docomoがauとSoftBankに遅れてようやくiPhone 6/6 Plusの価格を発表している。
価格では焦らしに焦らした割には驚くような部分もなく平凡であるが、同時にひっそりと更新されたMNP用のキャンペーンは他社に劣らないインパクトのある内容を見せてきている。
ここではdocomo版iPhone 6/6 Plusの価格と月々サポートを元にしたそれぞれの維持費と、キャンペーン内容についても少し触れてみたい。
iPhone 6の価格と月々サポート
iPhone 6の価格自体はauやSoftBankよりも高いが、月々サポートも高くなっているため実質価格に差はほとんどない状態である。
iPhone 6 | 16GB | 64GB | 128GB |
本体価格 | 73,872円 (3,078円×24) |
86,832円 (3,618円×24) |
97,200円 (4,050円×24) |
月々サポート(新規・MNP) | 73,872円 (3,078円×24) |
73,872円 (3,078円×24) |
72,576円 (3,024円×24) |
月々サポート(機種変更) | 62,208円 (2,592円×24) |
62,208円 (2,592円×24) |
60,912円 (2,538円×24) |
iPhone 6 Plusの価格と月々サポート
iPhone 6 PlusもauやSoftBankよりも高め。128GBが一括10万円を超えないようにこちらも月々サポート減額というかたちで調整をしている。
iPhone 6 Plus | 16GB | 64GB | 128GB |
本体価格 | 86,832円 (3,618円×24) |
97,200円 (4,050円×24) |
99,792円 (4,158円×24) |
月々サポート(新規・MNP) | 73,872円 (3,078円×24) |
72,576円 (3,024円×24) |
63,504円 (2,646円×24) |
月々サポート(機種変更) | 62,208円 (2,592円×24) |
57,840円 (2,410円×24) |
50,280円 (2,095円×24) |
カケホーダイ&パケあえるの運用費
iPhone 6
docomoでは旧料金プランへの月々サポート非適用という方針を出してきたため、主要な契約プランは今後カケホーダイ一択と言えるだろう。というわけでカケホーダイでiPhone 6を契約した場合の料金を。
基本的な計算式はデータSパックで。その他のパケットパックを利用した場合は金額だけの表記にまとめておいた。
機種変更
iPhone 6 | 16GB | 64GB | 128GB |
カケホーダイ | 2916円 | ||
spモード | 324円 | ||
データSパック | 3780円 | ||
月々サポート | ▲2592円 | ▲2592円 | ▲2538円 |
合計(本体代一括購入時) | 4428円 | 4428円 | 4482円 |
分割本体代 | 3078円 | 3618円 | 4050円 |
合計(本体分割購入時) | 7506円 | 8046円 | 8532円 |
その他のパケットパック
iPhone 6(機種変更) | 16GB | 64GB | 128GB | |
シェアオプション | 一括 | 1188円 | 1188円 | 1242円 |
分割 | 4266円 | 4806円 | 5292円 | |
データMパック | 一括 | 6048円 | 6048円 | 6102円 |
分割 | 9126円 | 9666円 | 10152円 | |
パケットパック10 | 一括 | 10908円 | 10908円 | 10962円 |
分割 | 13986円 | 14526円 | 15012円 |
式は省略しているが、月々サポートと各パケットパックの料金を合わせた一括・分割での総額がまとめてある。
新規・MNP
新規とMNPは月々サポートを共有。MNP限定で通信料への割引というものは今のところ施策が行われていないため、原則的に同額。
iPhone 6 | 16GB | 64GB | 128GB |
プラン内容は同上 | |||
月々サポート | ▲3078円 | ▲3078円 | ▲3024円 |
合計(本体代一括購入時) | 3942円 | 3942円 | 3996円 |
分割本体代 | 3078円 | 3618円 | 4050円 |
合計(本体分割購入時) | 7020円 | 7560円 | 8046円 |
その他のパケットパック
iPhone 6(新規・MNP) | 16GB | 64GB | 128GB | |
シェアオプション | 一括 | 702円 | 702円 | 756円 |
分割 | 3780円 | 4320円 | 4806円 | |
データMパック | 一括 | 5562円 | 5562円 | 5616円 |
分割 | 8640円 | 9180円 | 9666円 | |
パケットパック10 | 一括 | 10422円 | 10422円 | 10476円 |
分割 | 13500円 | 14040円 | 14526円 |
MNPで一括契約ならシェアオプションで702円の運用費。発売直後はムリだろうが12月~3月にかけた商戦期ではMNP一括案件が出てくることから、iPhone 6の702円運用も夢ではない。
iPhone 6 Plus
続いてはiPhone 6 Plusについて。
機種変更
iPhone 6 | 16GB | 64GB | 128GB |
カケホーダイ | 2916円 | ||
spモード | 324円 | ||
データSパック | 3780円 | ||
月々サポート | ▲2592円 | ▲2538円 | ▲2160円 |
合計(本体代一括購入時) | 4428円 | 4482円 | 4860円 |
分割本体代 | 3618円 | 4050円 | 4158円 |
合計(本体分割購入時) | 8046円 | 8532円 | 9018円 |
その他のパケットパック
iPhone 6 Plus(機種変更) | 16GB | 64GB | 128GB | |
シェアオプション | 一括 | 1188円 | 1242円 | 1620円 |
分割 | 4806円 | 5292円 | 5778円 | |
データMパック | 一括 | 6048円 | 6102円 | 6480円 |
分割 | 9666円 | 10152円 | 10638円 | |
パケットパック10 | 一括 | 10908円 | 10962円 | 11340円 |
分割 | 14526円 | 15012円 | 15498円 |
新規・MNP
iPhone 6 Plus | 16GB | 64GB | 128GB |
プラン内容は同上 | |||
月々サポート | ▲3078円 | ▲3024円 | ▲2646円 |
合計(本体代一括購入時) | 3942円 | 3996円 | 4374円 |
分割本体代 | 3618円 | 4050円 | 4158円 |
合計(本体分割購入時) | 7560円 | 8046円 | 8532円 |
その他のパケットパック
iPhone 6 Plus(新規・MNP) | 16GB | 64GB | 128GB | |
シェアオプション | 一括 | 702円 | 756円 | 1134円 |
分割 | 4320円 | 4806円 | 5292円 | |
データMパック | 一括 | 5562円 | 5616円 | 5994円 |
分割 | 9180円 | 9666円 | 10152円 | |
パケットパック10 | 一括 | 10422円 | 10476円 | 10854円 |
分割 | 14040円 | 14526円 | 15012円 |
iPhoneキャンペーン
iPhone下取り、不人気5cに32,000ポイント分の還元
docomoの場合、iPhoneの下取りプログラムについて、他社の機種変更にも適用させるのとは異なり発表時ではMNP限定になっている(今後機種変更用の価格も出てくると思うが)。
今のdocomoユーザーには恩恵の無いキャンペーンではあるが、その分(?)他社のユーザー引き抜きに金をかけられるということで、下取り額はそこらの中古買い取りショップ級のお値段を打ち出している。
下取り額の最大は40,000円。これはもちろんiPhone 5sの64GBが対象で、16GBになると36,000円となる。36,000円でも中古品としては充分ではあるが、注目なのはiPhone 5sではなく5cのほうだろう。
様々な擁護のされ方をしていたが、結局不人気ということでApple Storeからはディスコン扱い、キャリアからもキャッシュバックと共に投げ売りを現在進行形で行われている5cであるが、このiPhone 5cにdocomoは下取り額として16GBなら32,000円分、32GBならば34,000円分の還元を行う太っ腹な姿勢を見せてくれた。
現在iPhone 5cの新品でも買い取り額は25,000円を超えるか超えないかという状態の中で、中古でもこの下取り額は異質な高さになる。現在auやSoftBankでiPhone 5cを使っている場合は、docomoへのMNPは前向きに検討すべき選択の一つではないだろうか。
とりあえず9月14日に問い合わせた時点だと
- iPhone 6/6 PlusのみならずiPhone 5sや5cも対象
- 中古白ロムの持ち込みも判断はショップ側
などという回答であったため、これが確定事項だとすると6/6 Plusが不要な場合は下取りを使ってiPhone 5s/5cをMNP一括0円高額キャッシュバックで得ることが出来るかもしれない。これは場合によっては6/6 Plusどころではない祭りになりそうな・・・。
auやSoftBankの中古白ロムでiPhone 5cを仕入れる場合は自己責任で。
売り上げランキング: 226516
HPではポイント還元とあるが、その場で本体からの値引きに対応出来るとの事なので、交渉次第ではキャッシュバックの増額に充てることも十分可能だろう。
おかえりボーナス増額
更にMNPの特典は続き、過去にdocomoを使っていた回線を他社へのりかえて現在利用している場合は、もう一度docomoへMNPして戻ってくることで「おかえりボーナス」というキャンペーンも受けることが可能だ。
通常このおかえりボーナスは5,400円の割引になるのだが、iPhone向けのおかえりボーナスに限ってこの割引額が10,800円に増額されている。
ほぼ契約解除料そのままの料金がdocomoから割引という形で還元されるため、契約期間が残った状態でもMNPがしやすくなるのではないだろうか。これに先ほどの下取りプログラムでiPhone 5以上の機種を使っていれば、発売開始と同時でもiPhone 6/6 Plusを格安で契約することが出来るだろう。
旧ドコモユーザーはこちらも合わせて一考したいところだろう。
その他にもU25 iPhone割やパケットボーナスなど過去のiPhoneキャンペーンと同様の内容のものが揃い、iPhoneの契約にはかなり優遇施策が含まれており、Androidを契約するよりも遥かにメリットが多い施策に囲まれている。