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auのiPhone 5s、LTEフラットでの運用費・維持費を計算 MNP・新規・機種変更で

 

800MHz帯に対応したことで、これまでの通信問題をスペック上は完全に克服したauのiPhone5s/c。

田中社長の満面の笑みには、これまで雑誌等で酷評されてきた通信エリア問題で充分な巻き返しができるであろう喜びが漏れ出ている。

https://weekly.ascii.jp/elem/000/000/170/170741/

ここではau版のiPhone5s/cのフラット運用費について計算していきたい。

auでは現在iPhone5ユーザーを対象に機種変更クーポンの配布や、非公式なMNP引き止めポイントなどを行っており、機種変更でも十分安く買えるようにしてきている。auのiPhone5の通信・エリアに対して不満をもっていた人も、今回の真のiPhone5とも呼べる800MHz対応iPhone5s/cへ機種変更すれば幸せになれる可能性が高い。クーポンやポイントをもらえたようならば、もう一度auで利用を継続してみてはいかがだろうか。

iPhone 5s LTEフラット運用費

16GBで算出

まずは普通の購入方法でのフラット運用費を計算したい。

docomoの記事同様、こちらでも「iPhone5s」の「16GB」に限定して計算したいと思う。容量の変化による計算式の違いは、毎月割部分と分割支払い料金の部分のみだ。

auのiPhone5s/cの料金プランについては、iPhone5時代と変わるところはない。それぞれのパケットプランにはLTEフラットスタート割(i)を適用させてもらっている。本来5985円のLTEフラットが2年間525円割引きされ、5460円で利用ができるようになる割引きだ。スマートバリューとの併用は不可。

価格と毎月割については以下の記事で。iPhoneの毎月割はスマートパスに加入しなくても満額割引される。

iPhone 5s/5cの月々サポート・毎月割・月月割とdocomo・au・SoftBankの一括価格

なおこれらは発売前の暫定値となる。追加キャンペーン等によっては費用が異なる可能性があるので、参考程度にみていただきたい。

 

MNP

LTE プラン 980円
auにかえる割 ▲980円
LTE NET 315円
LTE フラット 5460円
毎月割 ▲2835円
合計(一括購入時) 2940円
本体分割購入金(24ヶ月) 2835円
合計(分割購入時) 5775円

MNPの場合は2年間基本使用料が無料になるauにかえる割を適用させることが出来る。

 

新規

LTE プラン 980円
LTE NET 315円
LTE フラット 5460円
毎月割 ▲2835円
合計(一括購入時) 3920円
本体分割購入金(24ヶ月) 2835円
合計(分割購入時) 6755円

 

機種変更

LTE プラン 980円
LTE NET 315円
LTE フラット 5460円
毎月割 ▲2245円
合計(一括購入時) 4510円
本体分割購入金(24ヶ月) 2835円
合計(分割購入時) 7345円

機種変更の場合は実質0円としての売り方ではないため、MNP・新規よりも毎月割の額が下がっている。

 

以上が通常のプランの組み合わせによるLTEフラット運用費となる。

 

auスマートバリュー適用

 

ここではauスマートバリューを適用させた場合のLTEフラット運用費を計算してみたい。先ほど軽く触れたが、auスマートバリューはLTEフラットスタート割(i)との併用が出来ない。そのため1480円の割引きはLTEフラットスタート割(i)の効いた5460円からではなく5985円からとなる。そのためスマートバリュー適用時と非適用時との間の差額は実質的には945円しか無いという点は理解しておいて欲しい。

というわけで先ほど計算した数字から945円を引くとauスマートバリュー適用時のLTEフラット運用費になるため、以下の通りとなる。

 

MNP

上記フラット料金 2940円
auスマートバリュー ▲945円
合計(一括購入時) 1995円
本体分割購入金(24ヶ月) 2835円
合計(分割購入時) 4830円

 

新規

上記フラット料金 3920円
auスマートバリュー ▲945円
合計(一括購入時) 2975円
本体分割購入金(24ヶ月) 2835円
合計(分割購入時) 5810円

 

機種変更

上記フラット料金 4510円
auスマートバリュー ▲945円
合計(一括購入時) 3565円
本体分割購入金(24ヶ月) 2835円
合計(分割購入時) 6400円

 

このようにスマートバリューを利用したLTEフラットの最安運用費はMNP&一括購入による1995円となる。

docomoの学割回線ほどではないが、スマートバリューとの組み合わせでギリギリ2000円以下の運用費を出すことが出来る。一括価格ではdocomoのiPhone5sよりも3万円ほど安いので、購入のしやすさはauのほうが上だろう。VoLTEが始まらないうちに3Gの基地局を減らしているという話題は音声通話の面で気になるところであるが、LTE基地局の増加と800MHz対応という大きな武器を手にしたauのiPhone 5sは3社のiPhoneの中でも第一候補として見てもいいだろう。

なお現在auはiPhone5やHTC J Oneに大量のキャッシュバックをつけて配布している。そのためMNPのキャッシュバック額にもよるが、普通にiPhone5sへMNPするよりも一回別の機種へMNPしてキャッシュバックを得てから、iPhone5sへ機種変更したほうが断然安いという状況が起きつつある。もしも高額なMNP案件を見つけることが出来たならばそちらの方法も購入手段としての1つの手であるので検討してもらいたい。

POSTED COMMENT

  1. taka より:

    こんにちわ。毎回興味深く拝見させていただいています。
    近々、新しいiPhoneにしようと思っていまして参考にさせてもらいたいと思ってます。
    一つ気になったことなんですが、最後の一度高額なCB付きのiPhone5に一度してから機種変のほうが安いっていう部分を詳しく教えていただけないでしょうか??すごく気になっています。

    • smakoji より:

      同じMNPで7万円払って買うよりも、5万円と旧型iPhone貰った後に機種変更したほうが安い、ということですね。
      これについては週末あたりにもしかしたら記事にするかもしれないのでお待ちください。

  2. taka より:

    お返事ありがとうございます。
    ぜひお願いします。楽しみにしています。

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