5月で学割が終わったことで、各社6月より新キャンペーンをそれぞれ発表している。
その中でも今回注目なのは、各社MNPにおける特典とし基本料無料キャンペーンを打ち出しているという点だろう。
ここでは各社の基本料無料キャンペーンを比較し、それぞれの特徴を紹介していきたい。
それぞれのキャリアが打ち出している基本料無料キャンペーンの特徴を以下に簡潔に載せているので参考にしてみて欲しい。
docomo
「お乗りかえXiスマホ割」12ヶ月+1ヶ月の13ヶ月間、基本料となる780円を毎月割引
適用対象はMNPによる加入で「タイプXiにねん」契約者
au
「auにかえる割」契約翌月からの2年間、基本料980円が毎月割引
適用対象はMNPによる加入で「LTEプラン」または「プランZシンプル」契約者
SoftBank
「スマホタダ割」契約翌月からの2年間、基本料980円を毎月割引。その他iPad miniの割賦代金を負担などの特典選択制
適用対象はMNPによる加入で「ホワイトプラン」契約者および「S!ベーシックパック」「フラットタイプのパケットプラン」の加入が必須となっている。
こうして見るとdocomo、auがほぼ無条件でのキャンペーン適用を可能にしてるのとは対象的に、SoftBankはキャンペーン適用に条件が多く設定されている。いわゆる「寝かし3円維持」が可能なdocomoやauとは異なりSoftBankはそうした抜け道を作らせない姿勢がみて取れる。
一方で長く利用することを考えた場合、docomoが1年間9360円の割引に対してauとSoftBankは2年間23520円の割引が受けられる。メイン回線の節約目的での乗り換え先としてはau、SoftBankがいいかもしれない。
この中では寝かしにも通常運用にも活用できるauにかえる割が最も優秀のように思える。
docomo | au | SoftBank | |
名称 | お乗り換えXiスマホ割 | auにかえる割 | スマホタダ割 |
割引期間・合計額 | 1年間・9360円 | 2年間・23520円 | 2年間・23520円 |
適用条件 | タイプXiにねん | LTEプランorプランZシンプル | ホワイトプラン S!ベーシックパック LTEフラット |
最低維持費 | 3円 | 3円 | 3635円 |
最低運用費 | 2040円 | 3635円 | 3635円 |
※最低維持費および最低運用費はそれぞれのキャリアの人気機種を一括購入した場合での計算となっている。docomoはXperia A、au・SoftBankはiPhone5を想定している。
※最低運用費は基本料金+ISP料金+フラットプランで計算。docomoではXiパケホーダイライトで計算している。
※SoftBankにおいてスマホタダ割を利用した最低維持という形は取れないが、みまもりケータイへ持ち込み機種変更することで維持費が安くなる。
※au・SoftBankにおいてスマートバリューやホワイトBB割は考慮していない。
docomoの月々サポート付きスマートフォンは現在MNP一括0円という案件はほぼ存在していない。そのため本体代金が6~7万円かかってしまうのが現状だ。一方でauもSoftBankも人気機種であるiPhone5をMNP一括0円で広く販売している。毎月割や月月割といった機種ごとの割引を受けて、安く運用を行いたい人はauかSoftBankのiPhoneへ乗り換えると基本料無料キャンペーンと共にお得に運用できることだろう。