docomo/au/SoftBankから発売されるXperia 5についてレビュー・及びスペック・機能・カメラの確認・検証をしていきます。
Xperia 5はXperia 1の後継・サイズを変更してコンパクトにしたモデルとなります。
基本性能といったところはXperia 1を引き継ぎながら、小型化によってより扱いやすくなっています。
Xperia 5(エクスペリア ファイブ)| ソニーモバイル公式サイト
6.1インチと数値上は小型モデル感はないものの、実際に持った時の持ちやすさといったところは小型モデルに近い体感を実現した快適さが特徴のモデルです。
docomoではXperia 1の生産を終了してこちらのXperia 5を今後のXperiaのメインモデルとしてきており、サイズ的な扱いやすさ含めて万能性に期待感が高まっているのを感じられます。
21:9の比率を持つ縦長のシネマワイドディスプレイは特徴的ではありますが、これが意外なほどに便利で使いやすいものになっているため、その辺りのメリットなんかもレビューで伝えることが出来ればと思っています。
契約は各オンラインショップで受け付けています。
Xperia 5スペック
Xperia 5 | |
SoC | Snapdragon 855 |
RAM | 6GB |
ROM | 64GB(micro SDカード512GB対応) |
バッテリー | 3000mAh |
重さ | 164g |
ディスプレイ | 約6.1inch 2520×1080(フルHD+) |
アウトカメラ | 1220万画素(広角) 1220万画素(超広角) 1220万画素(望遠) |
インカメラ | 800万画素 |
サイズ | 158×68×8.2mm |
特徴
- 幅68mmのコンパクトモデル相当のサイズ
- 持ちやすさはXperia 1以上に進化、それでいてそこまで画面が小さくなっていない
- ディスプレイのアスペクト比は21:9で6.1インチ
- 表示は縦長、動画には不向きだがスマホ向けのサイトでは情報表示が増える
- 軽くて薄い
- ノッチ無しのデザインで気持ちが良い
- カメラ性能はXperia 1とほぼ同等
- 防水・防塵、おサイフケータイで使いやすさは従来機通り
Xperia 5の特徴は「画面が大きいのに横幅が狭くて持ちやすい」というものに集約されています。
縦には長いサイズですが、横幅はiPhone 8とほぼ同等となっており、手に持った時の負担感が数値上のサイズから感じられる印象よりもずっとポジティブなものになっています。
横幅が狭い一方で21:9のアスペクト比を持つディスプレイとなっているため、縦のサイズは長くなっており通常の6.1インチのスマホよりは縦長となります。
この縦長ディスプレイのメリット・デメリットは後述しています。
SoCにはスナドラ855を利用し、RAMが6GBというのはXperia 1と変わらないスペックで、基本的にサイズの変更がされたXperia 1というのがXperia 5と考えればいいでしょう。
ROMは海外版の128GBから国内版は64GBに。この容量では心許ないのは間違いないため、SDカードは買っておくと良いでしょう。
重量は164gと最新のハイエンドモデルの中では軽く、サイズの持ちやすさと相まって快適さを増しています。
この辺りXperia 1よりも万人向け感を強く感じるサイズ変更となっており、docomoが主軸をXperia 1からこちらのXperia 5に変更してきたというのも頷けます。
防水・防塵、おサイフケータイといった日本向けの機能は当然揃えてきているため、扱いやすさはしっかりとしています。
スペックを見た限りでは小型感はあまり感じにくいですが、触ってもらえば間違いなく小型なコンパクトモデルに近い操作性を感じさせ、なおかつ画面も大きいという特徴を持ったスマホになっており、かなり特徴的なモデルがこのXperia 5という事になります。
Xperia 5 SO-01M/SOV41/901SOの機能性チェック
検証やレビューに入る前にXperia 5の機能について、個人的に気に入ったものや便利に使えたものを紹介します。
主要機能
- 防水・防塵、おサイフケータイ
- 生体認証は指紋認証のみ
- アンビエント表示(Always On Display)
- ゲームエンハンサー
- ディスプレイのアスペクト比は21:9
- 画像処理エンジンにX1 for mobile
- HDR規格、BT.2020の色域、10bit信号に対応したクリエイターモード
- BIONZ X for mobile、瞳AFなどデジタル一眼の技術を搭載
- シネマプロ撮影
21:9のシネマワイドディスプレイ採用のコンパクトモデル
Xperia 5は普通のスマホとは違います。
スマホにおいて常に目に触れる箇所・利用する箇所であるディスプレイのアスペクト比が21:9という独特のものになっています。
最近のハイエンド端末でも基本のベースとなるアスペクト比は18:9となっている中で、ここ最近のXperiaだけが21:9という超縦長の画面を用意しています。
この超縦長の画面は合う人にはめちゃくちゃ満足してもらえるものになると思います。
画面が縦長になると、画面が大きくなるのに横幅は狭いままなので持ちやすく、そして縦にスクロールするスマホ向けのサイトやアプリを見るのに非常に便利、という利点が得られます。
こちらのディスプレイの独自性に関する詳しいメリット、それにデメリットは後述しているのでそちらを読んでおいてください。
とにかくこの21:9というシネマワイドのアスペクト比は最近のXperiaシリーズしか持っていないメリットです。
ディスプレイはXperia 1よりも進化したとの評価
海外でのレビューサイトではXperia 5はXperia 1よりもディスプレイのコントラスト比が上がってよりクッキリと見やすい表示・色表現ができているという評価がされています。
まあこちらについては個人的に検証してみてもよくわかんなかったのですが、単純にXperia 5のディスプレイは綺麗です。
「X1 for mobile」
「HDRリマスター」
といった画質処理エンジンを搭載していますし、このディスプレイを活かした
クリエイターモード(※HDR規格、BT.2020の色域、10bit信号に対応)
というのも搭載されています。
ディスプレイはその独特なアスペクト比だけでなく、美しさや品質といったところでもハイエンド端末らしい品質を持っています。
CinemaProアプリを用意、Xperia 1のものよりもマイナーチェンジ
Xperia 1で用意されていたCinema ProはXperia 5でも利用できます。
しかもXperia 5の方がアプリとしてより洗練されている詳細な設定項目を選ぶことができます
Cinema Proでの撮影がXperia 5ではより使いやすくなるというわけです。
といってもこの撮影モードはガチのプロ仕様となるのであまり使うことはないと思います。
自分には理解不能でした。
ゲームエンハンサーが進化、実況や協力プレイをより楽しみやすく
昨今のスマホはゲーム機能を強化。
Xperia 5でもその傾向は大きく強まっています。
Xperiaに搭載されていたゲームエンハンサーはXperia 5からさらに進化しており、より快適にゲームが可能なサポート機能を有しています。
最近のトレンドである実況や協力プレイをよりしやすいような機能が追加。またゲーム中に攻略情報をYouTubeやネットから検索できる攻略補助機能を用意しています。
Xperia 5からの新規機能はこちら。
- ボイスチェンジャー
- オーディオミキサー
- 電話の通知オフ
- カメラキーの無効化
- 高速連写のスクリーンショット
- 検索ウィンドウのサイズ変更
従来機能ではこちらも利用できます。
- ゲームモード(パフォーマンス優先/省電力優先)
- フォーカス設定(メモリー解放/通知非表示/ナビゲーションバーロック)
スマホ自体のゲームプレイではこのゲームエンハンサーがより快適で便利な形で遊ばしてくれるものになるでしょう。
またスマホアプリでのゲームプレイ以外にもPS4のリモートプレイでも遊ぶことが出来ます。
デジタル一眼レフ「α」の技術をカメラに搭載
カメラは3つのレンズで広角・超広角・望遠という最近のトレンドを踏まえてます。
カメラの技術にはSonyのデジタル一眼カメラシリーズであるαの技術が搭載されています。
画像処理エンジンにはαの技術を利用したBIONZ X for mobileを搭載。高速かつ高精度に正確に被写体を捉えていきます。
また瞳AF機能も搭載されており、人物を被写体にした場合に目にピントを合わせて顔をクッキリと撮影することができます。
ハイレゾやDolby Atmosなどで音響面にも力を入れる
オーディオ周りでは
- ハイレゾ
- LDAC
- DSEE HX(圧縮音源をハイレゾ相当に変換する技術)
- Dolby Atmos
といった機能を用意しています。
イヤホンだけでなくワイヤレスイヤホンや本体のみでもオーディオ体験を高めることができます。
Always On Display(アンビエント表示)は便利だが電池持ちは激しくなるので注意
これはメリットデメリットでも詳しく語ってますが。
Xperia 5、というよりも今の最新スマホでは当たり前のように便利な機能として用意されているAlways On Display(アンビエント表示)ですが、この機能をOnにしてXperia 5を使っていくと、かなりバッテリーの持ちが悪くなります。
せっかく使わない時のバッテリー持ちが良いのに、アンビエント表示を使ってしまうとバッテリーの良さというメリットが消えてしまうことになり、なんとも残念な2択を迫られることになります。
便利さとバッテリー、どちらを取るか。これはXperia 5購入後の設定周りで考えていく必要のある項目です。
個人的はアンビエント表示を切った時のバッテリー持ちが驚異のレベルなので、そちらを優先したほうが良いかと思います。
サイドセンスは便利、だがわかりにくいのが改善されず
便利なアプリショートカットやWi-FiなどのOnOffボタンを一発で出せるサイドセンス。
ホーム画面からでもアプリ上からでも簡単に別アプリなどへの移動が可能になるため、アプリ履歴を呼び出さなくてもいつもよりも短いステップでアプリや設定の切り替えが可能になります。
こちらは使いこなすことができれば確実に便利な機能になるわけですが、ぶっちゃけあまり操作性や判定の精度といったものがよくありません。
Xperia 5のカメラ性能
Xperia 5 | |
広角レンズ画素数 | 1,220万画素 F値 1.6 |
超広角レンズ画素数 | 1,220万画素 F値 2.4 |
望遠レンズ画素数 | 1,220万画素 F値 2.4 |
静画機能 | BIONZ X for mobile 瞳AF 10fps AF/AE デュアルフォトダイオード 先読み撮影 スマートカメラ起動 RAWノイズリダクション 背景ぼかしのぼけモード |
動画機能 | ハイブリッド手ブレ補正 Cinema Pro 4K HDRモード撮影 フルHDスーパースローモーション |
インカメラ画素数 | 800万画素 |
インカメラ機能 | F値 2.0 広角レンズ |
Xperia 5のカメラ性能についても検証をしていきます。
Xperia 5のカメラ性能に関しては基本的にはXperia 1と一緒になるため、一緒にXperia 1のカメラ性能検証についてもより詳しく確認したい場合はチェックしてみて下さい。
屋外
若干超広角で撮った写真が暗くなりがちなのが気になりますが、曇り空でも白飛びしないというダイナミックレンジの広さは評価できるポイントになるでしょう。
夜間
気になるのは後述もしている超広角の変色具合。
広角側と比較してしまうと色がおかしくなってしまっているのがわかります。
食事
こちらも後述しているデメリットであるアップで撮影する時のフォーカスの合いにくさというのは特に注意しながら撮影する必要があります。
料理自体の発色はよいでしょう。
人物
人物はインカメラの方が肌の色合いなんかが良いものになっています。
アウトカメラでも瞳AFのおかげでピントは合いやすく、背景にピントが合ってしまうということ場面はほぼありません。
Xperia 5レビュー・評判・評価
機能やカメラ能力についての確認はしたので、次はXperia 5がどのようなスマホであるかというところを各種検証していきます。
ベンチマーク・ゲーミング性能
Xperia 5 | |
SoC | Snapdragon 855 |
RAM | 6GB |
ディスプレイ | 約6.1inch 2520×1080(FullHD+) |
まずスマホの性能についてわかりやすい指標がベンチマークアプリの数値です。
利用したベンチマークアプリは
Antutu
AItutu
GeekBench
の3つ。
それぞれの数値は以下のようになります。
Antutu(Ver8.0.1)
Antutu | Xperia 5 | Galaxy Note10+ | P30 Pro |
---|---|---|---|
スコア合計 | 423231 | 569324 | 479242 |
CPU | 141200 | 129390 | 123094 |
GPU | 172669 | 302938 | 234096 |
MEM | 54173 | 78617 | 69281 |
UX | 55189 | 58379 | 52771 |
AI版Antutu
AItutu | Xperia 5 | Galaxy Note10+ | P30 Pro |
---|---|---|---|
スコア合計 | 187587 | 174780 | 65137 |
画像分類 | 100845 | 91977 | 41155 |
オブジェクト検出 | 86742 | 82803 | 23982 |
GeekBench5.0
Geekbench5.0 | |
---|---|
SCS | 715 |
MCS | 2705 |
RSS | 2305 |
─ |
なんかAntutuアプリが更新されてしまいかなり測定内容が変化。旧来のVer7辺りだと37万点ほどだったのがVer8からは42万点という風になりました。
iOS版の更新がされていないためiPhoneとの比較が正確にまだ出来ていません。
同じスナドラ855を搭載したGalaxy Note10+と比べるとスコアはかなり大きく離されています。
Galaxy Note10+とは同じSoCを使っていても主にGPUスコアにおいて差が生まれているのがわかります。
ここまで差が出るものか、という感じでちょっとAntutuの新バージョンについて不安を感じさせますが、数値的には同じSoCでも10万点近い差が生じています。
一応Pixel 4のリークされている数値が41万点なので、むしろGalaxy Note10+が高すぎるという評価になるのでしょうか。
この数値の差によって何か大きな操作性の変化は起きる、というようなことは無く、基本的には性能が高いだけあってサクサクに動かすことが出来ます。
Geekbenchの方やAI版AntutuのスコアについてはほぼGalaxy Note10+と一緒になっています。
アプリ起動速度・ストレージ読み書き速度
ベンチマークスコア以外にもスマホの性能を図る指標としてアプリの起動時間も確認し、他の機種と比較してみます。
ベンチマークスコアの数値が実際の利用シーンにおいて数値通りの性能を見せるのかということを判定します。
本来は動画などで起動の瞬間を見せるべきなのでしょうがそんな環境はないので手動計測の時間を表にまとめました。
Xperia 5 | Galaxy Note10+ | iPhone XS Max | |
ポケモンGO | 約1秒 | 約2秒 | 約1秒 |
デレステ | 約3秒 | 約5秒 | 約3秒 |
重たいアプリを選んでいますがそれでも高速起動を見せており、ベンチマークの良さが確かなものであるのを感じさせます。
ストレージの読み書き速度もAndroBenchで確認していますが高速さを見せいているのが以下の画像からわかるかと思います。
スピードを見る限りストレージはXperia 1と異なりUFS3.0ということになるでしょう。ただしこちらは海外版となっているため、国内モデルについてはまだ不明のままです。
バッテリー性能
docomo版公表バッテリースペック | |
バッテリー容量 | 3,000mAh |
連続通話時間 | 約1,390分 |
連続待受時間 | 約380時間 |
電池持ち時間 | 約130時間 |
バッテリー容量自体はそこまで多くありませんが、Galaxy Note10+と同等レベルの電池持ちスペックというのを見せています。
100%からのバッテリー状況 | |
放置状態20時間 | 92% |
ミリシタライブ(MV)10回連続 | 89% |
Antutu5回連続 | 86% |
動画2時間視聴 | 90% |
- 輝度はすべて50%(おおよそ室内灯に最適化)
バッテリー性能は結構高め。ただしメリット・デメリットにあるように特定の環境下で相当バッテリー性能は変化していきます。
通常利用時のバッテリーではスタンバイドレインがほとんど感じられず、利用していない時のバッテリー放電というがほとんど感じられない優秀な性能をもっています。
コンパクトなサイズでバッテリー容量もそこまで多くないモデルでありながら、1日使っても電池の消費というのを気にしないで済む機種であるという評価が可能な検証結果を見せています。
ただし後述しているようにアンビエント表示を行うとこのバッテリー性能の高さというのは感じられないものになってしまうので注意が必要です。
便利機能の一つであるアンビエント表示は、このXperia 5の魅力であるバッテリー性能の高さというのを損なうものになっています。
バッテリー性能自体は非常に優秀であるという評価が可能ですが、一部機能が相性の悪い挙動を見せる点には注意がいります。
発熱
発熱についても検証を行ったので参考にしてください。
ベンチアプリ、ゲームアプリを複数回連続で起動した状態の温度です。
Antutu | バッテリー温度 | CPU温度 |
---|---|---|
1回目 | 33.8℃ | 36.8℃ |
2回目 | 36.7℃ | 40.1℃ |
3回目 | 38.9℃ | 43.2℃ |
4回目 | 40.3℃ | 45.8℃ |
5回目 | 42.2℃ | 48.4℃ |
ミリシタMV | バッテリー温度 | CPU温度 |
---|---|---|
1回目 | 33.9℃ | 38.3℃ |
2回目 | 35.1℃ | 38.2℃ |
3回目 | 35.6℃ | 38.7℃ |
4回目 | 36.0℃ | 39.3℃ |
5回目 | 36.2℃ | 39.4℃ |
室温23℃・エアコンあり
発熱はそこそこといった状況。
スナドラ855機種全般とそう大差のない発熱状況といった感じです。
これなら許容範囲と呼べるかもしれません。
若干ボディサイズが小さいために熱が回りやすい印象がありますが、金属ボディということもあり放熱性は高いです。
Xperia 5のデメリット
各検証の次にはレビューとしてメリット・デメリットといったものを利用した感触から挙げていきます。
Xperia 5の実機を使っていく中で感じた問題や気持ちよく使えた部分なんかをピックアップしていきます。
まずはデメリットから。
動画は画面サイズ6インチの割に小さくなる
Xperia 5の画面は6インチ。
それだけ聞くと動画とか電子書籍なんかも比較的楽しめる画面の大きさ、と感じるかもしれませんが、何度も触れている通りこのXperia 5は21:9というアスペクト比となっています。
幅は68mmと18:9や16:9のアスペクト比換算でいうと5.0~5.5インチのスマホに近い横幅になっています。
動画や電子書籍などは基本的に表示を合わせるのが狭いほうを優先するため、縦長21:9のこのXperia 5では主に横幅に合わせて動画や電子書籍の表示サイズが調整されることになります。
そうするとこのXperia 5の横幅はiPhone 8なんかと変わらないため、表示サイズとしてはiPhone 8レベルのものになってしまいます。
画面の大きさとしては6.1インチとなるのがXperia 5ですが、コンテンツのアスペクト比が決まっている動画や電子書籍といったものだと、iPhone 8相当の大きさでしか表示されないために数値上の大画面さというのは全く体感することができません。
スマホ向けのWebサイトや縦にスクロールするコンテンツではこのXperia 5のアスペクト比は圧倒的な情報量を見せてくれるのですが、動画や画像・電子書籍といった比率の決まったコンテンツ、それも16:9や4:3のような比率のコンテンツだと縦の長さが活かせない表示になってしまいます。
アンビエント表示をした時のバッテリー持ちは悪い
デメリットとして正直一番感じたポイントとしてはバッテリー持ちの悪さです。
特にアンビエント表示をした時のバッテリー持ちの悪さは残念です。
先ほどの検証結果ではバッテリーは12時間放置していても95%は残っていましたが、これがアンビエント表示を有効にした時には81%まで落ちました。
これでも決して悪いものではないものの、例えば1日使っていく中でなにもせずに20%も電池が減るというのはかなりキツいものになります。
実際アンビエント表示をつけて利用していくと、自分の使い方では夜の22時ぐらいには10%以下の電池状況になります。これはカメラや動画をほとんど利用しない状況でこの残量なので、他の人の場合だともっとバッテリー残量に余裕はなくなると思います。
アンビエント表示のOnOffによって相当にバッテリー持ちが変わり、しかもアンビエント表示がないと割と不便という良いとこどりができないスマホになってしまっています。
便利に使いたいのなら不便なバッテリー状況で使う必要があるというのは、Xperia 5を使っていく上で残念なポイント・デメリットとなります。
カメラのフォーカスのイマイチさは特に改善されず
Xperia 1で地味にダメだったのはマクロ撮影、とまではいかないまでも接写で料理とかを取ろうとした場合、手前の見せたいものではなくて奥の方にピントがあってしまうというところ。
この問題、地味にXperia 1ではイラつかされたのですが、Xperia 5でも改善がされていません。
料理の写真を撮るときはとにかくピントに気を付けて撮影を行いたいです。
写真になると横幅が狭いため画面が小さく感じてしまうのがXperia 5なので、画面上でピントが合っているかどうかというのもわかりにくいです。
なので近づいて撮影する場合には1枚だけでなく数枚、ピント調節をしたうえで撮影をするといいはずです。
超広角レンズは夜景に弱い
超広角レンズは夜景に弱いです。
超広角レンズでは明らかに違う色が暗い場所の撮影時に出てきてしまっています。
実際の写真を見てもらえればその傾向はわかると思います。
空の部分にかなり緑色が出てきてしまっているのがわかります。またライト周辺で黄色が強くなっているのもわかります。
比較的通常の広角カメラが美しく撮影できる反面、この夜景の超広角レンズで色調が狂うのは残念・デメリットなところでしょう。
Xperia 5のメリット
次はXperia 5のメリットについてを体感として感じたところを挙げていきます。
コンパクト化によってXperia 1よりも持ちやすくて軽い
Xperia 1よりも小型化を果たしたこのモデル。
特にその横幅の狭まり方によって持ちやすさが圧倒的に向上しています。
Xperia 1でも決して持ちにくいというほどでもなかったものの、やはり大きさは感じやすい横幅ではあったために大きいスマホが苦手だという人にはやはり向いていませんでした。
ところが今回のXperia 5はiPhone 8に非常に近い横幅を持ったスマホということもあり、持ちやすさというところではコンパクトモデル同等の扱いやすさがあります。
正確にコンパクトモデルと言うには縦長のためにちょっと違うかもしれませんが、コンパクトモデル相当の持ちやすい快適さを持った大画面スマホといった位置づけができます。
この持ちやすいサイズに収まっているというのはXperia 5の確かなメリット・特徴であり、これは長く使う上でかなり使用感に影響を与えてくるものになるはずです。
長期にわたって使うスマホとして大きさにストレスを感じないというのはXperia 5の良さと言えます。
コンパクト化したのに情報表示は多くスクロール不要
こうした持ちやすさ・コンパクトさというものを持っているXperia 5ですが、ここまで説明してきているようにディスプレイは21:9というアスペクト比を持っています。
このため横幅は狭いのに縦に長くて情報量を多く取得できる画面というものも実現しています。
この1画面で得られる情報量はそのスマホの持ちやすさを考えた時に感動的な多さです。
解像度の違いと文字の大きさの違いこそあるものの、表示量自体はXperia 1に匹敵するものになっています。
1画面でこれだけの情報量が表示されるというのは単純に使いやすいです。
スクロールを頻繁にしなくてもザっと見するだけで何となく全体に書かれていることとかニュースを確認できるようになるというのは、本来小型端末では実現しえないものではあるのですが、このXperia 5ではその21:9という画面比率において実現をしています。
この表示領域の広さというのは他のスマホでは特性上実現できないものになるため、より1画面中に多くの情報を表示させる環境が欲しいという人にはベストな機種になるはずです。
この情報量の多さというのはXperia Z Ultra辺りを使っていたユーザーなんかは特に満足できる特徴でしょう。
1画面で情報がパッと目に飛び込んでくるのはかなり気持ちが良いです。情報を確認するためにスクロールで指を何度も上下させる労力が必要ないというのは思っている以上に快適です。
先ほどの持ちやすくてコンパクトというメリットを持ちながら、表示領域が広くて情報が多く手に入れられるというのはスマホ全体を見てみてもXperia 5だけが持つ特徴といえるでしょう。
それぐらい唯一無二のメリットと言えるのがこの2つの特徴です。
バッテリー持ちはアンビエント表示をしなければ相当に持つ優秀さ
先ほどのデメリットに書いたことと被っていると思われるかもしれませんが、アンビエント表示を有効にした時の電池持ちは悪くてデメリットなのですが、アンビエント表示をしない時の電池持ちはかなり優秀のためにこちらはメリットと言えます。
アンビエント表示を有効にした時とは全く別物のバッテリー持ちを見せてくれるために、アンビエント表示の利便性を捨てれば電池持ちに不安を感じるということが一切なくなります。
アンビエント表示を切って先ほどと同じように自分の使い方でXperia 5を一日通して使ったところ、夜22時でも38%も電池残量があったため、寝る直前まで電池持ちを心配する必要がなく、なんならカメラ使ったり動画視聴なんかをしてもまだまだ十分に行けるものになっています。
時刻やLINE通知を一発で認識できる便利さはなくなるものの、通知LEDは搭載されていますし手に持った時にアンビエント表示が有効化されるモードなんかもあるため、常時有効化を切れば電池持ちは大きく改善されます。
このサイズ感でしっかりと電池を残してくれるバッテリー持ちの良さというのは、Xperia 5の間違いないメリットになります。
便利な機能を使ってしまうと電池持ちが悪くなるというデメリットはあるものの、普通に使っていくのであれば驚異的な電池持ちをコンパクトモデルながらに見せてくれる良さがあります。
価格について:docomoとauはスナドラ855機種としては買いやすい、SoftBankはトクするサポート前提の価格設定
価格についても確認をしていきましょう。
通常価格 (36回or48回払い) |
端末返却型サポート購入価格 | |
docomo | 8万7912円 (2,442円×36回) |
5万8608円 |
au | 9万720円 (2,550円×23回+24ヶ月目3万2070円) |
5万6850円 23ヶ月目返却実質価格 |
SoftBank | 9万8640円 (2,055円×48回) |
4万9320円+9,360円 |
docomoとauの価格設定はかなり良心的。
8万円台とほぼ9万円という価格設定になっており、このまま一括で買っても悪くない金額ですし、スマホおかえしプログラムやauかえトクプログラムの利用で2年間3分の2ほどの価格で使うのにも適しています。
性能の高さなどを考えれば決して悪くない金額ですし、後述してある三井住友カードを使えばもっと安くなるということで、ハイエンドモデルの中では手が出しやすいはずです。
一方SoftBankは10万円を超える価格設定になっており、これは半額サポート+(現トクするサポート)の利用を前提としている価格設定であるのは間違いないでしょう。
※SoftBankは値下げを実施。価格は10万円以下になりトクするサポートで買いやすくなっています。
SoftBankでの契約においては一括購入をするのは損です。2年間の利用を前提としたトクするサポートを利用した契約というのが必要になってくるでしょう。
docomoとauはそのまま何も考えずにお得に買えますが、SoftBankの場合にはトクするサポートの利用が前提となっている上乗せ価格である点を注意してください。
なおdocomoではXperia 1の販売が終了しているため、最新のXperiaあるいは21:9のXperiaとして購入できるのはこのXperia 5のみとなっています。
コンパクトなのに高い情報処理能力を持ち、使いやすさや便利さが際立つ大満足の1台
Xperia 5はかなり使いやすさといったところで優れた特徴を持ったスマホです。
- 軽い
- 持ちやすい横幅
というまずこの2つの要素だけでもコンパクトモデル好きの人には魅力あふれる機種になっていると思いますが、更に優れた要素として
- 1画面内に表示される情報が多い
という特徴も持っています。
普通軽くて持ちやすいサイズのスマホと言うのは画面が小さくて情報量は少なめになる傾向があるのですが、Xperia 5ではコンパクトなのに大画面で情報量をしっかりと1画面中に多く表示してくれるスマホになっています。
こうした特徴はこれまでのスマホにはあまり見られなかった特徴ですが、21:9という縦長ディスプレイを採用したことによって非常に稀有な便利さ・使いやすさを備えたのがXperia 5というものになっています。
Xperia 1でも画面の大きさや得られる情報量の割に使いやすい大きさというメリットがありましたが、今回のXperia 5はその使いやすさをされに強化して大きさを万人向けに調整してきています。
バッテリー性能もアンビエント表示をしなければ高いために、コンパクトなモデルながら快適な運用がしやすい実力を持っています。
個人的にはXperia 1の時点で満足度が非常に高いスマホと言うのをXperiaは実現してきたと思っていたのですが、今回のXperia 5はそれをさらに上回る感動と満足度を与えてくれているのを感じます。
使用感がコンパクトサイズのスマホなのに、6.1インチの大画面、表示領域の広さというのはちょっと異質な感じがありますが、使っていて圧倒的に便利です。
特に縦にスクロールするスマホ全般のコンテンツとの相性が良すぎるので、スマホ向けのページを見る機会が多いほどにXperia 5の良さというのは実感できるものになるでしょう。
多少のデメリットは挙げていますが、それが気にならないほどにとても使いやすくてオススメしたいスマホになっているのがXperia 5です。
価格もハイエンドモデルの中においてはそこまでの高さにはならないため(SoftBank除く)、余裕があって興味があるようなら契約を推奨したいオススメスマホです。
契約はオンラインショップで(特に機種変更)
なおXperia 5を契約しようという場合には、docomoとau、SoftBankのそれぞれのオンラインショップをオススメしています。
その理由は簡単で、各オンラインショップでならばお得に機種変更が簡単に出来てしまうからです。
オンラインショップでは
- 通常2000円or3000円かかる事務手数料が無料(docomoのみ)
- 頭金が0円
- ネットから簡単に手続きが可能
- 2500円以上の価格のあるスマホなら送料無料で自宅に届けてくれる
- チャットサポートで自宅からプランや端末比較の相談ができる(docomoのみ)
こんなにお得で便利に契約できるメリットが数多くあります。
特に事務手数料と頭金といったスマホ契約では必須の支払いがオンラインショップであれば無条件に0円に出来るのはオンラインショップが持つ強烈なメリットなのは間違いないです(docomoのみ)。
こうした端末価格以外の支払い金額というものを気にせずに契約できる、しかも全国から契約可能というのは間違いなくオンラインショップがお得な点と言えます。事務手数料のような本来なら必須の出費をオンラインショップ限定で抑えることができるのは、より安くお買い得に購入しようとするならば得ておきたいメリットになるでしょう。
他にも自宅から全ての手続きが可能なため、わざわざ時間をかけて契約に行く必要もありません。即日スマホが手に入るというスピード感はありませんが、手続きが本当に5分以内に終えることが出来る上に最短2日ほどで到着するのは楽です。時間を気にせず契約できて無駄にもしないのは社会人や主婦の方に大きなメリットになるはずです。
それにオンラインショップの販売ページ内ではチャットサポートが最近では行われており、店頭の便利な要素であるプラン相談や端末の相談といったものも行うことが可能になっています。オンライン契約に抵抗感がある人でもこれなら契約しやすいでしょう(docomoのみ)。
こうした理由から機種変更をするのならばオンラインショップをオススメしています。
期間限定!最大14,000分お得にXperia 5を購入する方法もある
そしてこちらの機種をより安く購入する方法というのも紹介しておこうと思います。
それはイオンカードに新規入会してそのクレジットカードで端末代を一括で決済する、という方法です。
この方法を使えば今回の「Xperia 5」を一括で購入する時に
7,000円相当のポイント還元を得られて実質価格が安くなる
といった形でよりお得に「Xperia 5」を契約することができます。
また「Xperia 5」の契約だけでなく他の支払いとも合わせて10万円分を使うことによって、14,000円相当のポイント還元を得ることもできます。
※追記:現在10万円で14000ポイントの表記が消えています。
最大で14.5%還元をこのイオンカードの新規入会キャンペーンを利用することによって得ることができ、その分お得に「Xperia 5」を契約できるということになります。
もしもすぐに「Xperia 5」が欲しいということでなければこちらのイオンカードのキャンペーンに参加した上で購入をするといいでしょう。
イオンカードのキャンペーン詳細はこちら。
-
- 新規入会を2020年2月29日までに行う
- 4月10日までにクレジット決済をした場合に最大で14%還元
- 金額は指定範囲
- 2万円以上5万円未満の場合は2,800ときめきポイントを還元
- 5万円以上10万円未満で7,000ときめきポイントを還元
10万円以上で14,000ときめきポイントを還元- ときめきポイントは商品ギフトと交換できる他、1ポイント=1円相当で電子マネーWAONに変換できる
- これとは別に通常0.5%還元も付与される(またイオン系列での買い物の場合さらに追加で0.5%で最大15%還元)
- 対象外の商品などは今のところなく、過去のキャンペーンより大幅に条件が緩和されて誰でも還元を受けやすい
今回の「Xperia 5」購入によって5万円以上の条件は確実に満たせると思うので、その時点で7,000円相当が還元されます。
さらに4月10日までに日々の支払いでイオンカードを使っていくことで、10万円以上という条件も満たせてくると思うので、こちらのキャンペーンは今回のスマホをより安く契約するためにも積極的に使っていきたい内容になっています。
クレカ到着まで時間はかかるものの、確実に安く購入する方法・キャンペーンとして結構強烈なお得な内容が用意されているので、うまくこちらを利用して賢くスマホを購入するようにするといいでしょう。
もしも紹介コードを利用する場合は「6778YJ」となります。
追記!!:イオンカードの他にも三井住友カードのキャンペーンが復活したのでこちらも!
2019年末にスマホを安く購入するための方法として爆発的な人気がでた(?)三井住友カードのキャンペーンが再び始まっています。
還元率は前回同様に20%ということで、上記に記載しているイオンカードのキャンペーンよりもお得です。
しかも金額指定範囲が分かれていることもなく、条件もほとんど難しい所もない、そして+αでお得なキャンペーンが用意されているということで、イオンカード同様に作っておくべき価値があるクレジットカードキャンペーンになっています。
本当にこれはスマホ購入前に、というよりもスマホだけなじゃくて少し大きめの買い物をするなら先に作っておきたいカードとなっているので、キャンペーンをまとめておきます。
キャンペーン概要はこちら。
- 三井住友カード新規入会者が対象
- VISAとMasterブランドの両方が対象(ただし今回は先に作成した方のみ還元対象)
- つまりすでに1枚でも三井住友カードを持っている場合には対象外
- 還元は20%で対象上限は6万円=12,000円分の還元
- クレカ利用またはiD決済が対象で対象外条項は特になし=大体のネットショッピングで還元が利用できる
- 加入月の翌々月末がキャンペーン対象期間で、個人差はあるものの約2ヶ月ちょい
- 還元は請求書からマイナス、余った分は口座にキャッシュバック!!!
- キャンペーン対象の申し込みは2月3日~4月30日分まで
- 申し込み期間によって対象期間が異なるので注意
- スマホ向けのアプリ「Vpass」へのログインがキャンペーン条件としては必須
- パソコン向けではなくアプリなので本当に注意
- 新規入会が対象なのですでに所有者だったり切り替えなどは対象外
- 提携カードや法人カードは対象外なので対象カードに注意して申し込みを
- 年会費無料が永年続くキャンペーンも同時に実施
- 10万円を上限に支払い代金が50分の1の確率で無料になるキャンペーンも同時に実施
このようになっています。
イオンカードだと最大15%還元で10万円以上の支払いで14000円相当のポイント還元でしたが、こちらは20%還元で12000円の還元です。そのため上限は6万円までの支払いになります。
イオンカードの方が2000円分多いものの、MAX受け取るためには10万円以上の支払いが必要になるため、少なめの支払いになっても必ず20%還元してくれる三井住友カードの方がキャンペーンとして強烈です。
もしも買うものがそこまでないという場合にはイオンカードよりも三井住友カードを作っておいた方が良いです。
しかもこの20%還元だけでなく今回は、
- 年会費永年無料キャンペーン
- 10万円までの支払い代金が50分の1の確率で無料になるキャンペーン
という2種類のキャンペーンも一緒に行われており、メリットが多すぎるスマホ購入用クレカになっています。
別にスマホだけじゃなく大きめの買い物全部が安くなるわけですが、ただ20%還元されるだけでなく抽選ながらも10万円までの支払い代金が実質0円になるっていうのは驚異的なキャンペーンと言えます。
イオンカードもオススメですが、こちらの三井住友カードはそれ以上にオススメなので、安く購入したいならこちらは必ず作っておきましょう。
まとめて買い物をする予定があるならイオンカードと合わせて2枚。まとまった買い物がなくてスマホぐらいにしか使わないのなら三井住友カードを作っておくと良いと思います。