲しい。iPad mini Retina の価格等はまだ発表されていない。
iPad Air | 16GB | 32GB | 64GB | 128GB |
本体価格 | 65,520円 (2,730円×24ヶ月) |
75,600円 (3,150円×24ヶ月) |
85,680円 (3,570円×24ヶ月) |
95,760円 (3,990円×24ヶ月) |
毎月割 | 58,800円 (2,450円×24ヶ月) |
59,280円 (2,470円×24ヶ月) |
60,240円 (2,510円×24ヶ月) |
61,080円 (2,545円×24ヶ月) |
データシェア
- 4G LTEスマートフォン(フラット加入)と紐付け
- 14年6月までスマホ、タブそれぞれ7GB、6月以降スマホと合わせて9GBまでデータ通信量をシェア
- タブレット側に毎月割は無し
プランの発表時に注目されたキャンペーンがこちらのデータシェアプラン。1,050円でタブレット側をフラット定額で利用可能というもの。親回線となるスマホとデータ通信量をシェアすることで、運用コストを抑えているとのことだ。14年5月までは通信量の制限がスマホとタブレットでそれぞれ7GB、合計14GBまで速度制限なしで利用可能。6月以降はスマホ側の7GB+CPでの2GB追加という合計9GBをスマホとタブレットで分け合う形を予定している。スマホセット割を適用条件に含んでいる施策であるが、対象となるスマートフォン側が4G LTE対応のスマートフォンに限られている点に注意してもらいたい。また6月に予定されているデータシェアへの以降をしない場合は料金が跳ね上がるのでこちらも注意を。
1,050円でフラット定額が使える代わりにタブレット側に毎月割はついてこない。
先取りデータシェア適用 | 1050円 |
LTE NET | 315円 |
合計(一括購入時) | 1365円 |
分割購入代金(24ヶ月分) | 2730円 |
合計(分割購入時) | 4095円 |
スマホセット割
- 3G・4G LTE対応スマートフォン(フラット加入)と紐付け
- タブレット側通信料を980円引き
こちらはデータシェアよりも通信費は高くなってしまうものの、適用条件や14年6月以降も7GBの通信量が利用できるということで条件面で多少優位に立っている。通信費の値引きはタブレット側でわずか980円ではあるものの、毎月割を適用できるためにデータシェア側との差額は1,000円ほどで済む。3Gスマートフォンのプランでも利用できるため、メイン回線に無料通話付きのプランを組みたい人でiPadを持ちたい、という要求に答えているキャンペーンかもしれない。auスマートバリューを適用の場合はスマホセット割は適用できない。
基本使用料(LTEフラット for Tabスタート割適用時) | 5460円 |
スマホセット割 | ▲980円 |
LTE NET | 315円 |
毎月割 | ▲2450円 |
合計(一括購入時) | 2345円 |
分割購入代金(24ヶ月分) | 2730円 |
合計(分割購入時) | 5075円 |
ゼロスタート定額
- 基本使用料が0円からの従量制
- 上限4,980円。毎月割も発生
- スマートバリューあるいはスマホセット割の適用回線のみに適用可能=フラット定額加入のスマホ必須
SoftBankのゼロから定額と同じと言えばわかる人にはわかってもらえるだろう。基本料金が0円からとなるため、回線を寝かして本体だけ欲しいという時に重宝するキャンペーン。Wi-Fiモデルより定価の高いセルラーモデルの回線をわざわざ寝かしてどうするのかという疑問の沸く人もいるだろうが、いわゆる一括案件が登場した際にはWi-Fiモデルよりも圧倒的にお得になるため、そうした案件が出てきた時のために覚えておきたいキャンペーンである。スマホセット割あるいはauスマートバリューの適用条件を満たした際に選択できるプランのようだ。SoftBankの場合はWi-Fiスポットの利用料金がかかるものの、こちらは11月末までに契約すればWi-Fiスポットの料金がかからず0円維持が可能とのことだ。
一応通信してしまっても上限は4,980円。しかも通信費が発生した場合は毎月割が適用されるため、結果的に安めのプランになっている。
ゼロスタート割 | |
+(スマホセット割適用) | 0円~4980円 |
LTE NET | 0円~315円 |
au Wi-Fiスポット (11月末までの契約) | 0円 |
毎月割(通信時) | ▲2450円 |
合計(一括購入時) | 0円~2845円 |
分割購入代金(24ヶ月分) | 2730円 |
合計(分割購入時) | 2730円~5575円 |
※本体分割代金に毎月割は非適用
データシェアとスマホセット割との間で月額が1,000円ほど変わっている。適用条件としては4Gスマホのみか3Gスマホも対象かということなので、4G LTE対応のスマートフォンをフラット定額で利用している人はデータシェアキャンペーンを適用させたほうがいいだろう。データ通信量も14年5月までは一応7GBまで使えるため、4G LTE対応スマートフォンを所有の人があえてスマホセット割側のプランを選択する必要は無さそうである。