お役立ち知識

キャリアだけじゃない!携帯ショップがあの手この手で見せる顧客争奪戦が今熱い!

 

近年、携帯キャリアにおける顧客争奪競争について話題に上がることが多いが、何もこの顧客獲得競争はキャリアだけのことではない。

かつてのキャッシュバック攻勢が冷え込む携帯販売業界で生き残ろうと、各携帯ショップも顧客獲得のための試行錯誤を行なっている。

テルル大岡山をはじめ、相次ぐ閉店の憂き目にあっている携帯ショップが、厳しい時代の生き残りをかけた様々な工夫の様子を今回は紹介していきたい。

 

去年の2月3月の携帯ショップには長蛇の列ができることも珍しくなかった。特に影響力のあったauのキャッシュバック攻勢は常軌を逸しており、地方からMNP契約をするために遠征をしてくる人が非常に多かった。(モバワン新宿店の大行列などが最も有名だろう。)

去年は毎日のように携帯ショップのつぶやきに目を光らせ、プリモバイルからの電凸準備をしていたもので、携帯販売業界は正にこの世の春を迎えていた。

 

だが、現在置かれている携帯ショップの状況は1年前とはかけ離れてしまっている。キャッシュバック金額も去年と比べると大幅に減り、上限金額もどこも横並びになってしまい契約者側としては全く面白みの無い状況だ。(注目に値するのはジョイネットやでんわ館、東海地方のdocomo案件ぐらいだろうか。)

特徴も体力もない携帯ショップにとっては冬の時代が到来しているが、そんな中でなんとか契約者を増やそうと新しい取り組みが始まっている。以下に幾つか紹介してみよう。

 

 

交通費・食事代支給

 

お得な案件を見つけた時に気になるのは、そのショップまでの交通費や費やす時間だろう。交通費や時間を計算して割りに合わないから近くの店で契約・・・なんてこともあるはずだ。テルル千歳烏山店さんではそういったお客のためになんと交通費を支給している。聞いたところ駐車場代にもできるということで、車移動の人にも優しい心遣いだ。
またモバワン新宿大ガード店さんでは食事代を提供している。新宿ならば仕事帰りや買い物帰りに利用する人も多く、交通費よりも食事代のほうが嬉しい人もいるはずだ。開通待ちの間に食事をして時間を潰せるため、暇を持て余し行く宛もなくさまようなんてことをせずに済みそうだ。

 

キャッシュバック調整

携帯ショップのTwitterを眺めていると、午前と午後で販売条件が異なっていることをよく見かけるものだ。販売ノルマに達していないのか、午後になって機種代金を下げたり、キャッシュバックを増額したり、概ね早い時間に買いに行った人が損する内容が目に付く。このような扱いを受けた人はおそらく次からそのお店で買うことをしなくなるだろう。
このお店ではなんと時間によって異なっていたキャッシュバック額を、どの時間帯の購入者でも最も高いキャッシュバック額に調整してくれている。タイムセールを狙って閉店ギリギリまで案件監視などをしなくても、こういった対応を見せてくれるお店なら安心できるだろう。

 

翌月支給

最近は大手のピーアップなども中々キャッシュバックがこないといった問題が起きており、全体的に遅延傾向が発生している。それだけ資金繰りが大変なのか、あるいは契約条件を守らないMNPユーザーがいるのか・・・。とにかく最近のキャッシュバック受け渡し期間は当日はおろか翌月すら見当たらなくなっている。
こちらのお店では渡り鳥ユーザーのために回転効率を高めた翌月キャッシュバックを行なっている。つぶやき内容からもプロ契約者目線での販売姿勢をとっているため、開通テストのパケ漏れなども申告すれば融通がきく可能性が高く、契約しやすいお店になっている。

 

キャッシュバック以外

これから携帯ショップが生き残るには、現金や商品券以外の形での還元が必要になってくるだろう。時代を先取りして1年前にマジックプライスさんが行ったキャンペーンを見てみたい。

なんと米100kg!

確定申告にどう記入すればいいか困る案件ではあるが、キャッシュバックに飽きた契約者にはこうした現物支給などが新しい刺激になってくれそうだ。また、この度発表されたPS4等の家電をキャッシュバック代わりに提供すれば、MNPユーザー以外の心にも響くのではないだろうか。

 

 

携帯キャリア三国志(+2カ国ぐらい)ばかりが昨今注目されるているが、ぜひとも群雄割拠するこちらの携帯ショップ業界にも注目していただきたい。あの手この手で契約者を引きこもうと常に新しい店舗施策を行なっており、見ていて飽きない業界である。

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