発表も終えて予約も始まった~ということでiPhone 6/6 Plusの話題を。
まだプランやキャンペーンすら全部出ていないものの、機種変更に関する注意点などは現在の状況からある程度のことがそのまま対応出来るかと思われるため、いくつか見ておきたい。
申し訳程度のメリットと注意点、両方を取り上げて一応バランスはとってあるので、機種変更をするかMNPかという判断に使っていただければと。
docomo
メリット
カケホーダイは裏ワザ的な活用方法が可能
基本料金の値上げでデータ容量の少ないプランを選ばないと、これまでと同じ料金で使うことが出来ないカケホーダイの新料金プランであるが、一定の条件を満たすことで非常に安い利用料金で毎月使うことも出来る方法も残されている。
「月々サポートが多い」機種を「一括契約」することによってカケホーダイの特性上、1台持ちよりも2台持ちをすることで通信費全体が安くなり、10台持ち(10回線持ち)をすることで理論上は30円でカケホーダイと10GBのパケットパックを利用可能という契約をすることも出来る。
準備と実行する意志と回線管理を2年間出来るならば、docomoのカケホーダイは過去最高に安くて有効に使えるプランになる可能性がある。
詳しくは過去記事で。その内iPhone 6/6 Plusで同じような内容をシミュレートしてみるかも。
月サポシェアで新プラン「カケホーダイ」は理論上30円で10フラットSIM運用が可能
注意点
旧料金プラン(Xiプラン)継続での機種変更は月々サポートが付かない
このサイトでも取り上げているが、最近は一般の新聞やメディアまで叩きだしているのが「旧料金プランを継続した状態での機種変更は月サポ対象外」問題。
docomoでは5月から始まったカケホーダイと呼ばれる通話定額をプランの軸とした新料金プランと、基本料が802円(税込み)と安価で7GBの高速データ通信が可能なパケット定額プランと組み合わせていたXiの旧料金プランの2つが現在スマートフォン契約の主要なプランとなっている。
Xi旧料金プランは新規での受付を8月末に終了しているが、現在契約を継続しているユーザーはそのまま旧料金プランのまま利用を続けることが出来るようになっている。しかし継続して契約できる道は残しているものの、(ほぼ)一切の割引サービスがXiの旧料金プランでは適用できないといった姿勢を、9月以降の契約及びキャンペーンにおいてdocomoは見せている。
これまで何も問題なくXiプランでは割引サービスをMAXで適用できていた。だが9月以降は機種変更の際に2年契約で実質0円などを実現する、本体価格同等の通信費割引サービス「月々サポート」の適用が、Xiの旧料金プランでは適用対象外のプランに。割引を受けたければカケホーダイへのプラン変更がほぼ強制といった形で必要になってくる。
詳しくは以下の過去記事に任せるが、カケホーダイのパケットパックとXiプランのパケット定額プランとでは、料金を同額で抑えるためには高速データ用の通信量が2倍近い差になるため、ネット利用がメインのスマホ利用者には厳しいプラン変更の強制という形になってしまう。
docomo、旧プランのXiプラン継続機種変更に月々サポートの割引を適用外へ 新プランと8万円近い料金差が生まれる可能性も
もちろんXiの旧料金プランをそのまま維持しての機種変更も出来るが、割引サービスが使えないためSIMフリーモデルのほうを購入しても大差のない価格差になるかと思われる。
au
メリット
旧料金プランのLTEプランは継続
docomoでは8月末に新規受け付けが終了し、月々サポートも適用されなくなってしまった基本料1,000円前後の従来のスマホ向けプランについて、auでは終了時期を特に定めていない(9月時点)。
毎月割などの割引も、プランによって適用非適用という差別はされていないため、従来の料金プランでネットの利用が中心となる人にはdocomo以上の恩恵があるだろう。
ただし過去にauへMNPしてきた人の場合、auにかえる割という基本料金が無料になるキャンペーンを受けている可能性が高い。これは機種変更をしてしまうと適用条件から外されてしまうため、場合によってはiPhone 6/6 Plusへの変更で毎月の運用費が高くなってしまう場合がある。
注意点
電話カケ放題プランではデータ定額を外すことは出来ない
あえて注意点をあげるものがauには少ないのだが、把握しておかないと運用の予定が狂いそうなのが電話カケ放題プランの特殊性。
docomoとSoftBankでは、音声プランのみでの運用が可能でデータ定額の解除が可能になっており、通話をiPhoneで行いデータ通信は別のWi-Fi経由で、なんていう奇特な珍しい運用方法も可能であるが、auの場合はそうではない。
データ定額各種は契約に必須のプランになるため、ガラケーを除いては通話定額だけのメリットを享受することは出来ず、必ずネット利用のためのデータ定額プランへの加入が必須になる。
限定的な使い方をする人にしか関係のない注意点ではあるが、音声通話のみのプランに変更をしたい場合はガラケーへの持ち込み変更や旧料金プランのLTEプランへの変更を行う必要が出てくる。データ通信中心の利用ならばこちらを。
毎月割適用時期なども注意点に入れられそうなのだが、それはまた時間が出来てから・・・。
SoftBank
メリット
タダで機種変更キャンペーン
機種変更の際にiPhone 5s~iPhone 3G、更にはX06HTや001DLといった化石のようなスマートフォンを利用している人がiPhone 6/6Plusを含む一部のスマートフォンへの機種変更をすることで、月月割を増額して実質負担額を安くして機種変更が可能になるキャンペーンが行われる。例えばiPhone 6の場合は機種変更価格が実質0円となり、毎月610円月月割が増額することになる(iPhone 5s・iPhone 5c・iPhone 5利用の場合。その他の機種の割引増額額はHPで後日発表とのこと)。
更に追加の特典として総額10,800円の割引追加か、Tポイントを最大25,440ポイント受け取れるというものが用意されている。
ただし利用している端末はSoftBankに回収されるのでご注意を。要は単なる下取り何だけれども・・・。
ホワイトプランは11月末まで受け付け延長
音声通話定額の新料金プランは、docomoが景気良く加入者数の増加を発表しているものの、auやSoftBankではそうした報告などは少ないように思える。空気的にも実際の加入者数にしても、通話定額プランはdocomoの一人勝ち、というかauやSoftBankでは音質やエリアで勝ち目が最初から・・・。
というわけでSoftBankではスマ放題単体でプランを展開するよりも、ホワイトプランを並列で残しておくほうが有利と気づき、docomoと異なりau同様に旧料金プランも選べるようになっている。
注意点
ホワイトプランの月月割はiPhone 6/6Plusは対象外?
・・・なんていう唯一のメリットを書いておきながら、どうも現時点で発表されている資料を見ると、iPhone 6/6Plusにおいてはホワイトプランでの契約には月月割を適用させない、というような文面が載っており、土壇場でdocomo方式の新料金プラン強制移行が発動された可能性がある。
iPhone 6/6Plusの月月割の適用条件には以下の様な記載がある。
データ定額パック・家族データシェア・2台目データシェアのいずれも未加入の場合は月月割の適用はありません。
ホワイトプランへの記述がなく、月月割がホワイトプランでも適用可能かどうかが定かではない。場合によってはiPhone 6/6Plusにおいてはスマ放題のみが受け付け可能なプランになっている、なんてSoftBank内部の変更があるかもしれない。
ホワイトプランプランで契約して月月割が適用できないとなると、SIMフリー版より2000円ぐらい安い、ということしかホワイトプランで契約するメリットが存在しなくなるため、どうか誤報であって欲しいのだが・・・。
とりあえずこの項目は再度確認からの追記予定。
追記
アプリオさんが問い合わせていました。月月割はホワイトプランでも適用可能とのこと。
ソフトバンク版「iPhone 6」は音声定額でなければ月月割なしとの懸念が拡大、原因はSB側のミス
2年縛りが機種変更でリセット
SoftBankが他社と違う点は、機種変更をすると2年縛りがリセットされてしまうということ。実はこれSoftBankのみの特徴で、docomoやauではその限りではない。
最新モデルへの変更を繰り返していると契約解除料が無料になる更新月は1度も迎えること無く数年が過ぎていく、なんていう現象も起きかねないので注意して欲しい。
特にSoftBankに対して不満を持っていないようならばそのまま機種変更しても構わないが、MNPなどの考えが頭にかすめているようならば機種変更についても計画的に。
スマホファミリー割に注意
前回のiPhone 5s発売日に猛威を振るったというか騒ぎになったというか、とにかく問題視されることが多かったのがスマホファミリー割というキャンペーン。
詳しくはこちらも個別に注意喚起の記事を書いてあるのでそちらを見てもらいたい。
iPhone機種変更時に注意したい SoftBankスマホファミリー割の無料SIM
実際にiPhone 6の販売が始まってからでないとこの契約が「オススメ」されるかどうかわからないが、SoftBankの機種変更前に知識を付けておくのは決して無駄ではないだろう。
ただ今回はiPhoneユーザーに「タダで機種変更キャンペーン」が行われて端末を回収されるため、積極的には行われ無さそうか。このキャンペーンを利用しない人は勧めてくるかもしれないが。
とりあえずここまでが現在までに言える機種変更時の注意点となるだろうか。これからプランの発表とキャンペーンの発表が行われ、そのキャンペーンの適用条件や適用範囲次第ではまた新たな注意点が出てくることが予想される。その時にはまた追記するなりする予定。
ユーザー目線に立ってくれてる感のあるのはauだろうか。MNPの施策などを見ると旧料金プランを大事にしていく様子が伺える。
SB機変で2年縛りリセットはされないとおもいますが
スマ放題への変更、ホワイトプラン間でも種別が違えば縛りがリセットされるようになっています。
今日docomoに行きました。
最悪、simロック解除はdocomoはiPhoneでは行わないらしい。
しかも機種変更した時にオプションをつけられる。
3ヶ月目に解約し損なうと、毎月2千円ほど勝手にひかれる。
サポートはあるが、一括で払う場合は、差引き代金だけでなく全額支払い必要がある。それから月々料金から差引き請求。
docomoは考えが古すぎる。
便利な機能を制限する。