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iPhone 8/iPhone Xの契約から頭金がかかるって知ってた?

特にauやソフトバンクで問題になっているスマホの頭金問題。

これまでも度々その高額さや悪徳さ(?)といったものに批判が出ていましたが、2017年以降はこのスマホの頭金問題はさらに問題が大きくなりそうです。

今までは主にAndroidスマホ中心に頭金が付けられており、iPhoneに頭金をつけるショップというのは本当に一部のルール違反なショップのみでした。

それが2017年からは総務省有識者会議の中でiPhoneの価格をキャリアが決めるのはおかしいとされ、ショップ側の裁量で価格を決めることが出来るようになりました。その結果当然値下げなんてことは起きることなく、今までの販売方法のように頭金をつけて値上げするという形がiPhoneでも行われるようになりました。

そのため2017年に発売されるiPhone 8や、はたまたiPhone Xなんていう噂されている新型に対しても、これまでとは違って発売直後から頭金が付けられて販売されることになりそうです。

今回の記事ではこの頭金問題の危険さとそれを回避して契約する術なんかについてをまとめていきます。

頭金があることはただただ「損」

まず頭金の問題についてをハッキリとさせておきましょう。

なぜ頭金がスマホを契約する際に問題となっているのか。それ自体をよく知らない人がいると思うので、頭金が問題とされている理由についてを説明しておきます。

スマホの契約を街のケータイショップやヨドバシカメラ・ビックカメラなんかの家電量販店で行おうとすると、スマホの価格に頭金というものが設定されておりそちらを支払わされることがあります。

スマホ契約以外の場面でかかる頭金と呼ばれている費用は、分割支払いの費用を組みやすくしたりするためのもので、支払った頭金の分は総額の価格からマイナスされて毎月のローン・分割支払いの額が減る、というものが一般的です。

頭金を払うことによって最初の出費は増えるものの、その後の分割の支払いなどには頭金として支払った分が反映されて負担自体は少なくなるといのがスマホ契約以外の一般的な頭金の概念です。

ところがスマホの契約で発生する頭金はこうした一般的に捉えられている頭金とは異なります。

今スマホを契約するにあたって5000円前後の頭金は当たり前のようについてきます。これが例えば85000円のスマホについてくるとしましょう。

一般的な頭金の概念だと5000円分を先払いして80000円を分割で支払うというのが普通です。
頭金が付いたからと言って支払いの総額はほぼ変わらないものになるはずなのですが、スマホの契約ではそういった形にはなりません。

スマホの契約においては5000円の頭金を支払ったとしてもスマホ本体の価格である85000円については何一つ影響を及ぼしません。頭金5000円を支払っても分割でかかる金額は85000円と変わらず、頭金がかかってしまう分総額として90000円という定価よりも値上げした支払いがかかってしまうことになります。

そう、スマホの契約における頭金は総額の支払い内に組み込まれたものではなく、単純に支払いに上乗せされてしまう「値上げ要素」でしかないのです。

このため頭金があるスマホの契約は、本来の価格よりも高い買い物になってしまうということになり、昔から問題視されてきていたというわけです。

支払いが上乗せになった分、なにか別の形でメリットがあるわけでもありません。

他の契約の頭金のように審査が通りやすくなったりすることも、何か割引が増えたり特典がもらえたりということもありません。

ただただ余分な支払いが増えるだけなのがスマホ契約の「頭金」です。

頭金があるだけでそのスマホの契約は普通に契約するよりも損をしてしまう契約ということになってしまいます。

それでも頭金が付く理由

こうした理由からスマホに付けられてしまう頭金は問題になっているわけですが、こんな支払いが増すだけの頭金がなぜ行われているのでしょう。

それは単純な理由で、儲かるからです。

頭金をつければその分がまるまるショップの利益につながります。5000円なら5000円という中々の金額がそのまま、もしも10000円付ければかなりの高額な利益がスマホ販売とはまた別の形で簡単に手に入ってしまうので、今どこのキャリアショップや家電量販店でも付いてきてしまっています。

頭金と言われると何となく必須の費用のように思えてしまえますが、金額やそもそもの頭金の有無もショップの裁量で決まってしまうあやふやな存在ですので、頭金自体の必要性は契約者にとっては一切ありません。

それにも関わらず頭金付きの契約が一般的になってしまっているのは、儲けの度合が頭金の有無によって大きく変わってしまうからです。

本当であればスマホの本体価格を支払えば普通に契約することができるにも関わらず、ケータイショップでは頭金という値上げが儲けのために常態化してしまっています。

そんな頭金がiPhoneに 最悪の場合2万円近い値上げに

ここまでで頭金の性質と問題視されている大体の理由というのもわかってもらえたかと思いますが、こうした頭金が2017年以降AndroidのみならずiPhoneでも問題になってきてしまいます。

序文で書いた通り今までAndroidが被害の中心だった頭金問題ですが、最近になってiPhoneにも広がりを見せるようになり、特に9月以降iPhone 8だかXだかの発売がはじまると「頭金被害」にあってしまう人が多く生まれてしまうかもしれません。

特に2017年に頭金についてお上のお墨付きが出てからは、ドコモショップで設けられていた上限5400円というのも撤廃され、それ以上の頭金を自由に付けて良いという状態になっており、高額な金額をつけるショップは本当に高額となってしまう可能性があります。

Twitterを見てもキャリアショップで高額な頭金をつけられたことによって損をしてしまった契約者の声が見られます。そちらを見ると5000円なんて生易しいものではなく、1万円を超えるような頭金をつけられて契約させられている人も目につきます。

場合によってはオプション代含めて、あるいは頭金単体で2万円近い値上げになってしまう可能性もあり、iPhoneの契約が冗談では済まされないほどに高くなってしまいます。

iPhoneを契約するならばこの頭金に注意を払うことが常に必要となってくるわけです。

iPhone 7や8,Xといった新型iPhone購入時には頭金は回避すべき

このように今年の新型iPhoneの発売においては今までは気にしなくてもよかった頭金の問題が追加されてしまいます。

ここまで説明してきたように、iPhoneにつけられてしまう頭金は契約する側にとってはメリットと呼べるものはありません。損するだけの値上げにしかならず、メリットがあるのはそれをつけるショップ側のみというのが実態です。

このためiPhoneの契約をこれから行おうと思っている人は、この頭金をとにかく避けて契約することが結果的に安く契約できることに繋がりますから、頭金のないケータイショップを利用することがiPhone契約の前提となってきます。

契約したいキャリアのケータイショップなんかを足を運んで見比べながら、頭金が限りなく0円に近いショップで契約するようにしましょう。

頭金がついてしまうだけでiPhoneの価格は大きく値上がりしてしまうため、そんな契約を可能な限りしないようにしておくのがiPhone 7sやiPhone 8といった新型iPhoneを契約する際の重要なポイントとなります。

頭金の無い契約をするならオンラインショップが無難

iPhoneを契約するならば頭金が0円のケータイショップで行うことが最も良い、という結論にはしていますが、その頭金のないケータイショップを探すというのはとても面倒なことかと思います。

新型iPhoneの予約の段階ではそもそも頭金がいくら付くのかが不明ですし、発売後でも実際に頭金比較のためにショップを見て回るというのも現実的ではないでしょう。

そうした場合に頭金がなく機種変更や新規・MNP契約ができるショップとしてオススメなのがキャリアのオンラインショップです。

キャリアのオンラインショップは街のケータイショップとは異なり頭金の類が一切ついてこないというかなり優良な販売方法を行っています。こちらであれば頭金による値上げを防げるほか、ショップ契約特有の長時間に及ぶ待ち時間なんかも避けることが出来ます。

オンラインショップであれば新型iPhoneの契約において、値上げをされてこちら側が損してしまうような不要な頭金もなく契約出来た上に、

  • 待ち時間もなくちょっとの入力作業だけで予約や購入手続きが済み
  • 自宅配送などの便利な受け取り方法を選べる

といった頭金0円以外にもケータイショップ契約にはないメリットというのも得ることができます。

デメリットはこうしたメリットを得るために多くの人がiPhoneをオンラインショップ経由で契約する手続きをしているため、ケータイショップで新型iPhoneの予約をするのに比べると在庫確保までに時間がかかってしまうという点です。

ケータイショップや家電量販店ではある程度発売直後の熱狂が収まれば、当日フリーで契約できる在庫も出てくることが多いのですが、そういった状態でもオンラインショップ購入の予約組の分の在庫確保はされていないことが多々あります。

このデメリットに関しては、頭金を払って定価より高い金額を支払ってでも早く手に入れるか(ケータイショップ・家電量販店)、時間は多少かかるもののちゃんとした普通の価格で購入するか(オンラインショップ)、ということになり、高くても早く買いたいのか正規の価格で安く買いたいのか、どちらの要素を重要視するかということになりそうです。

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