前回の続きで仮想通貨・暗号通貨取引にハマっているわけですが、前回紹介した取引所のコインチェックがあの記事の後すぐに一時取引が出来なかったり出金が止まってしまうトラブルをやらかしました。
紹介した身としては申し訳ない気分だったのですが、一応この仮想通貨・暗号通貨取引においてはこの取引所のトラブルなんかから自衛する手段を構築しておかないと結構ヤバいので、そちらの内容についてスマホのサイトだったけど書いていこうと思います。
先日仮想通貨・暗号通貨取引にハマっていることを書いた記事を出した直後に、紹介していた取引所の「コインチェック」がサーバーエラーを起こして数時間ダウンしました。
自分もまだまだ初心者ですが、ちょうどXRP/リップルの高騰が伝えられる中で興味をもって参入してきたユーザーにとってはいきなりの不具合を見せつけられることなり不安を感じたことでしょう。
また最近では海外のPoloniexが度重なるDDOS攻撃を受けて取引がこちらも一時不調になるなど、暗号通貨取引所界隈で色々と不穏な状況が続いており、第2のマウントゴックス社が出てきかねない雰囲気を感じさせます。
一部ではユーザーのセキュリティの甘さからすでに自身のPCウィルスなどによってクラックされ資産を失っている人も出てきているようです(この人たちは2段階認証等を設定していなかったようですが)。
拡散してください
coincheck,コインチェック買ってたxrpが売られて勝手に送金されてました!それでもコインチェックの公式発表はハッキングはなかったそうです!
使っている方注意してください
電話で問い合わせても「警察に届けてください」の一点張りで話になりませんでした pic.twitter.com/Oy6S5hQxRP— たか (@1012228) 2017年5月9日
本日21:50頃、Mr.rippleにてアカウントがハッキングされ、保持していたXRPが全て勝手に何者かのウォレットに送金されました。
明日普通に警察に行きます。
皆様の評判通り問い合わせも一切無視、勝手な送金や反映の取り消し、あの取引所本当に使わない方が良いです。
— Drowsy (@langrops) 2017年5月11日
仮想通貨・暗号通貨取引において、こうした想定されるリスクへの対処は完全に自己責任です。取引所はあくまでも取引所なので、銀行のように資産を保障してくれるわけでもありません。
最近始めて結構な資産を投入している人は、取引所に各アルトコイン・ビットコインを預けたままにしておくというのはかなりリスクがある行為です。可能な限り分散で保管するなどのリスク管理をしておかないと、どんなに含み益が上がっていっても取引所がやらかしたりしたら一瞬で資産が消えてだれも保障してくれない代物なので、ある程度投資をしてきた人は今のうちに資産の分散をして万が一の時に備えておきましょう。
リスク分散について可能なこと
1:ハードウェアウォレットなどに移す
仮想通貨・暗号通貨の完全に安全な保管の方法は存在しませんが、その中でも比較的リスクを分散できる方法として別のウォレットに移して取引所に全財産を保管しないことが大事になってきます。
ハードウェアウォレットやウォレットについては暗号通貨ごとに対応しているものが異なるのでそれぞれ用意しておく必要がありますが、大事な通貨を守るためにもここは面倒がらずにやっておきましょう。
最近個人的にも購入をしたのはハードウェアウォレットになります。
「Ledger Nano S」というBTCやETHの暗号通貨に対応したウォレットの秘密鍵のUSBデバイス認証が可能なアイテムです。
こちらはつい先日「数週間以内にXRP/Rippleにも対応する」とアナウンスされたために自分も購入しXRP保管のために準備しています。XRP対応によってAmazonでも即日購入できたものが今では到着まで数週間と時間が必要になってしまうほどに人気がでてきた商品です。
自分も今はほとんどのBTCをXRPかXEMに変えてるので、XRP対応のハードウェアウォレットが出てきてくれるのは嬉しい限りです。すでに3つ購入しており分散して保管してあるXRPを対応と同時に適用したいと思ってます。
ハードウェアウォレットに対応していない通貨でも、公式の推奨している対応通貨の外部ウォレット(Gatehubなど)に保管するなどして、取引所1か所に保管するようなことはしないでおきましょう。
この方法が今は一番安全に資産を分散することができる方法になりますので、仮想通貨・暗号通貨取引を始めたばかりという人は早めに意識しておいたほうが良い内容かと思います。
Ledger Nano S (レジャー・ナノS)ビットコイン&イーサリアムハードウェアウォレット【正規品】
2:使える取引所を増やしておく
直接のリスク回避には至らないかもしれませんが、ハードウェアウォレットや外部ウォレットを用意するのが面倒だという人は、せめて取引所を分散して用意しておき、1か所に依存しておかない体制を作っておきましょう。
別々の取引所に暗号通貨を置いておけば、ハッキングのセキュリティリスクはそれぞれあるものの1か所やられてもまだ他にあるから大丈夫、という形で多少のリスク回避をすることができます(もちろんパスワードは別々前提)。
また保管のリスク回避以外にも、異なる取引所を用意しておけば機会損失を防げるという利点もあります。
先日PoloniexがDDOS攻撃によって落ちていた時に、XRP/Rippleの取引価格が下落しました。このときにXRPを購入しておけばまあ現状購入時の価格よりも価値が上がっているので含み益を得られたわけですから、複数の取引所を持っておくとこうしたトラブル時の相場に対応できることでしょう。
国内だとセキュリティを今後向上させている最中というコインチェック、Zaif、bitflyerあたりをそれぞれ異なるパスワードで管理しておくと良いかもしれません。
3:ガチにならない
最後はもう手段とか方法とかとは関係ないですが、とにかく自己責任でだれも助けてくれない世界の遊びなので、参加する時は失っても大丈夫なお金のみを使うようにしましょう。
今は自分も含み益が倍々ゲームでヘラヘラしていますが、利確するまでは利益ゼロどころか投資分マイナスですし、いつその暗号通貨の価値がなくなるとも限らないためリスクはFXなどの為替取引とはまた性質が異なります。
遊ぶには今面白い世界で楽しいのですが、なくなったら困るようなお金で参加していると今回触れているリスク以外にも、単純に価値がなくなるというリスクも出てくるため危険すぎます。
この世界を紹介しておきながら言うのもあれですが、ほんとに遊んでいるお金で参加してくれないとその後が困ってしまいますので、そこだけは意識してもらいたいです。
最悪ゼロになることも覚悟して参入してください。
こんな感じで可能な限りリスクを1つの場所に集めず、分散させておくことが仮想通貨・暗号通貨取引では必要になってきます。
当たり前のことかもしれませんが、実際参加して含み益が上がってくると忘れがちになってしまうことなので、数百万単位で投資している人はしっかりとセキュリティ関連では手間をかけて保管しておいた方が良いでしょう。