ガラケーとの2台持ち施策「プラスiPhone割」運用の維持費

 

docomoがiPhone発売と同時に開始している各種キャンペーンの中で、最も意欲的なキャンペーンと言える「プラスiPhone割」。

未だに根強く存在しているガラケーユーザーに機種変更をあえて促さず、2台持ちという形で新たにiPhoneを新規契約をしてもらおうという施策である。基本料やパケット定額の料金を下げることで、2台持ちをしようという人が不安に思いがちな料金面での障壁を低くしている。

最近ではiPhone 5s/5cのMNP特価に対する条件の1つとして出てきており、docomo側で力を入れている施策であることが感じられる。

ここではdocomoのプラスiPhone割を利用した際の維持費・運用費をシミュレーションしてみたい。

この施策はガラケーとiPhoneを2台持ちさせることを推奨している施策であるが、この2台持ちにおけるメリットはいかなるものであろうか。とりあえず思いつくものとしては

電池持ち
電話のしやすさ
メール問題
無料通話プラン
おサイフケータイ

というところだろうか。

定番すぎるガラケーが選ばれる理由を並べているが、待受けの電池持ちの能力はスマートフォンでは真似できないものだろう。悪名高きIS04のようなスマホ不信をもたらす不具合搭載機種も未だ見られ、最新のiOS7ですらメール関連で不安定さを見せており、電話機・メール受信機としてのガラケーへの信頼が未だ厚いのも頷けるところだろう。

電話とメール、おサイフケータイ機能をガラケーで、ネットはiPhoneでという持ち方は、特に社会人においてはリスク分散の効果もある有効な運用方法では無いだろうか。

 

ガラケー側の運用費

と、ここからは以上のような2台持ちを考え、プラスiPhone割を検討している人向けに料金プランの一例をシミュレーションしてみたい。

まずはガラケー側の運用について。

ガラケー側のプランには390円からのパケット定額プラン「パケ・ホーダイ ダブル」への加入が必須になる。

また一年以上継続利用している回線かつ現在「FOMA」&「iモード」契約をしている回線のみが、プラスiPhone割の親回線になれる。

プラン構成については以下の通り。「パケ・ホーダイダブル」への加入を想定し、「タイプシンプルバリュー」が適用外のためそれ以外で一番安い「タイプSSバリュー」へ加入している。

タイプSSバリュー 980円
パケ・ホーダイダブル 390円~
iモード 315円
合計(本体代一括購入時) 1685円

本体代金を既に精算済みのものとして計算をしている。場合によってはガラケー側に月々サポートが適用されている場合がある。そちらの場合、この料金よりももっと安く運用できることだろう。

ガラケー側のプラン構成についてはこれが基本的な計算式になるはずだ。

なお、ここではガラケーという名称で統一させてもらっているが、プラスiPhone割の適用条件はガラケー以外でもFOMA回線ならばスマートフォンでも可能ということだ。iモード契約を別途追加することでプラスiPhone割適用可能回線になるとのことで、DSなどで手続きを済ませておいたほうがいいだろう。

 

 

iPhone側の運用費

iPhone側の運用費についてはプラスiPhone割の適用で、通常よりもおよそ1,300円毎月の料金が安くなる形になっている。

プラスiPhone割では

  • 1年間の基本料無料(780円)
  • 1年間のXiパケ・ホーダイ for iPhone割引き(525円分)

という特典がついてくる。これらの割引きを活用したiPhoneの運用費をこの次では計算してみたい。計算モデルはiPhone 5sの16GBにしている。分割との比較を行うため、プレミア購入プログラムは非適用とした。

iPhone 5s 16GB運用費(プレミア購入プログラム非適用)

タイプXiにねん 780円
Xiパケホーダイ for iPhone 5460円
SPモード 315円
プラスiPhone割 ▲1305円
月々サポート ▲3990円
合計(本体代一括購入時) 1260円
分割本体代 3990円
合計(本体分割購入時) 5250円

 

iPhoneを一括で購入した場合は1,260円・分割で5,250円が運用費となる。

 

また以下ではMNPでの購入に際してのプランを計算してみた。どうやら最近のdocomoはiPhone 5s/5cのMNP一括特価の販売を行う際、プラスiPhone割への加入により通常のMNPよりも更に安い一括価格でMNP案件を創出している。つい最近でもiPhone 5cのMNP一括0円販売を、プラスiPhone割適用可能者に対して先行して行っている。今後これと同じやり方をiPhone 5sにもかけてくる可能性があるため、現docomoユーザーは他社のMNP弾を用意しておけば通常よりも早くiPhone 5sのMNP一括0円案件にありつけることだろう。ここでの計算式はそれを想定したものになっている。

MNP一括案件の場合は今のところプレミア購入プログラムの適用も条件になっている。その場合は月々サポートが減っている。

タイプXiにねん 780円
Xiパケホーダイ for iPhone 5460円
SPモード 315円
プラスiPhone割 ▲1305円
月々サポート ▲2940円
合計(本体代一括購入時) 2310円

プレミア購入プログラムでの購入により月々サポートは減額、それ故に基本料無料特典をつけてもプレミア購入プログラム非適用時よりも運用費は値上がっている。

 

総運用費

プラスiPhone割の運用にはこのようにガラケーとiPhoneという2回線の運用が必要になる。それぞれの回線運用費は安いものの、あくまでも2台持ちによる割引きであるため両者の運用費を合わせた額を考えておきたいところだ。

現時点でiPhone 5sの一括案件は見受けられないため、ここでは分割購入したiPhone 5sとガラケーの最低運用費を合わせたプラスiPhone割の総運用費を出してみたい。

ガラケー代表回線 1685円
iPhone 5s(プラスiPhone割適用) 5250円
合計 6935円

このようになり2台持ちで7,000円以下での運用が可能になる。今後MNP一括案件が出てくるようであればiPhone 5s側が2,310円となるため運用費は4,000円ちょっとということになる。MNP弾を作っての購入を検討しても十分良いレベルになるだろう。

 

注意点

さて2台持ちでも比較的安く済む運用になるプラスiPhone割であるが、注意点も存在する。それはこれらの割引きが1年で終わってしまうということだ。

そのためこれらの計算式はプラスiPhone割適用から1年間の運用費であり、以降は1,305円の運用費増となる。1,305円の運用費増が高いか安いかは個々の判断に任せるが、2年目からはその点に注意してもらいたい。

解決策としては1年後にiPhone側の回線を他社にMNPすることだろうか。その頃にはiPhone 5sもキャッシュバック付きで売られ、iPhone 6(仮)も出ているタイミングであろう。分割の場合は残債の精算が必要であるが、2台持ちで運用費を安くさせる状態を継続したい場合はこのような回線運用も案として示しておきたい。


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