docomoの新しい料金割引が発表されたことによって、また一つ格安運用をする手段というものが増えました。
今回の方法を採ると
docomoの純正回線なのに格安SIM並みの料金を(一応)永年使い続けられる
という事になります。
今回の方法ではdocomoの料金を安くしたいなんて人はもちろんですが、格安SIMを使いたいがキャリアメールやキャリア決済などのサービスが使えなくなるのは困る、そもそも格安SIMに変えたけど速度とかに不満しかない、という人にもかなりの満足感を与えてくれる回線となっています。
契約もこれまでのようにMNPをしてキャンペーンを駆使して~、キャッシュバックを駆使して~なんていう複雑さや面倒くささというのもないのが特徴。新規契約してもいいし機種変更だけでも準備が整います。
運用の形態としては誰でも実現可能な方法なので、格安SIM関連に興味を持っていた・料金の節約を意識していたという人は今回の
「docomo with+シンプルプラン+(SIMフリー)」
という形での運用を考えてみて下さい。
docomo with+シンプルプランで実現できること
この記事では新たに始まったdocomo withという割引とシンプルプランという料金プランの組み合わせによる運用が如何にお得か、ということを伝えていきます。
この組み合わせによって、先ほども書いたように
格安SIM並みの料金でdocomo純正回線を使い続けられる
ということが可能になってきます。
これまでも高額な月々サポートを活かしてdocomoのシェア回線を格安SIM並みの料金で使うことも出来ましたが、それにはMNPが必要だったりデータプランへの変更が必要だったりしたために、ある程度の手間や知識をつけてから取り組まないといけないという、ハードルの高さがありました。
今回の方法では、基本的に購入機種とプランを指定のものにするだけで運用方法が実現するため、安くて賢い契約をするのに別段契約の知識はいりません。仕組みさえ理解するれば簡単に実現することができるようになっています。
ここからはその仕組みや各プラン・割引の特徴についてを詳しく説明していきますので、興味のある人は読み進めてください。
docomo with+シンプルプランで実現できる料金
まずは一番肝心な料金についてを確認してもらいましょう。docomo with+シンプルプランでどういった維持費が出るのかということを説明します。+SIMフリーの話題は後回しにしてまずは維持費からです。
docomo withは毎月1620円の割引が適用されるものになっています。基本は月サポと同じように基本料金から割り引かれるので、特殊な月々サポートととらえておけばよいでしょう。
シンプルプランは新たにできた通話定額が不要なユーザー向けの料金プランです。これまで2000円から3000円した基本料もシンプルプランにすれば1058円という非常に安いものになります。
この前提を踏まえて料金プランを構築すると次のような一例ができます。
シェアパック5 | シェアパック10 | シェアオプション | |
シンプルプラン | 1058円 | ||
spモード | 324円 | ||
パケットパック | 7020円 | 10260円 | 540円 |
docomo with | ▲1620円 | ||
合計 | 6782円 | 10022円 | 302円 |
注目は子回線の安さです。ただでさえ安いシェアオプションの料金に加え、シンプルプランによって基本料も安くなり、docomo withによる割引まで加わってなんと302円という驚異的な安さの維持費が実現されます。
これが今回docomo with+シンプルプランを運用方法としてオススメする理由の一つです。
代表回線の料金ももちろん安いのですが、それ以上にシェアオプションの回線の負担が大きく減るのが目立つ運用になります。
この構成で例えば家族4人で運用した場合、次のような料金になります。
シンプルプラン+シェア10 | 10022円 |
---|---|
シンプル+シェアオプション | 302円 |
シンプル+シェアオプション | 302円 |
シンプル+シェアオプション | 302円 |
家族4人合計 | 10928円 |
これを格安SIMと比較した場合、大体格安SIMが3GBの音声プランが1728円となるので4倍の6912円が毎月の維持費になります。
こちらと比較するとdocomo with+シンプルプランは4000円ほど毎月高いものの、キャリア回線を使える金額として破格の安さです。
何よりも家族4人で4000円の差額で
- ショップサポート
- 高速な通信回線
- キャリアメール・キャリア決済・LINE年齢認証
- 家族間通話は無料
などの手厚いサービスやメリットが得られるため、格安SIMで制限された運用を強いられるストレスを考えたら安い差額と考えられるでしょう。
それに回線数が更に増えるとdocomoは302円増えるだけなのに対して、格安SIMは1728円増えることになるため、シェアする回線が多ければ多いほどdocomoの強みが増していきます。
docomo with+シンプルプランの運用組み合わせによって、特にdocomoを家族で組んでいるという人々にはとてつもなく安くて魅力的な契約を実現することができます。
契約の仕方も簡単、一括28512円のarrows Be F-05Jの契約をするだけ
では実際にこうした運用の方法に切り替えようとした場合、どのような契約をする必要があるのでしょうか。
今回は先ほどから書いている通りMNPやプランの後日組み換えも必要ありません。
この運用方法をするにはdocomo withの割引がついているスマートフォンへ新規や機種変更などで契約し、シンプルプランを選べばそれでOKです。
今docomo withが割引として付けられる予定のあるのは
- arrows Be F-05J(一括28512円)
- Galaxy Feel SC-04J(一括36,288円)
の2つです。
どちらも一括でとても安い価格設定になっているので、こちらの金額を支払ってしまえばミドルレンジ帯のスマホとdocomo with+シンプルプランの契約回線を得ることが出来ます。
実は維持費だけでなくこのスマホの価格の安さというものもdocomo with運用において大きなポイントの一つです。性能は抑え目ながらもスマホ自体がここまで安いこと自体も格安SIM・格安スマホに近い契約です。
これを契約しプランを指定のものに変えるだけで先ほどの料金プランを実現できることになります。
docomo withは次に機種変更するまで有効!+SIMフリー運用に切り替えればずっと安いまま
ここまでが主に料金の話です。
docomo with+シンプルプランの運用はdocomo with対象のスマホを3万円前後で購入し、プランをシンプルプランにすることで新規・MNPはもちろん機種変更でも同じように出来ます。
毎月かかる維持費も子回線になれば302円ということで、家族でdocomo回線をシェアする本数が多ければ多いほどその安さが目立つようになります。
そしてこのdocomo withの安さと並ぶもう一つの魅力に「次の機種変更をするまで割引がずっと続く」という点があります。
通常月々サポートは最大で2年間までしか割引が行われませんが、docomo withの割引は新たに機種変更するまでは継続し続ける事になります。そのため例えばこの302円の維持費も、2年間のみならず3年4年それ以上と維持し続けることも可能になっています。
これまでのdocomoの格安運用術は2年間限定という弱点がありましたが、こちらのdocomo withならば機種変更と月サポ適用外になるようなプランへの変更をしなければずっと1620円の割引が継続することになります。
つまり格安SIMと同じようにずっと料金が変わらず(予定)に使い続ける回線をこちらの契約では得ることが出来ます。
ただこのdocomo with回線をずっと使い続けようと思った時にネックとなるのがスマホの劣化です。電池持ちやそもそもの性能が最新のアプリの要件を満たせなくなる可能性があり、3年目4年目ぐらいに機種変更が必要になってしまう可能性が高いです。
そうすると結局docomo withの割引を長く使うことはできない、ということになってしまうわけですが、それを解決してくれるのが+SIMフリー運用です。
docomo with+シンプルプランの運用にさらに+してSIMフリースマホでの利用を加えることで、本当に長く使える格安docomo純正回線を得れることができます。
今回のdocomo with+シンプルプランの回線はSIMフリースマホにSIMを差し替えて運用をしても料金が変わらず使うことができます。当初はシンプルプランではSIMフリースマホにSIMを差し替えたら「指定外デバイス接続料金」がかかってしまうと思われていたのですが、5月25日問い合わせの時点ではあくまでもdocomoのタブレットとルーターで利用した時しか指定外デバイス料はかからないようになっており、現状はSIMフリースマホで使っても料金が変わらない契約内容になっています。
そのためarrows Be F-05Jを例えば買ったとしたら、それを2年後SIMフリースマホに変えてSIMを入れ替えるだけで今の料金は変わらず利用できますし、なんならすぐにarrows Beを売ってしまい多少の損はあってもすぐにSIMフリースマホで格安運用を始める、という使い方もできます。
+SIMフリーを加えることでこの格安回線を長期に最新スマホでの利用が可能になります。仮に今後SIMフリーで指定外デバイス料が発生するようになってもしばらくはdocomoの白ロムならば大丈夫という形にもなるでしょうし、格安運用を長期で期待できる回線としてかなりの内容となります。
従来に比べて簡単かつ長期で割引が期待でき、今のところ運用上で強く注意が必要なところもないのが
docomo with+シンプルプラン(+SIMフリー)の運用です。
docomoを使いつづけたまま安い運用方法がしたかった人はこの方法が良いでしょう。
- 初期費用の安さ(機種変更からOK、スマホ代一括3万円ほど)
- シェア子回線の安さ
- 割引の継続性
- SIMフリーでも料金変わらず(今のところ)
- 既存のサービス(docomoメール等)を使い続けられる
という素晴らしい要素が揃っています。
docomo with対象のarrows Beなんかはまさにこれらすべての要素をそろえているので、料金を安くしたかった人、格安SIMに不満がある人、通話定額プランなしでうまく運用したかった人なんかは機種変更を強くオススメしておきます。
docomo withとシンプルプランの注意点
最後にdocomo withとシンプルプランの契約上の注意点についてまとめておきます。
上の運用方法以外のなにかテクニカルなことをしようとしている人は注意点も気に留めておいてください。
docomo with
- docomo with対象外のスマホへ機種変更した場合は割引は終了
- 学割やはじめてスマホ割などは重複適用できず
- 子回線運用時に割引が上回った場合、余った割引は切り捨てで代表回線へは送られない
シンプルプラン
- 契約には親回線にシェアパック契約が必須
- 通話料無料は同じファミリー割グループのみでそれ以外は20円/30秒
- docomo販売のタブレット・ルーターで通信させると指定外デバイス料金が取られる
- 一部カケホーダイ向けのキャンペーンは非適用