根強い人気を誇るガラケーについて。今docomoのフィーチャーフォン(ガラケー・ガラホ)の中でオススメの機種といえるモデル、それにわかりにくい契約時のプラン構成といったものを今回は解説していこうと思います。
すっかりガラケー・ガラホ関連の情報や機種そのものが少なくなってしまっていますが、そういった中でも新規モデルの製造販売は続いており、性能面での向上というものもされてきているため、従来のガラケーユーザーであってもスマホへの変更なんかをわざわざしなくても使いやすく利用し続けることができるようになっています。
今販売されている機種であれば、スマホユーザーとの連絡も取りやすくなっていますし、プランも安いものが新設されたこともあり従来よりも安くなる可能性もあるため、ガラケーユーザーは買い替えなんかを検討してみることをオススメします。その中でこの記事の内容が参考になれば。
docomoのガラケー・ガラホの販売状況
まずはいきなりオススメのガラケーについてを紹介する前に、現在のdocomoのガラケー・ガラホの販売状況について軽く触れておきましょう。
今docomoで生産が続いており在庫も十分にあり販売が行われている携帯電話というものは、いわゆるガラホと呼ばれるスマホのOSを使ったガラケーモデルのみが取り扱われています。
その中でも4G LTEに対応したXi規格のガラホが今メインで販売されている機種になります。これまでのガラケーは3GのFOMAで通信通話を行うガラケーが主だったわけですが、今販売されているモデルはこの通信通話周りの規格がグレードアップしたモデルとなっています。
このため今販売されているモデルを機種変更した場合は、通信速度や通話品質の改善、それにスマホ向けアプリが使えるというメリットが得られる一方、古いものの安いFOMAプランでの運用が出来なかったり、SIMをそのまま流用するなんてことが出来なくなってしまうデメリットもあるので注意してください。
現在販売されているガラケーはそうしたガラホと呼ばれる機種であり、今回オススメするガラケーもそのガラホモデルとなります。
使い方自体はガラケーと変わらないどころかより便利にはなっていますが、プランなど一部の使い方が異なるという点は抑えておいてください。
docomoのオススメガラケー・ガラホ 2018年度版
ここからは2018年にオススメ出来るdocomoのガラケー・ガラホ機種というものを紹介していこうと思います。
AQUOS ケータイ
一括価格 | 31104円(1296円×24回) |
---|---|
月々サポート | ▲1296円(FOMAから)/▲864円(Xiから) |
実質価格 | 実質0円(FOMAから)/実質10368円(Xiから) |
一つ目のオススメガラケー・ガラホの機種にはAQUOSケータイを挙げようと思います。
こちらはLINEなんかのスマホ向けアプリが一部使えるガラホ(spモードケータイ)となりますが、基本的な使い方はガラケーと変わりません。
このAQUOSケータイをオススメする理由は以下の点からです。
- 価格が安い(FOMAからの機種変更で実質0円)
- 維持費も安くできる
- LINEなどが使えた上に機能が揃っている
こうした特徴があるためにAQUOSケータイはオススメできるガラホということになります。
価格は0円
AQUOSケータイ SH-01Jはまず価格が安いという特徴があります。
一括価格自体33696円と従来のガラケーと比べても安いのですが、ここに月々サポートが一括価格と同額分適用されるようになっているため、2年間の実質価格は0円になっています(FOMA契約からの機種変更)。実質価格で比較すると従来のガラケーが19440円だったり9500円ほどだったことを考えると、こちらのAQUOSケータイの0円という価格は過去の販売機種と比較してもお買い得なものになっています。
実質0円ということで購入時の負担はもちろん維持費の負担についても軽くなる契約であるため、この安さというのはAQUOSケータイをオススメに挙げるだけの魅力となっているかと思います。
FOMA契約からの機種変更に限定されますが、今docomoのガラケーを使っているユーザーのほとんどが対象になるので心配いりません。
仮にスマホなどのXi契約から機種変更をしても実質10368円とこちらも安価なので、価格についてはかなり安くなっているのがわかります。
維持費も1000円台からスタート
続いてのAQUOSケータイのオススメ要素は維持費も比較的安いという点です。
実質0円ということで維持費は分割時でも高くならず、一括時には高額な月々サポートのおかげで格安な維持費を実現することが出来ます。
まずは維持費の具体的な金額を確認しましょう。
カケホーダイ | カケホライト | シンプルプラン (家族シェア子回線の場合) |
|
基本プラン | 2376円 | 1296円 | 1058円 |
spモード | 324円 | ||
パケットプラン | 324円~4536円 (ケータイパック) |
540円 (シェアオプション) |
|
月々サポート | ▲1296円 | ||
一括維持費 | 1728円~5940円 | 648円~1860円 | 864円 |
分割維持費 (+1404円) |
3024円~7236円 | 1944円~6156円 | 1922円 |
docomoのガラホ(spモードケータイ)の場合、専用プランを使うことによって維持費がそもそも安くなっているため、実質0円を実現する月々サポートを持つAQUOSケータイだと公式サイトに書かれているような料金例で利用することができるようになっています。
ケータイパックではネットをあまり使わずメールやLINE程度なら下限のパケット代で済みますし、上限に行っても決して高くない従来のガラケーと同じぐらいの料金で収まります。
利用者によっては長年docomoを使っている人が適用できるずっとドコモ割による割引なんかも受けることができると思うので、これまでのFOMAの古いガラケー向けプランよりも安く持つことも可能になっています。
ケータイパックの下限は10MBまでのパケット通信量を使うことが出来る2段階制のプランです。それ以上使うと段階的に料金が上がっていき、137MBで上限に達します。以降は同じ料金で2GBの通信量までは高速通信が可能になり、2GBを超えると低速になります。
10MBという通信料はスマホで使う分には少ないですが、ガラホで使うのならばそこそこの余裕はあります。少なくともメールやLINE程度ならば下限の料金のままで使うことが出来ます。
ケータイパックはカケホーダイ系のプランでしか組み合わせることは出来ませんが、家族でdocomoを使っている場合にはシェアオプションとシンプルプランという形で更に安くて定額のプランになります。
こちらなら下限上限を気にせずパケットを使用することが出来ます。
LINEが使え、その他機能・スペックも充実
3つ目のオススメ要素はその機能性の高さです。AQUOSケータイはdocomoが発売したガラホの中でも機能面では最高レベルの充実度を誇ります。
まずガラケー型であってもLINEのアプリが使えます。そのためLINEのためにスマホに変えよう、なんてことをしなくても家族や友人とのやりとりが簡単にできるようになります。
そしてガラケーの中ではかなりの大容量となる1800mAhのバッテリーを搭載し、電池持ちの良さといったものが期待できます。
疑似的なタッチパネルとして機能するタッチクローザーEX、高音質通話のVoLTE、防水、おサイフケータイ、ワンセグとガラケーの中でもしっかりとしたスペックを持っているのがこのAQUOSケータイです。
ガラケーは長く同じ機種を利用する人が多いと思いますが、そうした長期間の利用の中で困ることがあったりスペック不足を感じるケータイではないため、長期的に使い続けるのに適したガラケーとなっています。
こうした3つの特徴があるため、AQUOSケータイは今docomoのガラケー・ガラホで契約するのならばまず最初にオススメすることが出来ます。
P-smartケータイ
一括価格 | 31104円(1296円×24回) |
---|---|
月々サポート | ▲1296円(FOMAから)/▲864円(Xiから) |
実質価格 | 実質0円(FOMAから)/実質10368円(Xiから) |
2つ目のオススメガラケー・ガラホにはP-smartケータイを挙げようと思います。
こちらはパナソニックが製造するガラケー・ガラホで、AQUOSケータイと同世代のモデルとなります。
P-smartケータイの特徴は次のようなものが当てはまります。
- 価格が安い(実質0円)
- 在庫が豊富
- 機能性は微妙にAQUOSケータイよりも低いがそれでも十分
こうした特徴からP-smartケータイはオススメのガラケー・ガラホとして挙げています。
価格は実質0円となる安さ
P-smartケータイはAQUOSケータイと同じく販売価格は実質0円となります。一括でもAQUOSケータイと同じ33696円となるので、価格周りの数字は全く一緒ということになります。
従来のガラケー・ガラホにはない価格面での安さという点で、AQUOSもP-smartケータイもどちらも優れているのがわかります。
維持費についても全く同じ形が出てきます。
カケホーダイ | カケホライト | シンプルプラン (家族シェア子回線の場合) |
|
基本プラン | 2376円 | 1296円 | 1058円 |
spモード | 324円 | ||
パケットプラン | 324円~4536円 (ケータイパック) |
540円 (シェアオプション) |
|
月々サポート | ▲1296円 | ||
一括維持費 | 1728円~5940円 | 648円~1860円 | 864円 |
分割維持費 (+1404円) |
3024円~7236円 | 1944円~6156円 | 1922円 |
低維持を実現することが可能な価格設定となっているため、料金面での負担についてはあまり心配することなく2年間あるいはそれ以上の期間使い続けることが出来ます。
機能やスペックはAQUOSケータイに劣るものの、その分在庫は豊富
価格の部分がまるっきりAQUOSケータイと同じということで、必然的にAQUOSケータイとP-smartケータイの比較ポイントとしては機能やスペックといったところで行われるかと思います。
この機能やスペックという部分でP-smartケータイをAQUOSケータイと比較してしまうと、P-smartケータイの方が全般的にスペックが落ちる部分が目立ってしまいます。
具体的なポイントを比較してみると次の表のようになり、細かなスペックがP-smartケータイのほうが落ちているのがわかります。
AQUOSケータイ SH-01J | P-smartケータイ P-01J | |
ディスプレイ解像度 | QHD(540×960) | フルワイドVGA(480×854) |
メインカメラ画素数 | 800万画素 | 500万画素 |
電話番号指定着信拒否 | 〇 | × |
端末操作補助機能 | タッチクルーザーEX | × |
防水・MIL規格 | IPX5/IPX8・MIL規格対応 | IPX5/IPX7 |
このため、オススメガラケー・ガラホの一つとしてこのP-smartケータイを挙げることは出来るのですが、AQUOSケータイと比較した際にはAQUOSケータイの方がオススメ度としてはどうしても上になってしまいます。
価格や機能などの性能面での不満はほぼ無いのですが、AQUOSケータイと比較してしまうと気になる点が多くなってしまいます。
スペックではAQUOSケータイに劣る部分があるために人気はまずAQUOSケータイに集中しがちです。そのためP-smartケータイは比較的在庫が豊富というメリットが生まれています。
多少スペックは落ちるといっても在庫があり購入しやすいという点においては一応P-smartケータイのほうに分があります。・・・といっても比較ポイントとしては弱いのですが。
とりあえずP-smartケータイには上記のような特徴があります。
単体で見た時には間違いなくこれまでのFOMAガラケーなんかと比べて便利で安く使えるのですが、AQUOSケータイとの比較になってしまうとオススメ度が一つ下がる存在になってしまっています。
以上が今docomoのガラケー・ガラホの中でオススメの機種となります。
これらの機種であれば、今までのガラケーよりも便利な機能が使えた上に安さも得ることができます。
ガラケータイプの端末の中ではほぼ最高のスペックと最安値レベルのコスパの良さを見せる機種。
販売価格 | 33696円 |
---|---|
月々サポート | ▲1404円 |
実質価格 | 実質0円 |
主な機能 | タッチクルーザーEX Wi-Fi/LTE/VoLTE/Bluetooth 800万画素カメラ ワンプッシュオープン |
機能の豊富さではAQUOSに劣るも契約のしやすさはこちらが上に。
販売価格 | 33696円 |
---|---|
月々サポート | ▲1404円 |
実質価格 | 実質0円 |
主な機能 | Wi-Fi/LTE/VoLTE/Bluetooth 500万画素カメラ プレミアムトーク |
ガラホの運用はケータイパックが使えるから安い
維持費については各オススメ機種のところでも表記してある通りです。
特にガラホ(spモードケータイ)の場合はこれまでのFOMAの料金プランが使えなくなるということで、不安を感じるユーザーも多いと思いますが、維持費の表にもあるように2段階制プランを利用すれば料金はFOMA時代とほぼ変わらない金額になります。
ただ無料通話の形式が一ヶ月に何分といったものではなく、1回に5分や完全な通話定額または無料通話のないプランという形になるため、無料通話の内容の変化については覚悟しておいてください。
2段階プランはケータイパックと呼ばれるパケットプランとなり、AQUOSケータイの項目でも記した通り、
- 10MBまで下限、以降137MBまでを上限に料金が変動する
- 下限3090円、上限4200円
- 高速データ通信自体は2GBまで可能
というパケットプランとなっており、カケホライト・カケホーダイプランで運用することが出来ます。
このケータイパックの存在によって、docomoのガラホ(spモードケータイ)は運用時の料金がほとんどFOMA時代と変わらないようになっているため、従来のガラケー的使い方が問題なく出来た上に、スマホに近いLINEなんかの利用も可能となっています。
メールやLINEはこちらのケータイパックを使った運用でガラホに任せ、ネットはMVNOなんかの格安スマホを使う、なんていう2台持ちの使い方もオススメ出来ます。
今まで通り安いプランで使えた上に機能がアップするのが今回オススメしているガラケー・ガラホですので、新しい端末・新しいプランに切り替える不安や心配はほとんどいらずに機種変更できると思います。
この2機種の特徴として、Wi-Fi接続に対応している、という点があります。
これによってパケットプランを使わなくても自宅や会社のWi-Fi、docomo Wi-Fiで通信することによってネットへと料金を払わずに接続することが出来ます。
月々サポートの割引適用条件が変更、最安プランは5分の通話定額が使えて2円に
2018年11月よりspモードケータイの月々サポートの適用条件が変更になりました。
これによって最安のプランでdocomoのガラホ・spモードケータイを運用しようと思った場合、最安では0円(ユニバーサル料の2円あり)での運用が可能になります。
これまでのspモードケータイでは月々サポートの適用条件にパケットパックの適用が必須でしたが、これが2018年11月より
「カケホーダイライト以上のプランにおいてはパケットパックは必須ではなくなり、カケホーダイライトまたはカケホーダイのみでの運用においても月々サポートの適用が可能」
という風に変更がされました。
これによって従来最安だったシンプルプラン+ケータイパックという最安の維持方法が変更され、以下のような形で契約を行うことが可能になりました。
カケホーダイライト(ガラケー) | 1296円 |
---|---|
月々サポート(spモードケータイ用)
SH-01Jの場合 |
▲1296円 |
合計 | 0円 |
維持費最安は今回紹介したspモードケータイ一括購入によって0円になります(ただしユニバーサル料で2円発生)。
カケホーダイライトは1回につき5分間の通話が可能になっているので、完全に通話専用として持つのであれば非常に便利な契約内容となってくれます。
契約は頭金がないドコモオンラインショップで
ここで紹介したガラホを契約しようという場合には、ドコモオンラインショップをオススメしています。
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