既にdocomo側から案内を受けていた人もいるだろうが、docomo回線を音声・データ間で契約変更した際に起こるパケットプランの料金二重課金問題が、この2月から一部修正されている。
今回は151でのデータ回線変更の機会があったため、この件の詳細を伺ってみたので紹介したい。
今までは音声からデータへの変更を行う際に、パケットプランを付帯させると音声とデータにそれぞれついていたパケットプランの料金が、ダブル契約なら一部日割り、フラット契約の場合日割りですらなく二重で満額かかるようになっていた。
音声・データ間の契約変更で、月々サポートを生かした格安データ回線化や枠空けが目的の場合、基本的にパケットプランをつけての契約変更をせざるを得ず、使いもしない余計なパケット料金が徴収されていた。特に音声側にフラット契約をつけてしまうと、ダブル契約への変更等を経るなどする手間のかかる手続きをしないと、一ヶ月でフラット料金が二重に請求される問題が発生していた。
今回のdocomo側の修正により、条件を満たせば二重で料金が取られるような事態はなくなり、基本的に変更後のパケットプランの料金がとられるようになったという(151案内から)。(音声契約時の通話系基本料金プランは日割りとのこと)
ただし二重請求が起きない契約変更の条件は限られているので注意してほしい。
条件については以下のとおりだ。
・Xiパケホーダイ フラット→Xiデータプラン フラット(FOMA・~にねんも同様)
・Xiパケホーダイ ライト→Xiデータプラン ライト(FOMA・~にねんも同様)
※これを利用した場合ライト割やプラスXi割などの割引サービスは翌月からの適用
要は同条件・同内容のフラット契約間に限り、二重請求を免れるとのことで音声フラット→データライト、音声ライト→データフラットのように、同じフラット契約でも条件や内容が違うものへの移動は二重課金が発生してしまうので注意してほしい(151案内より)。(二段階制の場合、これまで通り変更前のプランの日割り料金がかかるとのこと)
これにより音声契約時にフラットをつけてしまった回線は、データ化による枠空けや格安パケホ回線作成時にダブルを経由したり月初めに変更したりといった、面倒臭い手順を経ることなく、また余計な料金がかかることなく出来るようになった。
この修正によって月サポが大きい機種の購入とそれを利用した格安データ回線作成については回線戦略に幅が広がりそうである。