docomoのパケット定額プランが2014年2月から整備されるようで、これまで常設されていた一部のパケット定額プランの受付が終了する。
パケット定額プランの中には月々サポートと併用させることで格安な回線維持を実現できていたプランも含まれているため、今後の回線運用に大きな支障を来す事案になりそうだ。
2014年1月31日までは受付可能かつ既に運用中の回線は2014年2月以降も引き続いて利用は出来る。
新規受付を停止するプランは以下のとおり。
https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2013/11/15_01.html
音声
- FOMAパケ・ホーダイ ダブル2
- Xiパケ・ホーダイ ダブル
データ
- 定額データプラン スタンダード
- 定額データプラン スタンダード バリュー
- 定額データ スタンダード割
- 定額データプラン フラット
- 定額データプラン フラット バリュー
- Xiデータプラン
- Xiデータプランにねん
プラスXi割の親回線が・・・
この中で重要なのは、月サポ対象で2,100円からのパケット定額プランであるXiパケ・ホーダイ ダブルの新規受付停止であろう。
Xi対応プランを使ったdocomo間無料通話回線を作るには、このプランとXiカケホーダイの料金を高額月々サポートで無料化させる方法が確立されていたが、現時点での発表を受ければそれも2月で作成不可ということになる。同時にXiパケ・ホーダイ ダブルと月々サポートによる音声回線の格安維持と、プラスXi割のタブレット月サポ3円運用による音声・データ両回線の格安運用が存在しているが、それも2月以降は新たには作れなくなっている。
今後のdocomo側の追加発表がある場合は事情は変わるが、LTE対応型のプランにおいて2段階制パケット定額プランを用意しているのはなんとSoftBankのみという事態に2月からはなりそうだ(と言ってもパケットを外せないのはSoftBankのみなのだが・・・)。
月サポ3円維持はデータ化で
とりあえず今回の発表によりXi音声プランでの(月サポを利用した場合の)3円維持方法は2月からほぼ絶望的と言っていいだろう。一方でデータプラン側の2段階制プランは今回の新規受付停止の中には名を連ねていない。そのため月サポの付いた回線を寝かしたい場合は、2,500円からの2段階制プランXiデータプラン2 にねんへの変更で何とか月サポによる回線寝かしが可能になるだろう。ただしこの場合は必ずフラットプランを経由するという形にはなるが・・・。
ドコモへスイッチ割が2月以降も続き、適用条件もそのままの場合は月サポを捨てた音声3円維持は可能なままになる。
FOMA側は月サポ付きガラケーなどによって3円回線などの寝かし向けの運用方法が残されている。FOMAのパケ・ホーダイ ダブル2受付停止の影響はXiよりは少ないだろう。390円からのパケ・ホーダイ ダブルは生存している。
ギャラタブ&ルーターセットの定額データプラン スタンダード割やXiルーター&キャッシュバックのXiデータプランにねんといった、言わば古事記入門なプランの廃止には何か感慨深いものを感じる人も少なくはないだろう。
2月の受付停止までにはまだ時間もあり、今後新たなプランが出てくる可能性に期待したいところか。仮にこれでプラン編成お~しまい!ということになると、何をしようが渡り歩くプロはさておき、プランの逃げ場を失った一般の利用者(特に海外での短期間の生活がある人)のとる行動として解約や転出も選択肢に入ってるくんじゃないですかねぇ・・・。