MVNO初のGalaxyがいきなり攻めててしゅごい・・・
UQモバイルではauからも発売されるGalaxy A30の発売を夏モデルのラインナップの一つとして行うわけですが、地味にこれはMVNO初のGalaxyスマホとなります。
そしてMVNO初のGalaxyはそのスペックや機能、それに価格といったところを見た時に、「2019年の格安スマホの覇権が確定した」と言えるぐらいに攻めてる機種となっています。
簡単にまとめるとこのUQモバイルのGalaxy A30は、
- 防水・防塵対応
- おサイフケータイ対応
- スナドラ636に近いAntutuスコアを見せるExynos搭載
- それで価格が31644円
- しかもUQの場合キャッシュバックがあるので21644円以下での契約が可能
といった感じで「防水・防塵とおサイフケータイに対応してスナドラ600番台と同等の性能を見せるスマホなのに2万円で買えてしまう格安スマホ」という契約を実現してしまっています。
防水・防塵、おサイフケータイ、スナドラ600番台って普通3万円台になるのが今の相場ですが、UQモバイルとの契約を挟むことでキャッシュバック込みでの考え方ですが一括2万円台前半、あるいはそれ以下の価格での契約というのもできてしまいます。
Galaxyの格安スマホはdocomo withのような特殊な形を除けば今回が初めてとなるわけですが、いきなり格安スマホ界においてトップの座に君臨してきそうな充実スペック&低価格な機種を用意してきています。
UQモバイルの回線で使えば回線速度もキャリア並に使えてストレスがないため、格安スマホとしてのコスパが優れた契約になりそうです。
今回はこのGalaxy A30のスペックとともにキャッシュバックを使ったより安価な契約方法を紹介します。
Galaxy A30、安価な価格ながらミッドレンジとして充実の性能と機能
Galaxy A30は現時点でauとUQモバイルからの発売が予定されています。
※記事後半にレビューを追記しているので参考にしてください。
特にUQモバイルで取り扱われるということで、ついにMVNOでGalaxyが正式に取り扱い端末としてラインナップに加わることになりました。
auではGalaxy A30は43200円。
しかしUQモバイルではそれよりも安い31644円。そこにマンスリー割も追加されて実質的な価格というのが安くなります。
Galaxy A30 | |
価格 | 31644円 |
マンスリー割(24回) | ▲216円 |
実質価格(2年間利用) | 25920円 |
まずこのUQモバイル版の価格の安さだけでも目を引くものになっているわけですが、これだけ安いスマホながらスペック面でも同価格帯のミッドレンジ以上のものが用意されています。
Galaxy A30 | |
SoC | Exynos 7904 |
RAM/ROM | 4GB/64GB |
電池容量 | 3900mAh |
ディスプレイ | 6.4インチ有機EL、フルHD+ |
カメラ | 1300万画素+500万画素 |
防水・防塵 | 〇/〇 |
おサイフケータイ | 〇 |
質量 | 176g |
サイズ | 160×75×8.0 |
それぞれスペックの良いところというのを確認していきます。
まずSoCにはExynos7904を搭載しています。こちらはまだGalaxy A30を触れていないために情報は無いのですが、海外サイトによるとAntutuスコアにおいてスナドラ632~636といったモデルに近い数字を記録しています。
Samsung Exynos 7904 vs Snapdragon 636: Which Is the Better Processor
スコアとしては10万点を超える数値をつけており、ミッドレンジとしては十分な性能を見せています。スナドラ600番台と同等というのはライトユーザー中心にまず困ることのない処理能力を見せてくれるはずです。
※実機レビューにおいて具体的なAntutuスコアを後半に載せています。
RAMも4GBありますし、解像度はフルHD+でサイズも6.4インチ。大画面端末という部類になりますが、この辺りのスペックも不足はないでしょう。
Galaxy A30はこのような性能周りでの快適な操作が期待できるスペックを持っているというだけでも褒めらられる機種なわけですが、ここに日本人受けの良い機能として
- 防水・防塵
- おサイフケータイ
といった機能が用意されています。
この2つは同価格帯のHuawei格安スマホが持っていない機能となっていることが多く、これだけでもHuaweiの定番ミッドレンジよりもコスパの良さを感じさせるものになっています。
日本向けとしては足らないのはワンセグ・フルセグぐらいになるでしょうか。ただキャッシュレス促進の中で役立ち、雨の中で使えるという実用性の高い上記の2機能が用意されているだけでも十分でしょう。
性能周りのスペックだけでも充実している中で、防水・防塵、おサイフケータイといった機能が用意されて価格が31644円で買えるのはコスパの良さを感じさせるのに十分な内容でしょう。
ここにキャッシュバックで8000円分が戻ってくる衝撃:端末価格にまとめれば23644円での契約ができる
Galaxy A30は上記のスペックと価格からもわかるようにコスパの凄さに魅力があるスマホなわけですが、UQモバイルで契約した場合にはさらにここにキャッシュバックが加わることによって価格を抑えることが出来るようになっています。
UQモバイルのキャッシュバックは
- 音声契約
- 新規/MNP契約
を対象にしており、契約から約4ヶ月後に振り込まれるという形のキャンペーン施策です。
こちらをGalaxy A30の契約時に利用することによって、4ヶ月後ながら10000円前後のキャッシュバックを受け取ることが可能になり、実質的なA30の一括価格というものが21644円になります。
キャッシュバック金額はプランによって設定されています。
- 「おしゃべりプランL」「ぴったりプランL」:10,000円
- 「おしゃべりプランM」「ぴったりプランM」:9,000円
- 「おしゃべりプランS」「ぴったりプランS」:8,000円
- 「データ高速+音声プラン」:5,000円
現状で通常のプランを選べば約8000円のキャッシュバック還元が得られるために、Galaxy A30の本体価格はそのキャッシュバック込みで考えると23644円、キャッシュバック次第では21644円になるという安さを実現できています。
先ほどのスペックを再度確認するとGalaxy A30は、スナドラ636相当のSoCにRAM4GBの性能で大画面フルHD+のディスプレイ、さらに防水・防塵対応でおサイフケータイにも対応しているというミッドレンジとして充実したスペックを持っています。
こうした機種がキャッシュバックによる還元が前提とは言っても23644円から契約できてしまうというのはコスパが良すぎではないでしょうか。というか間違いなくコスパ良くて下手したらこの時点で2019年の格安スマホの決定版になるかもしれない領域にまで来ています。
https://smakoji.info/archives/5603
UQモバイルは回線にもメリットがあるからオススメできる
Galaxy A30の魅力に関しては上記のようになりますが、次は「なぜUQモバイルでの契約が良いのか」というところにも触れておきましょう。
UQモバイルでの契約をオススメする理由は単純で、UQモバイルが他社と比べて(特に速度面で)圧倒的に使いやすいから、ということになります。
UQモバイルは他のMVNOのような非キャリア関係の事業者とは違って、KDDIというキャリアの資本が最も入っている事業者ということもあり、割引・回線品質といったところに注ぐことのできる資金力が他のMVNOと比べても雲泥の差となっています。
このため他のMVNOと比較した時に、格安SIMとしては明らかにクオリティが高すぎるサービスが各所に見られ、それらがメリットとして考えることができます。
早速メリット各種をまとめていきましょう。
- 通信料金に最初から音声通話定額が含まれていて、最低でも3GBのデータ容量
- データ通信量をつかいきって速度規制が発生しても300kbpsの速度
- 高速データ容量のオン/オフをアプリで簡単にできる
- 高速通信はMVNOのようにお昼や夕方以降で遅くならない「常時高速回線」
- 家族2回線目以降は毎月540円割引が継続適用
- 店頭サポート可能な店舗が増加しており困った時に頼りやすい
こうした形でメリットが非常に多い回線となっています。
特にこの中でも使っていて便利なのは、「常時高速回線」というところです。
UQモバイルはKDDIのサブブランドとなっており、「対格安SIM」といった役割を課せられています。
このため格安SIMと同等の料金を実現しながら、格安SIMでは絶対に実現できない通信速度の高速さ・しかも時間帯に左右されずに高速に使えるという特徴も有しており、普通のMVNOに対して契約に値するだけの圧倒的なアドバンテージを持っています。
この常時高速回線という特徴は、ほぼキャリア回線と使い勝手が変わらないためにUQモバイルは「単純に安くなっているau回線」といった位置づけになっています。
他のMVNOの格安SIMには絶対に実現できない高速さを見せるため、UQモバイルは格安SIMの中でも契約をまず1番目、2番目に考えるべき回線であるとガジェットオタクの間では共有された前提になっています(なおもう一つY!mobileも同じサブブランド(SoftBank資本)なので常時高速回線を持っています)。
こうした回線と組み合すことが出来るために「UQモバイルのGalaxy A30契約」というのは他の格安スマホと比べても段違いにオススメできるわけです。
格安スマホスターターセットとしてGalaxy A30はベストチョイス
ここまでの解説から如何に今回のGalaxy A30のUQモバイル契約がオトクであるのか、という事を理解していただけるかと思います。
- 十分な性能に防水、おサイフ対応
- キャッシュバック込みで2万円台前半価格
- UQモバイル特有の高速回線でキャリア回線と遜色ない利用感
といった要素が揃った格安スマホとしてコスパ良すぎな契約が可能となっており、格安スマホ全体と比較してもメリットが目立つ契約となっています。
これから格安スマホへと契約を乗り換えようという人にとっては、機能と回線速度といったところがキャリア回線から乗り換えても不足ないものとなる可能性が高く、安心して使い続けられるスターターセットになるでしょう。
格安スマホに必要な要素が全て揃った2019年のオススメ契約です。
キャッシュバックに関しては専用ページからの申し込み限定となるので注意してください。
https://smakoji.info/archives/6230
※追記としてのGalaxy A30実機レビュー
実際にGalaxy A30を利用してみたのでそちらのレビューも今回ここで追記という形で紹介していきます。
性能・ベンチマーク
まず性能面について。
実機を使ってベンチマークを測ることができたのでまずはそちらの数字を。
Antutu
Antutu | Galaxy A30 | Google Pixel 3a | Xperia Ace |
---|---|---|---|
スコア合計 | 106711 | 154322 | 83544 |
CPU | 47131 | 60954 | 38221 |
GPU | 23446 | 44386 | 19134 |
UX | 30433 | 40255 | 23312 |
MEM | 5701 | 8727 | 5877 |
GeekBench
Geekbench | Galaxy A30 |
---|---|
SCS | 1352 |
MCS | 4112 |
RSS | 3578 |
BSE | 5529 |
やはりSnapdragon 630(Xperia Aceなどが利用)よりも性能は高いようですが、Snapdragon 670(Google Pixel 3aなどが利用)よりは若干低くなっているといった結果になっています。
それでも10万点という数値は安価なスマホのベンチマークスコアとしては安心感を十分に与えてくれるものと言え、キャッシュバックありで2万円台前半の価格はコスパに優れた内容であるのを間違いないです。
性能全般についてはミドルレンジモデルの主流でもあるSnapdragon 450をCPUに使ったスマホと比べても、動作の鈍さが大分解消されています。
スナドラ450だと度々スクロール周りで引っ掛かりを感じることもありましたが、このGalaxy A30のExynos7904はそうした普通の操作での動きのカクつきといったものはまず感じられないくらいになっています。
重さを感じるのはゲームのロード画面とその操作です。
操作に関してはある程度はスムーズに動かせるためにゲームプレイ中のストレスはそこまで高くないものの、サクサクと言うにはたまに動きが鈍く感じるところがあるために、褒めることができるレベルには至っていません。
またロード時間も他のスマホに比べると長いために、ゲームを快適に使えるというほどとは言えません。
Galaxy A30 | Google Pixel3a | Xperia Ace | |
ポケモンGO | 約9秒 | 約6秒 | 約9秒 |
デレステ | 約10秒 | 約9秒 | 約12秒 |
この辺りのゲーム利用などには妥協が必要な性能であることには違いありません。
大画面高精細有機ELで美しい画面をストレスなく使える
Galaxy A30の一つのメリットと言えるのがこちら。
Galaxy A30はその価格の割に高品質なディスプレイを持っています。
- 6.4インチの大画面
- フルHD+の高解像度
- 鮮やかで高コントラストの有機ELディスプレイ
といった3要素が揃ったディスプレイです。
一応キャッシュバックを前提にした2万円台前半という価格になると、まず解像度でフルHD以上を用意しているスマホが少ないため、この高精細な高解像度を実現しているという点でGalaxy A30はコスパ的に良いスマホになっています。
大画面で高解像度であることによって、文字の読みやすさが全然違ってきます。情報デバイスとして文字を読み進めても目が疲れないというメリットを得ることができ、快適に画面を見続けることができます。
有機ELディスプレイは色鮮やかで黒色も美しくて諧調豊かな表現が可能なため、特に大画面を活かした動画との相性も良いものになっています。
比較的低価格のスマホでありながら文章中心のコンテンツや動画のようなコンテンツを高精細で美しく楽しむことが出来るというのはGalaxy A30の良さとなっています。
バッテリー性能は容量の多さ含めて非常に良い。電池持ち重視で選んでよいスマホ
もう一つのメリットはバッテリー性能の高さです。
元々バッテリー容量が3900mAhという高いものになっているため、電池持ちに関する心配というのはスペック上でも少ないのですが、実際に使ってみてもそのバッテリー性能の高さというものが強く感じられます。
UQ公表バッテリースペック | |
バッテリー容量 | 3,900mAh |
連続通話時間 | 約1,990分 |
連続待受時間 | 約670時間 |
電池持ち時間 | 約120時間 |
100%からのバッテリー状況 | |
放置状態20時間 | 94% |
ミリシタライブ(MV)10回連続 | 90% |
Antutu5回連続 | 87% |
動画2時間視聴 | 84% |
- 輝度はすべて50%(おおよそ室内灯に最適化)
こちらの実機でのバッテリー推移を見てみても、電池持ちの安心感というものが強いのがわかってもらえると思います。
大容量のバッテリーに加えて待機電力の消費量というのも少ないため、長く放置しても長く使用しても電池残量が他のスマホよりも多く残る特徴を持っています。
スマホを使っていてこのバッテリーが特に気になる、安心したいという場合にはGalaxy A30の長持ちするバッテリー性能というのは確かな魅力に感じるはずです。
自然放電でいつの間にか電池が切れているというような挙動が無く、全体的に非常に省電力で動作が行われるCPUになっているため、スマホは電池で選ぶという人にもオススメできます。
防水・防塵、おサイフケータイ対応も価格を考えれば充実した機能と言える
さらにGalaxy A30のメリットを紹介していくと、やはりこの価格帯でありながら機能が揃っているというところがあります。
3万円を下回る格安スマホになると、防水・防塵やおサイフケータイといった機能は付いてこないことが多々あるわけですが、そうした日本向けに必要とされている機能がGalaxy A30にはしっかりと用意されています。
割と局地的な大雨が多くなった日本の気候環境においては、防水・防塵というのは必須となってくるでしょうし、おサイフケータイも現在のPay系サービスのキャンペーンの多さを考えれば対応していることによってオトクな特典を得られやすいものになっています。
この2つへの対応というのは格安スマホとして他にはない良い点として挙げることができます。
これで2万前半の価格。コスパの良さはUQモバイルだけでなく格安スマホ全体でも良いものに
レビューとしては簡易的なものになりますが、これといった不満が特にないスマホ(ただしカメラの広角側の画質の低さや夜景の弱さは目立つ)となっているため、性能に見合った使い方をしていけば動きは悪くないですし画面も綺麗、それにバッテリーも気にしなくて良いという使い勝手の良さを強く感じさせます。
性能自体は高くはありませんが、全体的に使いやすさといったところがあらゆる面で安定したものになっているため、格安スマホとしてUQモバイル内だけでなくMVNO全体を見てもコスパが良いです。
キャッシュバックで2万前半の価格で買えるスマホとしてはあらゆる項目が標準以上に満たされています。格安スマホとしては抜群にオトクで使いやすい良コスパスマホになるでしょう。
UQモバイルの契約、MVNOのスマホ契約の中でもオススメできる契約になっています。