docomoとauから発売されているGalaxy S10+についてレビュー及びスペック・機能面の確認・検証をしていきます。
夏モデルの定番となっているGalaxyにおける大画面モデルの端末がS10+となります。
大画面ではあるもののエッジディスプレイによって端末幅も広くなり過ぎず、今回は軽量化まで果たしているということで非常に使いやすいモデルとなっています。
扱いやすさに加えて性能・スペックも最高峰のレベルになっており、今季のスマホとして特に性能面を求めたいのならば候補に入ってくる機種です。
またカメラ性能もDxOMarkでP30 Proに匹敵するトップクラスの数字を残しており、カメラ用途でも選ぶ価値のある機種となっています。
利用していてもかなりの万能感を持ったスマホになっているのを感じられるスマホになっているのがGalaxy S10+なわけですが、今回はこちらの機種の詳細をレビューしていきたいと思います。
GalaxyのSシリーズ、その中でもプラスシリーズの特徴としてはdocomoもauも在庫を多く持たないというのがあり、それゆえに値下げなどが行われないままに生産終了機種となる、という流れがS8+、S9+で続いてきました。
今回のGalaxy S10+も同様の流れが予想されるため、興味のある人は値下げやキャンペーンを待つよりも在庫がある内に契約することをオススメします。
Galaxy S10+ スペック
Galaxy S10+ | |
SoC | Snapdragon 855 |
RAM | 8GB |
ROM | 128GB(micro SDカード512GB対応) |
バッテリー | 4000mAh |
重さ | 175g |
ディスプレイ | 6.4inch 3,040×1,440(Quad HD+) |
アウトカメラ | 1600万画素(超広角) 1200万画素(広角) 1200万画素(望遠) |
インカメラ | 1000万画素 800万画素 |
サイズ | 74×158×7.8mm |
特徴
- 広角+超広角+望遠の3眼カメラ
- 6.4インチで重さ175gの軽さ
- インカメラはパンチホール
- 画面内に超音波指紋センサー
- バッテリー「給電」機能搭載
- AIアシスタントBixby搭載
- AR絵文字でアバター作成可能
- PCモニターを利用したDeX機能
SoCはSnapdragon 855。2019年フラグシップモデル向けのSoCを搭載しています。
RAMは8GB。Xperia 1やAQUOS R3といった同時期に発売されたスマホの中でもRAM容量は高くなっており、スペック的にはトップクラスのものに。
ディスプレイは有機EL、6.4インチ。画面のHDR補正や有機EL特有の黒色の諧調の豊かさというのもあり、暗い場面でも暗部のディテールが潰れたりしない表示の「クッキリ感」というのが強いです。
インカメラはパンチホール型に。Galaxy S10の単眼ではなくプラスでは超広角カメラも追加されて2眼のパンチホールとなっています。
このパンチホールの存在によって表示のされ方がアプリやコンテンツによって異なってきます。またナビゲーションバーの表示がこのパンチホールカメラの存在によって左に寄るため、スクリーンショットでもそれが反映されて少し不格好になります。
画面占有率は90%を超えるものになっているものの、このパンチホール部分の表示によっては6.4インチという大きさを活かすことができないものになっているのはご注意を。
防水・防塵、おサイフケータイ、ワンセグ・フルセグといった機能にフル対応。ほぼ国内メーカーモデルに近い機能性の高さを持っています。
機能性チェック
検証やレビューに入る前にGalaxy S10+の機能について、個人的に気に入ったものや便利に使えたものを紹介します。
Always On Display対応 デザインも増えて好みの通知が選べるように
いつもの機能、Always On DisplayはS10シリーズでも健在です。
スリープ・スタンバイ状態でも時刻・通知を表示してくれる便利機能ですが、現在のバージョンではデザインや配色が更に増えてより好みの通知方法を選べるようになりました。
ほとんどバッテリーへの影響もないため、こちらはGalaxy S10+を使うのであれば常用しておきたい機能です。
間違いなく実用的です。
データ移行がかなり楽
今回Galaxy S10+に乗り換えようというユーザーは既にGalaxyユーザーである人が多いと思いますが、そうしたユーザーがデータ移行しやすい機能というのをここ最近のGalaxyは用意しています。
アプリのSmart SwitchとUSBケーブルを使うことによって、一部のアプリにおいては操作や閲覧の履歴というものをそのまま引き継ぐことが出来ます。
アカウント引継ぎ系のアプリに関してはアプリ内手続きが必要な場合がありますが、その他のアプリに関してはこれまで使っていたスマホの状態がそのまま反映されやすくなっています。
データ移行が簡単に行えるため、このSmart Switch+専用アダプタ付きUSBケーブルの存在およびその機能は、機種変更の障壁というのを少なくしてくれるものになっています。
DeX
Galaxy S10+ではPCモニタに接続してPCライクな作業環境を構築できるDeX機能が用意されています。
こちらはGalaxy S8から用意されていた機能ですが、今回のGalaxy S10+でも用意されています。
PC環境に近い形でAndroidアプリを利用することができるため面白い機能ではあります。
ただGalaxy S10+ではこのDeX機能がほとんどフィーチャーされておらず、実際機能もS9のころからほとんど進化していません。
長時間利用した時の発熱も高く従来から言われていた問題点の改善がされておらず、あくまでも補助的な機能からは脱却していないのが残念な点です。
あまり使う機会はない・・・がBixbyのAI判定機能はもしかしたら便利に使えるかも
使う機会は個人的には正直少ないものの、Galaxyシリーズでは「Bixby」といったAIアシスタント機能がこれまで長く常設されています。
Galaxyアカウントに登録必須な面倒な点も利用のハードルを上げていますが、登録することによってBixbyの各機能が使えます。
どういった機能があるかというと次のようなものです。
ユーザー行動を学習して利用のしやすさを促進
- 自宅に戻るとWi-Fi接続
- 就寝時間にバッテリー節約のために不要な機能をオフ
- 車に乗ったら自動で音楽再生
カメラを使ったAIアシスタント
- 自動翻訳機能
- 現在地のオススメスポット提供
- 食事にカメラを向けるとカロリーや栄養素表示
- 対象物の類似物をネット通販から検索
といったものになります。
正直翻訳以外は精度がそこまで高くない為にあまり利用する機会はないと思いますが、こうした機能を用意することによってユーザー補助が行われています。
フォートナイトの限定スキン「アイコニック」が入手可能
機能ではなくGalaxy S10とS10+の特典ということになりますが、
ゲーム「フォートナイト」の限定アイテムとなる「アイコニック」スキン&「シナリオ」エモートが手に入る
という特典があります。
こちらはGalaxy S10かS10+を購入していないと貰えないものになっており、ゲーム内のアイテムとして貴重な存在になっています。
オークションでは6000~8000円でやり取りされているため、そちらで売ってもいいですしフォートナイトをプレイしている友人に譲れば喜ばれることは間違いないでしょう。
ゲームユーザー向けの特典ですが、ゲームをプレイしていなくてもこの特典を使い道は多くあります。
Galaxy S10+レビュー
以上のスペックや機能を踏まえた上で実際にGalaxy S10+がどのようなスマートフォンなのかということを検証やレビューを通じて紹介していこうと思います。
ベンチマークスコア・ゲーミング性能
Galaxy S10+ | |
SoC | Snapdragon 855 |
RAM | 8GB |
ディスプレイ | 6.4inch 3,040×1,440(Quad HD+) |
スマホの性能について最もわかりやすい指標となるのはベンチマークアプリの数値になるでしょう。
一部の機種によってはベンチアプリ利用時にのみ数字を伸ばすような処理をしているメーカーもありますが、こちらのGalaxy S10+に至ってはそうした心配はいらないでしょう。
そのため今回のベンチマークアプリの数字というのはこちらのGalaxy S10+の実力を測るのに参考になってくるかと思います。
利用したベンチマークアプリは
- Antutu
- GeekBench
の2つ。
それぞれぞの数値は以下のようになります。
Antutu
Antutu | Galaxy S10+ | Galaxy Note9 | iPhone XS Max |
---|---|---|---|
スコア合計 | 352503 | 281093 | 320491 |
CPU | 119406 | 86831 | 118270 |
GPU | 147728 | 126290 | 131751 |
UX | 72071 | 59878 | 64644 |
MEM | 13298 | 8094 | 8826 |
GeekBench
Geekbench | Galaxy S10+ |
---|---|
SCS | 3523 |
MCS | 11189 |
RSS | 7230 |
BSE | 6733 |
Antutuスコアが今のスマホ界隈の中では最もわかりやすい指標になるかと思いますが、そちらでiPhone XSシリーズを超える数字を叩き出しています。
キャリアで発売されているスマホの中では発売時の5月の時点でNo.1のスコアとなる約35万点という数字が実現されています。
スナドラ855の高性能さといったものがしっかりと数字に表れています。
GeekBenchの数字も比較用の補助的な役割を果たしてくれるかと思うので、他の機種と比較してみてください。Galaxy S10+の性能の高さがわかるでしょう。
こうした高性能さを持つためにゲーミング性能といったところでも十分なパワーを見せつけています。
特にハイエンドモデルのゲームの快適さを比較するときに用いられるミリシタの13人ライブといったものがありますが、こちらの表示も「3D高画質」で余裕でヌルヌルと動きます。
13体の3Dキャラ+舞台分の表示であっても負荷が感じられないほどに滑らかに動くため、ゲーミング性能といったところでも不足を感じることはまずありません。
Galaxy S10+はその性能において高い評価をすることのできるスマホといえます。
アプリ起動速度・書き込み速度
ベンチマークスコア以外にもスマホの性能を図る指標としてアプリの起動時間も確認し、他の機種と比較してみます。
ベンチマークスコアの数値が実際の利用シーンにおいて数値通りの性能を見せるのかということを判定します。
本来は動画などで起動の瞬間を見せるべきなのでしょうがそんな環境はないので手動計測の時間を表にまとめました。
Galaxy S10+ | Xperia XZ3 | iPhone XS Max | |
ポケモンGO | 約1秒 | 約3秒 | 約1秒 |
デレステ | 約3秒 | 約5秒 | 約3秒 |
重たいアプリを選んでいますがそれでも高速起動を見せており、ベンチマークの良さが確かなものであるのを感じさせます。
ストレージの読み書き速度もAndroBenchで確認していますが高速さを見せいているのが以下の画像からわかるかと思います。
バッテリー性能
au版公表バッテリースペック | |
バッテリー容量 | 4,000mAh |
連続通話時間 | 約2,340分 |
連続待受時間 | 約450時間 |
電池持ち時間 | 約130時間 |
バッテリー性能について複数の利用シーンで比較してみたのでその様子を確認してください。
100%からのバッテリー状況 | |
ミリシタライブ(MV)10回連続 | 89% |
Antutu5回連続 | 85% |
動画2時間視聴 | 88% |
- 輝度はすべて50%(おおよそ室内灯に最適化)
Galaxy S10+のバッテリー駆動時間というのは普段の利用においてはそこまで問題にならないものになっています。
決して優秀というわけでもありませんが普通に使う上ではこれといった不満もない電池持ちでしょう。
ただ端末のサイズ、そしてバッテリー容量といったところを考えると、体感的に5.5インチ程度のバッテリー容量が少なめなスマホと同等レベルの電池持ち具合なので、そこは少し物足りなさを感じてしまいます。
発熱
発熱についても検証を行ったのでそちらを確認してもらいましょう。
ベンチアプリ、ゲームアプリを複数回連続で起動した状態の温度です。
Antutu | バッテリー温度 | CPU温度 |
---|---|---|
1回目 | 33.1℃ | 39℃ |
2回目 | 36.7℃ | 45.1℃ |
3回目 | 38.9℃ | 46.7℃ |
4回目 | 40℃ | 48.6℃ |
5回目 | 39.6℃ | 48.9℃ |
ミリシタMV | バッテリー温度 | CPU温度 |
---|---|---|
1回目 | 32℃ | 41.2℃ |
2回目 | 33.9℃ | 46.7℃ |
3回目 | 35.6℃ | 48.1℃ |
4回目 | 35.8℃ | 51℃ |
5回目 | 36℃ | 49.7℃ |
気温26℃・エアコンなし
測定時の気温が26℃と半袖で過ごしやすい気温ということもあり、最初からバッテリーやCPUの温度は高めで推移していました。
そういった環境下のために発熱はAntutuを回し始めてから感じられるものになっています。
2回目終了時点で背面全体がハッキリわかるレベルで温かくなっており、発熱自体はしやすく感じやすい温度までに上がります。
ただ3回目以降かなり温度の上げ幅が粘っているのを感じられ、一定以上の発熱はしにくいものになっているのがわかります。
この間Antutuのスコアもほとんど落ちないため、発熱による性能低下も見られない点は評価できるポイントです。
Galaxy S10+は特に冷却システムが同じGalaxy S10よりもしっかりしたものを持っているため、そちらの点でも発熱を抑えたり放熱効率を上げたりと心配の要らない構造になっています。(Galaxy S10はヒートパイプ冷却システム、Galaxy S10+はペイパーチャンバー冷却システムを採用)
カメラ性能
Galaxy S10+ | |
アウトカメラ | 1600万画素(超広角) 1200万画素(広角) 1200万画素(望遠) |
インカメラ | 1000万画素 800万画素 |
静止画/動画 最大ズーム | 10倍 |
Galaxy S10+において性能と並んで目玉とも言えるのがカメラ性能に関する部分です。
2018年はHuaweiスマホにカメラ性能において後塵を拝すことが多かったGalaxyですが、S10シリーズからはこのカメラ性能がさらにパワーアップ。
焦点距離の違うレンズを揃えて撮影シーンが増えただけでなく、正確な色味とダイナミックレンジの広さを見せ、AIオート撮影によるSNS向けの写真もより撮りやすくなりました。
これによりカメラレビューサイトDxOMarkではHuawei機にスコアで肉薄。
カメラ目的で選ぶスマホとしても候補に当然入ってくるスマホになりました。
こちらでも実機の写真というのを載せておくので確認しておいてもらえれば。
屋外(晴れ・曇り)
最後の写真、露出を測定した箇所が微妙に違うために暗部の印象が異なりますが、iPhoneなんかだと空の部分が白飛びしているのに対してGalaxy S10はしっかり空の青さを見せています。
Galaxy S10+のダイナミックレンジの広さがわかりやすい比較になるかと思います。
暗所
食事
ポートレート
ポートレートモードでの撮影は背景効果を後から調整可能。
- ボケ具合
- ボケのエフェクト変更
- 背景の光源エフェクト変更
- 白黒化
といったものを調節出来ます。
デメリット
各検証の次にはレビューとしてメリット・デメリットといったものを利用した感触から挙げていきます。
Galaxy S10+の実機を使っていく中で感じた問題や気持ちよく使えた部分なんかをピックアップしていきます。
まずはデメリットから。
指紋認証の精度およびレスポンスが悪い
超音波式でディスプレイ内蔵の指紋センサーについては、指紋認証として他社のスマホと比べても褒めにくい精度・レスポンスです。
Galaxy S7eやS8辺りの指紋認証の精度の悪さというのはGalaxyにおいて問題になっていましたが、Galaxy S10+においてもそれらの端末ほどではないものの指紋認証について再びイラつかされるものに近くなってしまいました。
同じ画面内指紋認証と比較してもHuaweiなどのスマホと比べると劣るレスポンスになっており、こちらはデメリットの1要素として挙げられます。
こちらの機能を快適に利用したい場合には解除しやすい状態になるまで何度も指紋登録を行って当たりが出るようにしてからがいいでしょう。
Galaxy S10+の指紋認証の精度・レスポンスの低さはデメリットです。
反面顔認証の精度は上がっているので、メインで使うのならばこちらを中心にしたほうが良いです。
バッテリー・電池持ちの物足りなさ
電池持ち自体はバッテリー容量が多いために丸一日利用することに対してあまり気にならないのですが、バッテリー容量の割には電池持ちはそこまで良好ではありません。
結構なバッテリー容量を持ちながら電池持ち自体は朝から夜まで使っていくと残り15%前後になり警告が出てきます。
他のスマホ、AQUOS R3や海外版P30 Proとかだと同じような使い方をしても25%以上はバッテリーが残っているため、Galaxy S10+は1日使えると言っても他のメーカーモデルと比べると物足りない残量であるのは間違いありません。
これはGalaxy S10になるともっと減って1日持つかどうかのレベルになるため、Galaxy S10シリーズが持つ明確な弱点となっています。
パンチホール部分の表示
これは序盤のところでも確認しましたが、パンチホールタイプのインカメラを採用したことにより見た目はノッチのM字ハゲデザインよりも良くなりましたが、その反動でナビゲーションバーが太めになりスクショもいびつな形で記録されてしまうようになってしまいました。
まあデメリットと言うほどではないのですが、スクショとかをSNSに投稿する人やとにかく画面の表示される領域を広くしたいと考えている人にとってはデメリット感の強いものになります。
ゲームアプリだとこの部分が黒帯になったり完全に表示が切り取られるといった影響も受けます。
メリット
次はメリットとして感じたところを挙げていきます。
175gの軽さ
Galaxy S10+のメリットの一つは「軽さ」です。
6.4インチという画面サイズはスマホの中でも結構な大画面に位置すると思いますが、そうした大画面端末における本体重量というのが175gなんていうかなりの軽さを見せています。
iPhone XS MaxやGalaxy Note9といった既存の大画面端末と比較するとその軽さがおかしいことがわかってもらえるかと思います。
重量 | 画面サイズ | |
Galaxy S10+ | 175g | 6.4inch |
Galaxy Note9 | 201g | 6.4inch |
iPhone XS Max | 208g | 6.5inch |
どれも200gを超える重量の中で、Galaxy S10+の軽さが光っています。
実際持っていてもかなりストレスの無い快適さとなっているので、この軽さはメリットとして挙げることができます。
これ一台で何でもできる性能とカメラの良さ
スペックの項目・カメラ性能の検証項目を見てもらえればわかりますが、Galaxy S10+はスペック・カメラの質が非常に高いものになっています。
スペックは文句なし、そしてそれに伴う動作などについても問題なく、読み込み速度も書き込み速度も快適です。
ミリシタ13人ライブもヌルヌル動かせるゲーミング性能も用意されているためゲーマーにも理想的なスマホでしょう。
そして今モデルではカメラ性能といった昨今のスマホにおいて重要視されている要素が非常に優れたものになっており、このスマホ性能の高さにこのカメラ性能の高さを兼ね備えたGalaxy S10+は正直隙がありません。
一応無理やりにデメリットを挙げていますが、この性能・カメラのメリットの高さの前ではあんまり気にならなくなるのも事実で、デメリットは多少あるもののその圧倒的なスマホ性能・カメラ性能の良さからGalaxy S10をオススメすることができるかと思います。
使ってわかる充実っぷり 指紋認証・バッテリー以外はほぼ完璧のためオススメしたい大画面系のスマホ
Galaxy S10+はここまでの検証・レビューを踏まえた上で「オススメできる」スマホとなります。
明確に不満があるのは指紋認証の精度ぐらいでしょう。バッテリーについても物足りなさはあるものの、S10よりは容量が多いために致命的な問題にはなりません。それ以外についてはデメリットでいくつか挙げてはあるものの、あまり大きな問題を抱えてはいないスマホです。
むしろそのメリット、軽くて高性能でカメラも綺麗、というこれらの項目がどれも優れた状態で揃うというこれまでのハイエンドスマホには見られなかった特徴を有しています。
検証内容からもわかるように、あらゆる利用方法において充実した性能・機能・対応力といったところを見せてくれるため、大画面スマホの中ではこれを選んでおけば良い、といった定番のオススメスマホと言えます。
どちらのキャリアにおいても価格は高いですが、その価値に十分に見合ったスマホとなっています。
Galaxy S10+はオススメ度の高い、ほぼ完ぺきに近いハイエンドスマホです。
価格情報
Galaxy S10シリーズの販売価格は特にdocomo版において優秀です。
- docomo
価格 | 2年利用時価格 (スマホおかえしプログラム利用) |
|
Galaxy S10 SC-03L | 89424円 | 59616円 |
Galaxy S10+ SC-04L | 101088円 | 67392円 |
- au
価格 | 2年利用時価格 (auアップグレードプログラムEX) |
|
Galaxy S10 SCV41 | 102000円 | 60360円 |
Galaxy S10+ SCV42 | 114960円 | 66840円 |
一括の契約の場合にはdocomo版のGalaxy S10は8万円台、S10+でも10万円台の前半。
2年で端末回収のサービス(スマホおかえしプログラム、アップグレードプログラムEX)を利用した場合には6万円台での契約というのも可能になってきます。
docomo版の価格はこのスペック・性能・カメラを持ったスマホにしては安い!と思わせる価格です。
Galaxy S10+もそうですが特にGalaxy S10はサイズ以外ほぼS10+と同じ性能ながらここまでの安さを見せており、コスパがかなり良い契約となっています。
docomo版はdocomo withを引き継いだまま購入できるなどメリットも多く、Galaxy S10シリーズは決して高い買い物にはならないでしょう。
価格面を見た時に、docomoユーザーであれば安い契約の部類に入るかと思われるため、価格がスマホ契約のネックになっている、という人にもオススメできる契約です。
契約はオンラインショップで(特に機種変更)
なおGalaxy S10シリーズを契約しようという場合には、docomoとauのそれぞれのオンラインショップをオススメしています。
その理由は簡単で、各オンラインショップでならばお得に機種変更が簡単に出来てしまうからです。
オンラインショップでは
- 通常2000円or3000円かかる事務手数料が無料(docomoのみ)
- 頭金が0円
- ネットから簡単に手続きが可能
- 2500円以上の価格のあるスマホなら送料無料で自宅に届けてくれる
- チャットサポートで自宅からプランや端末比較の相談ができる(docomoのみ)
こんなにお得で便利に契約できるメリットが数多くあります。
特に事務手数料と頭金といったスマホ契約では必須の支払いがオンラインショップであれば無条件に0円に出来るのはオンラインショップが持つ強烈なメリットなのは間違いないです(docomoのみ)。
こうした端末価格以外の支払い金額というものを気にせずに契約できる、しかも全国から契約可能というのは間違いなくオンラインショップがお得な点と言えます。事務手数料のような本来なら必須の出費をオンラインショップ限定で抑えることができるのは、より安くお買い得に購入しようとするならば得ておきたいメリットになるでしょう。
他にも自宅から全ての手続きが可能なため、わざわざ時間をかけて契約に行く必要もありません。即日スマホが手に入るというスピード感はありませんが、手続きが本当に5分以内に終えることが出来る上に最短2日ほどで到着するのは楽です。時間を気にせず契約できて無駄にもしないのは社会人や主婦の方に大きなメリットになるはずです。
それにオンラインショップの販売ページ内ではチャットサポートが最近では行われており、店頭の便利な要素であるプラン相談や端末の相談といったものも行うことが可能になっています。オンライン契約に抵抗感がある人でもこれなら契約しやすいでしょう(docomoのみ)。
こうした理由から機種変更をするのならばオンラインショップをオススメしています。