au、新料金プラン「カケホとデジラ」 メリットとデメリットについて

 

auでも発表されてしまった通話定額型の新料金プラン「カケホとデジラ」。

結局横並びの設定につまらなさと失望感を感じるが、これからお付き合いが続くプランという事で調べてみたことのまとめを。

正式な開始は8月13日となるため、それまでに今回の内容に変更が入る可能性もある。そのため正確な情報は随時公式サイトにて。

電話カケ放題プラン

auの新料金プランは先行するdocomoとSoftBankと同じく、通話定額型のプランが採用されている。料金設定もdocomo・SoftBankに右に習えということで、スマホ音声プランが2,700円、3Gケータイが2,200円。

これらはこの高さで通話定額が出来る「基本料金」という扱いになるため、ここから更にインターネット接続用のパケット定額プランへの加入が必要になってくる。

メリット:通話定額

3キャリア横並びとなるとメリットなのかよくわからないが、あえて挙げるとしたらこれしかないだろう。他所と変わらず2,700円からの通話定額、となっている。

デメリット:音声品質が悪い

通話で勝負となると最も割を食うのがauだろう。auの通話品質は3キャリアの中でもそうだが、EMOBILEやWILLCOM含めても通話品質は下の方に位置するかと思われる。これはもう採用している規格から避けられない問題であるが、通話品質の悪いauで果たして通話定額を採用してもdocomoほどのメリットが感じられないにも関わらず、同じ料金設定になっているのはデメリット・・・に近い事柄になるかもしれない。

 

データ定額2/3/5/8/10/13

データ定額は6種類。下限はdocomoと同じ料金であるが、10GBのプランはdocomoよりも若干安くなっている。

3GBや8GB、13GBと他社の用意していないオリジナルなデータ定額プランを作って来ている。

メリット:細かく選べるプラン

メリットは最大容量こそ少ないものの、個人で選ぶには全てが選択肢になり得るデータ量の豊富さか。2GBから13GBの間で6つの容量を選べるので使い方にあった選び方が出来る・・・のか。

デメリット:データ切り離し不可能

デメリットはdocomoやSoftBankではこのデータ定額プランがスマホも3Gケータイも契約しなくても大丈夫なように出来ているのだが、残念ながらauではデータ定額プランを4Gスマホ契約の場合は強制契約と規約上はなっている(7月6日時点)。

データ定額プランの最低料金は2GBで3,500円のプランから。電話カケ放題プランとLTEネットを合わせると新料金プランは契約後の最低維持費が6,500円というとんでもない扱いになりそうな予感が・・・。まぁ規約変更に希望を持って。

なお8月13日まではLTEフラットに電話カケ放題プランを付けることができるため、スマートフォンでも電話カケ放題プランのみで契約できる・・・かもしれない。

 

データギフト

docomoのデータ「シェア」に似た施策として「データギフト」をこの通話定額型のプランには採用するようだ。

データギフトは同一グループの家族割間でデータ量をギフト、送ることで家族分の余ったデータ量を有効活用出来るようになっている。

デメリット:データ定額は個別に契約必須

まずはデメリットのほうから。このデータギフトはdocomoのシェア方式とはその性質が異なっている。

docomoのシェア方式ではシェアオプションと呼ばれる500円からのパケット分け合いオプションを契約することで、別途家族がデータ定額プランを契約しなくても代表回線のデータ定額の契約と通信量を使うことが出来る。

一方でauのギフト方式では、家族分のデータ定額プランを一つにまとめることはできず、あくまでも個人個人がデータ定額プランを契約した上でその中で余ったデータ量を家族へ送るという形をとっている。

これにより家族全員で同じデータ量を平均的に使うものと仮定した場合は、auの新料金プランではdocomoの新料金プランよりも高くなってしまう可能性が高い。5人家族で一人2GBを使うと仮定した場合、docomoならばパケット10パック(9,500)とシェアオプション(500×4人分)の合計11,500円のデータ定額プランの料金がかかるが、auの場合はデータ2GB(3,500×5人分)が必要になり17,500円のデータ定額プラン料金がかかってしまう。

これはauを使う家族が多く、同時に新料金プランへの移行を考えている家庭ほどこの料金の差は開いていってしまう。auの現在のデータギフト方式では家族でauを使っている人には値上げのようになってしまう可能性が高い。

メリット:管理が個人に任せられる

このデータギフトにあえてメリットを見出すとすれば、個別でパケット管理が出来るためdocomoのシェア方式で懸念される家族間でのデータの奪い合い的な争いを気にせずにいいというところだろう。データの使用量は完全に個人の責任で管理されるため、速度規制が発動しても家族間でギスギスしなくて済む・・・かもしれない。

 

その他

  • その他には3Gケータイ向けのプランはデータ定額プランが必須ではないこと、そしてauスマートバリューが適用されるようになっている(ただし適用にはデータ定額プランが必須)。ただし毎月割はデータ無しのプランでは非適用。これまでより融通は効かなくなっている。
  • スマホ向けのauスマートバリューはデータ量によって割引額が変動。従来の割引1,410円を得るには5GBのプランからになり、2GB・3GBのプランでは934円の割引額となる。
  • 最低維持費は新料金プランではスマートフォンが6,200円、3Gケータイで2,200円、旧LTEプランでは934円となる。旧LTEプランは当初2015年2月末に新規受付停止という案内であったが、現在そちらは公式HP上より削除されているため、この予定が早まるのか延びるのかは不明。

 

追記:電話カケ放題プランの3Gケータイ向けプランは、データ定額に未加入でも毎月割が適用

追記として。

auの3Gケータイ向けの電話カケ放題プランでは、他社とは異なり3Gケータイを契約した時に付いてくる毎月割に限りデータ定額不要で毎月割が適用できるようになるようだ。スマホを契約した時に付けられた毎月割を、プラン変更によって3Gケータイ契約にしてもそれは無効に。3Gケータイを新規購入か機種変更した際の毎月割でないとケータイプランへの適用は出来ない。

この措置によって、3Gケータイを利用した場合の通話定額プランではauが最安料金になる可能性が高い。

通常2,200円の料金が3Gケータイ用の電話カケ放題プランには設定されているが、ここから3Gケータイに付いてくる毎月割に限って料金を割引できるため、大手3キャリアでは唯一の2,200円以下で通話定額用のケータイを持てるキャリアとなる(docomoの子回線を除く)。

例えば現在3GケータイのGRATINAは毎月割が新規とMNPで1,350円という高額な毎月割が用意されている。この毎月割を使えば税込み2,376円の電話カケ放題プランが、1,026円という圧倒的な安さで使える状態になる。通話用の3Gケータイの運用法としては最低維持契約を除いた運用方法として最安と言えるだろう。いくら電話をしても定額となるため、通話を重度利用している人には過去最高の定額運用回線となる。

GRATINAの毎月割変動によってはこの回線は実現不可能になるため、通話用回線の必要性がある人は1,026円運用が可能な内に手に入れておきたいところだろう。

 

このサイトを見る人向けの話題だとデータ定額プランが強制加入というところが痛い部分か。その分キャッシュバックでも盛ってくれれば楽なのだが・・・。通話品質に難のあるauでの通話定額運用にどれほどメリットがあるかわからないが、独り身で契約する分にはデータ量も細かく選ぶ事ができるので、docomoよりは選択の幅は広がっているかと思われる。

家族全員で新料金プランへの移行は値上げとなる場合が多いため、発信者を限定させて家族の誰かが通話定額に加入、という方法を取ればもしかしたらこれまでよりも安くなるかもしれない。


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