iPhone SEも安いけどiPhone 12 miniも安い
今ならMNP一括2.7万円ぐらいの案件が転がっていて、準新作iPhoneとしてはちょっと安すぎる状況
で、ぶっちゃけこの案件だけでもiPhone 12 miniは超絶特価ということで買ってもいいわけですが、
多分案件を探していると目に付くのが
iPhone 12 miniの「実質47円契約」「実質23円契約」「実質1円契約」
なんていう契約内容
実質、ということで一括よりシンプルでないのはわかるものの、じゃあ一括2.7万円の案件よりも安いのかどうか
ってところは気になるかと思うので、今回は案件自体の紹介と契約の内容といったところをチェックしようかと
ま、結論から言ってしまえばどっちも安いのは間違いなく、2年で返却する使い方がありなら実質系の契約も面白い、ってところです。
iPhone 12 miniの「実質」案件はカエトクプログラムやスマホトクするプログラムの利用で格安化が行われている
iPhone 12 miniは現在ヨドバシカメラなんかを中心に、auとSoftBankで一括2.7万円ぐらいでMNP購入できます。
ぶっちゃけiPhoneでもここまで安くなってくるとなんか定価で買った人に申し訳なく思えるレベル。
iPhone 13 miniと大した性能差もないのにこの安さで買える、っていうのは単純にコスパが良すぎて欲しかったようなら即買いなレベルです。
この内容ならもうそのままこの案件を契約すればいいだけなわけですが、
最近このMNP一括案件以外にもiPhone 12 miniで出てきているのが「実質47円」や「実質23円」の案件。
これが新たに目立つようになってきており、普通にiPhone 12 miniを買おうと思っていた人にはMNP一括案件とどちらを狙えばいいのか悩まされると思います。
MNP一括2.7万円の方はシンプルでわかりやすく、こちらの金額を一括で支払えば端末代が今後かかりませんしそのままiPhoneの所有権も手に入るので、そのあとはiPhoneを売るなり何なり自由に扱えます。
一方で実質価格で安く売られている契約の方は、各キャリアの「2年後に端末返却が必要なプログラム」を利用することによって安くなる仕組みです。
そのため最近出てきている「実質47円」や「実質23円」というのは、2年後に返却=2年間のレンタルをした際に発生する支払い総額、ということになります。
このため2年後に返却・実質的な2年のレンタル利用で良いというのであれば、iPhone 12 miniは一括2.7万円も支払わなくても総額で数十円、毎月数円の分割支払いだけで2年間であれば使うことが可能となるわけです。
※なお2021年12月からは「実質1円iPhone 12 mini」が主流に。
もはや実質ですら47円とか23円なんて支払いをせずに、初回の1円支払いだけで今回紹介している内容と同じような形で契約ができるようになっています。
この記事全体は実質47円や23円の情報をベースに書かれていますが、今ならそれよりももっと安くてお得な実質1円契約が可能であるというのを確認しておいてください。
もう少し詳しく内訳を書いていくと、
まずdocomoのカエトクプログラム、auのスマホトクするプログラムなんかを使った契約方法は、
残価設定型の支払い方法となり24回の分割払いの内、最後の支払いが高額に設定されています。
そしてこの残価設定型のプログラムは最後の高額な支払いを行う前に返却をすれば、最後の高額な支払いが免除になって実質レンタルという形で安価にスマホを使うことができます。
例:iPhone 12 mini 64GB
- docomo版通常価格:82,412円
- 1~23回の支払い:1,918/月(支払い総額:44,132円)
- 24回目の支払い:38,280円/1回(ただし支払い発生前に返却すると免除)
- au版通常価格:71,650円
- 1~23回の支払い:1,790/月(支払い総額:41,170円)
- 24回目の支払い:30,480円/1回(ただし支払い発生前に返却すると免除)
で、この残価設定型プログラムを利用した買い方において、割引が適用されると1~23ヶ月の本体代支払いの月額が下がります。
(ここが今回の「実質価格」のポイント。今までは毎月の料金プランから割引かれていたものが、端末代から割引かれる形の「実質価格」なので料金プランに縛られない、というか回線契約無しでもこの契約の仕方ができる。)
今回の「実質47円」や「実質23円」はそうした割引が最大限適用されたことによる価格となります。
価格内訳
- docomo版
- 割引総額:22,000円+22,109円(5G WELCOME割+ヨドバシ独自値引き)=44,109円
- 本来の23回分の支払い額-割引金額=44,132円-44,109円の図式
- 割引適用後の1~23回目の支払い:1円/月(支払い総額:23円)
- 24回目の支払い:38,280円/1回(ただし支払い発生前に返却すると免除)
- au版
- 割引総額:22,000円+19,123円(店頭独自割+機種限定特典)=41,123円
- 本来の23回分の支払い額-割引金額=41,170円-41,123円の図式
- 割引適用後の1~23回目の支払い:2円/月+1円(初回のみ)(支払い総額:47円)
- 24回目の支払い:30,527円/1回(ただし支払い発生前に返却すると免除)
このように今出ている「実質」契約は、
大体2年後に端末を返却することによって高額な残債を免除し、毎月1円や2円の端末代の支払いだけでiPhone 12 miniが使えるようになる契約で、
毎月1円か2円の支払いゆえに「実質1円」という表記や、それが約2年続くということで「実質23円」や「実質47円」といった表記がされています。
※12月からは写真にもあるように2年間実質1円の案件が登場中
2年後に返却が必要ではあるものの、返却前提の利用であれば毎月1円や2円の負担・2年間50円以下の負担でiPhone 12 miniを使うことができるというものになります。
一括購入の方が気分は楽だが、レンタル的運用で総額100円未満は魅力的。2年後のiPhone 12 miniの中古品が3万円以上で買取される可能性も高くないため、「実質」契約を狙うのもあり
今回のiPhone 12 miniの特価セールにおいて、一括と実質どちらの形で契約するかは悩ましい所。
これまでだと売却のしやすさや、割引が通信費にかかることもあって実質価格よりも一括価格の案件を狙うべきでしたが、実質でも割引が直接端末代にかかることと回線契約に縛られないこと、それにiPhone 12 miniを2年間使用した時に今のMNP一括価格の2.7万円よりも高額な買取が期待できない可能性も大きいというのがあり、2年間で返却して50円以下の「実質契約」の方も魅力があるのは確かです。
一括で気持ちよく買いたい、というのはわかるものの、売却や下取りも将来的に考えたときに2.7万円よりも高くなる可能性がそこまで高くないため、契約時から2年後に返却なら実質23円やら47円が確約されている「実質契約」というのも今回は十分検討に値するかと思います。
どちらがオススメになるか、というのは人それぞれなところがあるものの、これまでの「実質」契約と違うのが今回の残価設定型プログラムを使った実質価格なので、今まで一括購入の方がお得だと考えていた人ほど今回の契約内容は検討する価値があるのは間違いないです。
一応多少の画面スレやボディの汚れがあっても満額で返却を受け入れてくれる実質契約の方が、売却なんかを考えている場合には使いやすくなるかと思うので、この残価設定型プログラムを使った実質契約というのも一括購入とはまた違ったメリットのある契約方法として候補として考えるべきです。