パケットパック | ベーシックパック~3GB | ギガホ・ギガライト | ギガライト~3GB |
---|---|---|---|
基本料 | 1058円 | ギガライト③ | 4218円 |
sp | 324円 | ||
ベーシック③ | 4320円 | ||
月サポ | ▲2457円 | ||
iPhone XS 64GB 24回払い |
5157円 | XS 24回払い |
5157円 |
合計 | 8402円 | 9375円 |
※どちらも税込みで計算
高くなっててワロタ
いや、まだ端末購入補助の内容とかが判明していないんで断言はできないんですけどね・・・。それでも現在の情報をまとめればdocomoの新料金プランのギガホ・ギガライトと今まで利用してきたパケットパックのプランを、iPhone XSの契約で比較してみると総支払い額は高くなるパターンが多いです。
今回のギガホ・ギガライトのプランは「端末購入補助の割引をなくして回線料金を安くしろ!」という総務省さまのありがたいお言葉を元に生まれたプランのため、「回線料金自体は安い」ものの「端末も一緒に契約すると割引が無くなってるから今までのプランよりも高くなる」という弱点を現時点の発表内容では持っています。
このためこれまでスマホの契約と言えば「スマホの買い替え・機種変更」という考え方をしていた一般的なユーザーにとっては高くなり、何年も同じスマホを使っているようなユーザーにとっては安くなるという状況へと変化していくことになる可能性があります。
その安さの違いがわかりやすい最たる例がiPhone XSの従来プランでの契約とギガホ・ギガライトプランでの契約の料金の比較になるでしょう。
iPhone XS、ギガホ・ギガライトとシェアパックで比較
実際どんな感じの料金差になるのか、その違いを冒頭以外のプランでも確認しておいてください。
パケットパック | ベーシックパック~1GB | ギガホ・ギガライト | ギガライト~1GB |
---|---|---|---|
基本料 | 1058円 | ギガライト③ | 3218円 |
sp | 324円 | ||
ベーシック③ | 3132円 | ||
月サポ | ▲2457円 | ||
iPhone XS 64GB 24回払い |
5157円 | XS 24回払い |
5157円 |
合計 | 7214円 | 8375円 |
パケットパック | ベーシックパック~5GB | ギガホ・ギガライト | ギガライト~5GB |
---|---|---|---|
基本料 | 1058円 | ギガライト③ | 6458円 |
sp | 324円 | ||
ベーシック③ | 5400円 | ||
月サポ | ▲2457円 | ||
iPhone XS 64GB 24回払い |
5157円 | XS 24回払い |
5157円 |
合計 | 9482円 | 11615円 |
一応近いプランで複数比較していますが、iPhone XSと一緒に契約した場合にはギガライトの基本料よりも月々サポートの適用されたシェアパック契約の方がどのパターンでもはるかに安いです。
この状態でギガホ・ギガライトが安くなる場合というのは、
- 月々サポートが終了する3年目以降の料金
- 総額約25000円以上の端末割引が用意される
というどちらかのパターンです。
月々サポートは2年間で終了するために、3年目以降は基本料が安いギガホ・ギガライトの方が安く持てますが、これに関しては月々サポート終了と同時にギガホ・ギガライトプランへと変更すれば今シェアパックを使っている人もお得になるというか、そっちの方がよりお得な形で使えてしまうので、あえてギガホ・ギガライトで機種変更するメリット的なものは大してありません。
ギガホ・ギガライトが本当にiPhone XSの契約においても安くなるとしたら、強烈な端末割引・端末補助が出てこないと厳しいでしょう。
docomoの社長のインタビューを見てみると一応端末割引・端末補助費というのはどういう形であれ考えているということは言っていますが、「今までと同様にたくさんかけるわけにはいかない」「補助金というよりも端末の買い方を変える」という旨の内容になっており、大きな期待はできずにauやSoftBankと同じ48回払い的な支払い制度とそれに伴う端末回収を前提とした機種変更プログラムが用意されるぐらいでしょう。
月サポ後継? ドコモが「新たな端末購入補助」を準備中──社長明言(追記) – Engadget 日本版
それだったら月サポ+買取or下取りの高いほうといった感じのシェアパック運用の方が自由度も端末価格的なところの安さも結局上回ってくる可能性があります。
まあとにかくこれまでのような「スマホの機種変更を2年前後のサイクルでしていた」なんて人にとっては、ギガホ・ギガライトが始まることで「スマホ代が安くならなくなって契約しにくくなる」といったことにしばらくはなるのは間違いなさそうです。
スマホを買い替えたいなら5月末までに契約した方が良い人は多い
別に煽るわけでもないんですが、まあこんな感じでスマホを買い替えたい人にとっては新プランの制度というものが期待外れに終わってしまっているため、スマホを安く新しくしたいと思ったら今までのプランで契約できる5月末での契約というものをしておいた方がいいかもしれません。
外装がもうボロボロ、性能やバッテリー持ちに不満を感じだしている、ちょうど割引が終わってる、なんていうスマホの買い替えの理由としては十分な状態であるならば、「スマホと一緒に契約することが安い」間に契約しておくと少しは負担というのも軽くなるはずです。
今回例に出しているiPhone XSはもちろんですが、今だとiPhone 8とかGalaxy S9、Xperia XZ2とXZ2 compactなんかが割引がマシマシになって安くなっています。
これらのスマホなら2年後に割引が終了しても、そのままギガホ・ギガライトに切り替えて使い続けるだけの性能等を持っているために、ギガホ・ギガライトでスマホ契約が安くならなくなった時でもそこからしばらくは同じスマホを使い続けて安くすることができるでしょう。
ギガホ・ギガライトでは「機種変更」的な買い方がこれまでよりも高くなる可能性というのが、端末購入補助の詳細が出てこない限りは考えられるということです。