5.7インチのフルHD有機ELディスプレイを搭載したSAMSUNG製スマートフォン/ファブレット端末GALAXY Note3 SC-01F。au版に続きdocomoでも発表となった。今回の驚きはやはりその価格設定。通常の一括価格が92400円ということで、かなり強気すぎる高額設定になっている。9万円あれば数年は困らないハイスペックPCが買えてしまうため、果たしてこの価格設定が適切かどうかが疑問に思うところだ。どうせau版が一括0円になることは確実であるし、国際版も70000円近くなっているためにdocomo版をあえて90000円で買うには覚悟が必要だろう。とりあえずMNPならば月々サポートが3850円と高額なところがあえてdocomo版を選ぶ理由だろうか。MNPによる一括価格が安くなれば、格安な月サポSIMを作る端末としては優れていると言えよう。
GALAXY Note3 SC-01Fの本体価格は92,400円となっている。これを分割購入した場合、3,850円×24ヶ月の分割料金になっている。今のところ、発売早々に白ロム価格が5万円台であるので、機種変更や新規で購入予定の人は白ロムのほうが安く済むことになりそうだ。
「ツートップ」戦略にあたる「おすすめ機種」の中に入らなかったため、GALAXY S4よりも月々サポートが大きく減っている。そのため実質価格もMNP以外は非常に高めだ。
・月々サポート(10月10日時点)
新規
2,205円(2年間合計52,920円)
機種変更
1,785円(2年間合計42,840円)
※はじめてスマホ割適用時に210円毎月増額。
MNP(本体分割金と同額のため、実質0円に)
3,850円(2年間合計92,400円)
・最低維持費
GALAXY Note3 SC-01Fを購入検討中で、データ通信をWi-Fiや別の会社のMVNO SIMで利用しようと考えている人は端末契約回線の最低維持費について気になるところだろう。
ここではGALAXY Note3 SC-01Fの最低維持費について、新規・機種変更と、MNPそれぞれの場合で計算してみた。
以下がその計算式である。
新規の場合(月々サポート 2,205円)
タイプXi2ねん | 780円 |
Xiパケホーダイ ダブル | 2100円 |
月々サポート | ▲2205円 |
eビリング | ▲21円 |
ユニバーサル料 | 3円 |
合計(本体代一括購入時) | 657円 |
分割本体代 | 3850円 |
合計(本体分割購入時) | 4507円 |
新規においてはこのような料金プランを組むことで契約回線の最低維持費は657円になる。(一括購入時。)(月々サポートを使わない場合は音声契約のみで762円で維持できる)
機種変更の場合(月々サポート 1,785円)
タイプXi2ねん | 780円 |
Xiパケホーダイ ダブル | 2100円 |
月々サポート | ▲1785円 |
eビリング | ▲21円 |
ユニバーサル料 | 3円 |
合計(本体代一括購入時) | 1077円 |
分割本体代 | 3850円 |
合計(本体分割購入時) | 4927円 |
機種変更においてはこのようなプランでひと月あたりの最低維持費は1077円となる(月々サポート利用時)。(月々サポートを使わない場合は音声契約のみで762円で維持できる)
なお、この契約状況からデータプランである「Xiデータプラン2 にねん」と呼ばれる2500円からのプランを契約すると、最低維持費は697円まで下げることができる。
MNPの場合(月々サポート 3,850円)
タイプXiにねん | 780円 |
Xiパケホーダイダブル | 2100円 |
月々サポート | ▲3850円 |
eビリング | ▲21円 |
ユニバーサル料 | 3円 |
合計(本体代一括購入時) | 3円 |
分割本体代 | 3850円 |
合計(本体分割購入時) | 3853円 |
※MNPの場合、1年間だけドコモへスイッチ割により基本料に値する780円が無料になっている。
このような料金プランを組めばMNPで契約した場合の最低維持費は3円ということになる。
※3円維持について計算上はマイナスになるが、ユニバーサル料は月々サポートで相殺されないため、3円の維持費はかかってしまいます(eビリング適用を適用させるとマイナス料金。docomoの請求額は0円になるが、あえて3円維持表記にしている)。
回線を寝かせた場合のデータ通信については以下のMVNO SIMをオススメしたい。日ごとに高速通信が無料で利用可能な通信量が30MBからついてくるため、ヘビーな使い方で無ければほとんど低速制限にかからず毎日利用できるようになるだろう。
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・通常利用での料金
ここではGALAXY Note3 SC-01Fを購入し、そのまま通話プラン、パケットし放題プランに加入した場合の利用料金を考えていきたい。
パケットし放題のプランについて、docomoではいくつかの利用形態に応じたパケホーダイのプランが用意されている。今回は1台持ちを想定したスタンダードなプラン「Xiパケホーダイ フラット」で計算をしている。速度制限が7GBを超過してからのプランになる。
新規の場合
タイプXi2ねん | 780円 |
Xiパケホーダイフラット | 5985円 |
SPモード | 315円 |
月々サポート | ▲2205円 |
eビリング | ▲21円 |
ユニバーサル料 | 3円 |
合計(本体代一括購入時) | 4857円 |
分割本体代 | 3850円 |
合計(本体分割購入時) | 8707円 |
機種変更の場合
タイプXi2ねん | 780円 |
Xiパケホーダイフラット | 5985円 |
SPモード | 315円 |
月々サポート | ▲1785円 |
eビリング | ▲21円 |
ユニバーサル料 | 3円 |
合計(本体代一括購入時) | 5277円 |
分割本体代 | 3850円 |
合計(本体分割購入時) | 9127円 |
MNPの場合
タイプXi2ねん | 780円 |
Xiパケホーダイフラット | 5985円 |
SPモード | 315円 |
月々サポート | ▲3850円 |
eビリング | ▲21円 |
ユニバーサル料 | 3円 |
合計(本体代一括購入時) | 3212円 |
分割本体代 | 3850円 |
合計(本体分割購入時) | 7062円 |
※MNPの場合、1年間だけドコモへスイッチ割により基本料に値する780円が無料になっている。
以上が通常利用による運用費である。
今回は通信制限が7GB制限のXiパケホーダイフラットを利用して計算しているが、この他にも通信制限が3GBのXiパケホーダイライトがあり、そちらだと通信制限になる通信量が低めに設定されている代わりにもう1000円ほど維持費は安くなる。
自分の利用方法に応じたパケット定額サービスの選択をしていただきたい。
最低運用データ回線
ここでは通話が利用できないが、データ回線契約でネット利用が可能なプランでの契約による最低運用費を計算してみた。
計算に利用するプランはデータプランである「Xiデータプラン ライト にねん」に「Xiデータプラン ライト割」をつけたプランだ。これを利用すると月3GBを超えると128kbps通信制限がかかるものの、月3980円からネット接続が可能だ。さらにここに月々サポートによる割引が加わるため非常に安くネットし放題の回線が持てる。
新規
Xiデータプラン ライト にねん(ライト割適用済み) | 3980円 |
SPモード | 315円 |
ユニバーサル料 | 3円 |
eビリング | ▲21円 |
月々サポート | ▲2205円 |
合計(本体代一括購入時) | 2072円 |
分割本体代 | 3850円 |
合計(本体分割購入時) | 5922円 |
機種変更
Xiデータプラン ライト にねん(ライト割適用済み) | 3980円 |
SPモード | 315円 |
ユニバーサル料 | 3円 |
eビリング | ▲21円 |
月々サポート | ▲1785円 |
合計(本体代一括購入時) | 2492円 |
分割本体代 | 3850円 |
合計(本体分割購入時) | 6342円 |
MNP
Xiデータプラン ライト にねん(ライト割適用済み) | 3980円 |
SPモード | 315円 |
ユニバーサル料 | 3円 |
eビリング | ▲21円 |
月々サポート | ▲3850円 |
合計(本体代一括購入時) | 427円 |
分割本体代 | 3850円 |
合計(本体分割購入時) | 4277円 |
MNPならば427円でネットし放題の回線が手に入ることになる(端末一括購入時)。特に音声通話を求めていない人はこちらの契約方法がお得になるだろう。MNPならばこうした月々サポートの増額特典の他にもキャッシュバックなどを行っているため、安く使いたい・安く買いたいならばMNPが最もお得になるだろう。
なおこれらの金額は10月10日時点での月々サポートおよびdocomoの料金プラン・キャンペーンを利用した計算となる。
時期によって月々サポートや利用できるキャンペーンなどが異なるため、各自購入時に再度変更点などを確認してほしい。