auでは女子割/男子割というMNP契約をすれば基本料が無料になるキャンペーンを1月31日まで行っている(期間はあくまでも予定。延長の可能性もあるかもしれないが、学割と時期が重なるので望み薄)
女子割/男子割は、12月から条件が緩和され、パケット定額未加入でも適用されるようになり、寝かす目的ならば毎月3円で持てるようになっている。
今回はauへのMNPでこの女子割/男子割で毎月3円維持ができ、なおかつ一括0円で購入可能な機種を紹介しようと思う。
MNP費用などについては前回の12月編をご参照いただきたい。
auで一括0円&2年間3円で回線を維持可能なスマートフォン機種 12月版
今回の1月編では追加された機種やキャッシュバック額に変更があった機種を紹介していくつもりだ。また前回同様白ロム価格が低くMNPする価値も低い機種については除外している。
キャッシュバック額はコンテンツなし~3つ程度のものに沿っている。
iPhone4S
今や在庫も大分減ってしまっているが、東京以外ではまだ案件がちらほら出ている。海外需要と円安の2つの要素により、海外販路を持つ白ロム買取店で、買取価格が上昇しており案件獲得競争は熾烈になってきている。
もし見つけたら逃さず購入しておいたほうがいいだろう。性能は言わずもがなである。
ARROWS Z ISW13F
(キャッシュバック額0円~10000円)
性能とは裏腹に人気が高かったISW13Fも一括0円で3円で持てる。キャッシュバックもついており平均で10000円前後となっている。
悪名高い富士通端末であるが、初代ARROWSに比べると不具合が目立たなくなってきており、そこそこ使い勝手はよくなっている。しかしTegra3に防水機能とどうしても熱が発生してしまう設計になっており、カイロ機能は標準装備。バッテリー消費も謎のプロセスによりガンガン減っていく。
買取の相場もそこそこの買取値を維持しており、キャッシュバック額によっては狙い目の機種だ。こちらの機種は携帯ショップのキャッシュバックより量販店のポイントバックのほうが熱い。
DIGNO URBANO PROGRESSO ISW12K
2012年夏モデル。ルパン三世とのコラボ(?)CMを頻繁に目にした方もいるだろう。微妙な安売りは発売当時から散見されたが、女子割/毎月割期間中に一括0円となった。
サイズ感は手に馴染みやすくスペックもそれなりではあるが、その他の部分でこれといった強みもなく、こだわりがない限りは別の機種を購入したほうがいいと思う。キャッシュバック額も平均的、買取相場も下がる一方の状況だ。
IS15SH
スライドテンキー付きの端末。この手のクセのある国内端末には珍しくICSからスタートしている。スペックもIS14SHからも向上しており、スライドテンキー端末としてはそこそこ使えるようになっているようだ。
テンキー端末はQWERTY端末に比べて全く食指が動かないため個人的な感想が述べられないので、ぜひネットの評判から判断して購入を決めてほしい。
買取相場は意外と高めだが、特殊なスマホゆえ一定の数が入ると買取価格が急降下する可能性が高いので、こちらの機種を購入する場合は早めに動いてほしい。
IS17SH
IS03のようなサブ液晶のついたスマートフォン。時刻の確認を携帯で行う人には向いているかもしれない。シャープが最近搭載している独自ウィジェットを体感したい人にも。
この機種を含め2012年夏モデル4機種が一括0円端末となった。残すはISW16SHのみとなっているが、こちらは流通が少なく望み薄のようだ。
VEGA PTL21
こちらは正確には一括0円機種として落ちてきていない。携帯ショップや量販店でも、まだ定価から30000~50000円程度の値引きになっている。
ただ一部のauショップでは1~10程度のコンテンツ、あるいはじぶんカード作成で一括0円案件が出てきているので注意しながら街のauショップを覗いてみてほしい。他のLTE端末は値引きこそあれコンテンツで一括0円という案件はまだ出てきていないため、auのLTE回線を楽しみたいという人はこちらの機種を狙うしかない。
液晶とカメラ性能に難が見られる点は触っていて気になるところだ。ネット上では電池の消費についても厳しい声が見られる。
安売りを始めた他のLTE端末よりもさらに安売り臭が強いため、早々に一括0円はでてくるだろう。物欲を抑えられる人は待ちの姿勢でいてほしい。
ARROWS Z ISW11F
初代ARROWS。IS04の後継機といえば察しがつくことだろう。
キャッシュバックが高めなので、購入価値はあるが端末自体の価値はルーターとしての使用ぐらいにしか耐えられない。
不具合報告が多く通常利用をしようとするならこまめなバックアップと忍耐力が必要になってくる。ただし保証をつけて購入し何度か修理を繰り返せば無償機種変更が期待できる機種でもある。うまくいけばISW16SHやIS12Sへの交換も期待できるので、時間はかかるが無償機種変更目当てでの購入ならばオススメの機種かもしれない。
HTC J ISW13HT
12月中旬から出てきた機種。HTC J Butterflyの登場に伴いキャッシュバック付き&一括0円で購入可能になっている。12月よりもキャッシュバック額は微増しており、今なら白ロムを買うよりもお得になりそうだ。
WIN High Speedにこそ対応していないものの、WiMAX搭載による高速通信にデュアルコアCPUで2013年を十分戦えるスペックを持っている。ちょっと手を加えるとdocomoSIMでの利用が可能になるため、活用の場は多いだろう。特に目立った不具合もなく、動作も軽快そのものなので自分用途にいいだろう。
Xperia acroHD IS12S
こちらも12月から始まっていたが、1月になりキャッシュバック額が増額している。平均で10000円ほどになり、白ロム購入より安くなっている。
おサイフ、赤外線、ワンセグといわゆる全部入りケータイ。その代わりに高速通信はWIN High Speedのみとなっている。
以上が1月14日までに確認できた機種だ。キャッシュバック額は休日をベースにしているため、平日になると若干下がるものと思われる。
去年の傾向ではauのキャッシュバック額が最高に達したのは2月だった。そのためこの1月に転入するのは去年を知るものとしては決して得策ではないと思う。ただし3円維持可能な女子割/男子割の延長が今月まで(予定)、さらにauがMNP転入の増加をキャッシュバックに頼らず成し遂げているため、去年のような7万、8万といった2月の祭り状態は期待できそうにない。維持費をとるか、2月の祭りにかけるか。判断はお任せしたい。