お役立ち知識

オススメ白ロムスマートフォン 【1万円以下編】

 

このサイトで紹介しているようなスマートフォンの投げ売りが始まってから1年半近く経過している。投げ売りの歴史の中では初期こそどうしようもない機種も多かったものの、次第に「こんな機種が!?」と驚くような高性能な機種も投げ売りをされ始めた。そのため多くのMNPプレイヤーや機種変プレイヤーにより当時のフラグシップが白ロム市場に大量に流れだした。想像がつかないほど市場に出回った投げ売りスマートフォンはその性能と比較すると、あまりにも低価格な値段設定で売られているのも多々見かける次第である。

今回はそんな白ロムスマートフォンのオススメを紹介していこうと思う。その中でも1万円以下で購入可能なものに絞って紹介するつもりだ。

1万円以下といってもその中には前述のようにかなり高性能な機種が含まれており、現在発売されている機種にも劣らないレベルといっても差し支え・・・ないと思うものも多いので参考にしてみて欲しい。

 

※比較的新し目の機種については以下の記事を参考にして欲しい
お買い得白ロムスマートフォン 【発売1年以内】

 

ISW12HT EVO3D

evo_isw12ht_1

1万円以下で購入できてなおかつそこそこの動きが期待できる機種の筆頭がこのスマートフォンだ。2011年のau夏モデルフラグシップとして発売され、性能もデュアルコアに1GBのRAMを搭載し1年以上たった今でも十分戦える性能を有している。

2011年11月よりMNP一括0円での発売が開始されたのを皮切りに、年末年始には5~7万円のキャッシュバックと共に投げ売られたために多くの白ロムが市場に流通し始めた。キャッシュバック額が少なくなり、海外からの需要で一時は白ロム価格が1万円を超えたものの、現在では機種変更一括0円で手に入れることもできるため、再び1万円以下で白ロムが流通しだしている。

先にも書いたようにデュアルコアでメモリも1年以上前の機種としては上々の1GBあり、基本的な動作に不満を持つことも少ないはずだ。目立った不具合も報告されておらず、公式にAndroid4.0へのアップデートが実施されるなど、まだまだ現役で戦える格安スマートフォンの一つだ

Amazon : HTC EVO ISW12HT
8900~9900円前後

ISW11M Photon

Photon

こちらもEVO3D同様2011年夏モデルの投げ売り端末である。性能的にはEVO3Dと同様デュアルコア&1GBのRAMとなかなかのスペックを持つ。当時MNPで回していたユーザーのメイン端末としてEVO3Dと並んで使用されていた感が強い。

白ロム価格は9500円~13000円前後とちょっと高めである。EVO3Dとは違い機種変更での投げ売りが無く、海外からの需要も依然として高いためこれ以上白ロム価格が下がることは期待できなさそうだ。

EVO3Dよりはほんの少しだけ小振りで重さもEVO3Dに比べれば軽い。一方でペンタイル液晶を使用しているため、目のいい人には文字のにじみなどが気になるところだろう。この機種最大の特徴はauROM機であるにも関わらずsimスロットを装備しており、公式のsimロック解除サービスを利用するとdocomosimで利用できる点だ。MVNOsimにも対応しているので、イオンsimなどを利用したい人にはオススメの機種だ。

Amazon : MOTOROLA PHOTON ISW11M
9500~13000円前後

IS12T Windows phone

こちらはAndroidではなくWindows phoneになる。MNPや機種変更でそこそこの数が投げ売りされたことに加え、Windows phone 8へのアップデートが放棄されたことで値が大きく下がっている。

AndroidやiOSとも違うWindows7.5(7.8)端末ということで、そうした別のOSを触りたいという人はもっておいてもいい値段になっている。

普通に利用しようとすると、気になる点がいくつかあるので以下に挙げておく

  • アプリが揃っていない
  • 日本語入力ソフトが良くない

Windows phoneだからといって、他のOSにはない独自で珍しいアプリが揃っているというわけではない。むしろアプリの少なさにマーケットを眺めていると若干いらつきを感じてしまう事の方が多い。また日本語入力ソフトの出来がよろしくないため、文章を長く打っているとストレスが溜まってきてしまう。
アプリの問題は多少購入前にどこまで許容できるか調べて置いた方が無難だろう。一方で端末の出来はしっかりしているので、こちらはストレス無く快適に使うことができると思う。

Amazon : IS12T
8400~9500円前後

102P

SoftBankが機種変更やMNPで投げ売りしたパナソニック製のAndroidスマートフォン。

SoftBank端末は利用する際にSIMが入ってないと使えない端末・SIM無しでも使える端末というのが存在しており、購入前はあらかじめ調べて置いた方がいいだろう。102PはSIMが無くても使えて、1万円以下で購入できるSoftBankのスマホだ。
102Pは防水・大画面・薄型・SIM無し・デュアルコアとかなり機能が揃っているにも関わらず非常に安い価格で売られている。
動き自体は若干カクツキが伺えるが、値段の割にはそこそこ動いてくれる。EVO3Dが重いという人にはこちらもオススメしておく。

Amazon : 102P
8800~9900円前後

P-01D

p-01d

機種変更で長期間にわたって投げ売りされていた機種になる。小型で取り回しのきく機種ではあるが、docomoのプリインアプリがメモリを使いすぎて同時に他のアプリを使うとガクガクになってしまい使い物にならない機種だ。
この機種は利用する際にはrootをとってから使うのが正しい方法だろう。rootの取り方も比較的簡単なので、root取りの勉強用とも言える安い機種だ。root取得後はそこそこ小型なメディアプレイヤーとしても活躍してくれる。

逆に、rootは取らないよ、と言う人は避けて欲しい端末だ。これより使いやすい機種はたくさんある。あくまでroot取得練習台としては安価であるというレベルである。
中国・香港市場にも流れており、現地での相場は12,000円ほどになっている。

Amazon : P-01D
7500~9300円前後

F-12C

f12c

こちらは一万円を超える価格になってしまうのだが、docomoユーザーにぜひともオススメしておきたいスマートフォンだ。薄型軽量・見やすい画面サイズにもかかわらず手で持ちやすいサイズを実現した非常に優秀なスマホである。

数多くのカクカクスマホを量産してきた富士通製ではあるが、このスマホはその例から漏れており、スクロールなどの動きもほとんど問題なく快適に操作できる機種になっている。
SIMロックを解除することができ、イーモバイルのSIMで利用できるなどの面白い一面をもっている。もちろんMVNO回線でも利用できるのでイオンSIMなどでも通信可能だ。

後継機にF-11Dという同価格帯で白ロムが流通しているが、こちらのほうは若干富士通節を炸裂させており、動作のほうがカクついている。Android4.0をこの価格帯で搭載している面白い機種ではあるが、プリインアプリに動きを邪魔されている印象だ。特に事情がなければF-12Cのほうを勧めておきたい。

Amazon : F-12C
13000~14000円前後
ここまで紹介した端末以外にも多くの端末が一万円以下で入手することができる。例えばT-01C,F-03D,IS04などなど・・・挙げていけばキリがない。今回紹介しなかった理由としては、やはり端末の出来に不満や不安があるため、紹介は避けているものが多い。IS04やT-01cはネット上で調べれば分かるように悪評で溢れている。数多くの不具合もさることながら、特に不具合が発生してない状態でも操作がガクガクで使い物にならないレベルだ。また003SHや005SHなど、基盤自体に不具合が含まれていて修理の意味がない機種なども絶対に購入しないで欲しい 。IS05やIS06などギリギリ合格点をつけられる端末もあるのだが、流石に発売から2年以上経っているために紹介は見送らせてもらった。

 

ここの白ロム価格は2012年12月時点のものである。白ロム相場は市場流通量や海外需要などによって日々変動していくので注意して欲しい。たとえばL07Cという機種は1年前の白ロム価格が7,000円ほどだったのだが、現在はキャリアからの供給が途絶え海外需要が増したために15,000~17,000円ほどにまで値上がっている。このように白ロム価格は水物であるため、もし自分が納得いく価格で売っていたら、そこで買ってしまった方が後悔せずに済むかもしれない。

 

なお、IIJmioや日本通信のイオンsimに代表される各種MVNOsimを利用したい場合は、基本的にdocomoから発売されているスマートフォンのみが対応している。auのスマホでは例外的なISW11Mを除いて全くといって対応していないので気をつけて欲しい。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です