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楽天モバイル、契約及び利用に関する様々な注意点・デメリットをまとめてみる

今回の記事は楽天モバイルの注意点・デメリットをとにかくまとめていきます。

契約内容やキャンペーンに関しては他のキャリアなんかよりも圧倒的にお得な楽天モバイル。

もうそのメリットだらけの契約内容であれば、細かいところを気にせずにさっさと1回線は契約すべきなんですが、

まだ各種デメリットなんかが気になって、契約に慎重になっている人もいるかと思うので、今回はそうした疑問点・不安点としてあるであろう注意点・デメリットに関して確認をしていこうと思います。

確かに楽天モバイルの各種ページには「※」表記がずらーーーーっと並んでおり、注意事項が非常に多いものになっています。

「※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※」

まあこうした注意事項に関して、ユーザー側が把握しておくべきものをここではまとめていきます。

楽天モバイルの注意点・デメリット

ポイント還元の条件はそこそこ多い

まず注意点として挙げたいのは、楽天モバイルのメリットである高額なポイント還元をしっかりと受け取るには、条件を満たす必要があるということです。

回線向けのポイント、端末向けのポイントどちらもが複数の条件を満たす必要があり、これを忘れるとせっかくの高額ポイント還元を得られないことになります。

その条件は次の通り

  • 回線の開通作業
  • 契約端末でのRakuten Linkを使った10秒以上の通話、SMSを1回(契約翌々月末まで)
  • 特典は1名義1回限り(ただし端末のポイント特典は2回線以上の契約時に適用可能な場合あり)

※キャンペーン内容によって条件は変化する可能性があるため、正確な内容は公式サイトで確認を。

ポイント還元には大体ではあるもののこのような条件が必要となります。

キャンペーンの強烈さが特に印象的な楽天モバイルですが、そのキャンペーン特典をしっかりと適用してお得な契約にするには、条件を満たしての利用というのが必要になってきます。

アプリ通話は0円でし放題だが、普通の通話は通話料がかかる

楽天モバイルは0円で通話し放題、といった訴求がされています。

ただしこれは他のキャリアの通話し放題とは異なる形のものになっています。

楽天モバイルの0円で通話し放題というのは、専用の通話アプリ「Rakuten Link」を介しての通話に限られます。

プレフィックス通話とはまた異なる方式のようですがそれに似た形の、ネット回線を利用したアプリ通話が0円というものになります。

このため、普通にダイヤルアプリから電話をかけてしまうと、通話料が30秒/20円かかるものになってしまいます。

あくまでもアプリ通話のみが無料で通話し放題、というものなのは注意点として挙げられます。

アプリ通話は音質が悪く、Rakuten Linkアプリ同士での通話は発信者情報が相手に見られる

アプリ通話となるためVoLTE通話なんかを使っている他キャリアの通話し放題回線と比べると通話品質は低いです。

LINE通話をしたことある人ならわかりますが、あのレベルに毛が生えた程度です。

あのレベルでも問題なければ気にするものではないものの、電話をよくする人にとっては品質の差が気になるはず。

また楽天Link同士の通話の場合、デフォルトでは本名がバレる危険性というものがあり、この辺りの仕様の独自性というのは扱う前に色々と調べて行った方が良いものでもあります。

またWi-Fi環境下での通話では非通知扱いで相手に電話が行ってしまうなど、普通の電話とはやはり異なる仕様であるのは認識しておきたいポイントです。

無制限通信が可能なのは楽天モバイルエリアだけ

通話し放題、に近い注意点ですが、楽天モバイルでは無制限のデータ通信ができるとしているものの、

実際に無制限通信が出来るのは楽天エリアのみとなっており、パートナーエリアであるauエリアでの通信は制限があります。

auエリアでは毎月5GBまでの高速通信となり、以降使い切ったら1Mbpsまでの規制速度になります。

auパートナー回線に速度制限があっても1Mbps出るのはメリットではあるものの、現状では都心部のユーザー以外は無制限の楽天エリアで使えない場面が多いというのはデメリットです。

「データ無制限」ではあるが、1日10GBまでの制限アリ

さらにこの楽天エリアの無制限回線、実際に運用をしてみたユーザーから速度規制があるとの報告されています。

その規制内容は

「楽天エリアで1日10GB使うと1Mbpsの速度に規制される」

というものです。

1日10GBというのは中々使うデータ量ではないですし、規制されても1Mbpsも出るなら問題はないですが、

大容量のゲームをスマホなりPS4なりでダウンロードしようとすると、1日では終わらない可能性があります。

制限自体は相当に緩いわけですが、正確な無制限通信と言えないところも楽天モバイルのデメリットになってくるかと思います。

楽天モバイルエリアはまだまだ狭い

次のデメリットは数年間は悩まされるであろうエリア問題。

古株の3キャリアと異なりサービス開始1年ちょっとの楽天モバイルではつながるエリアが全く異なります。

東名阪エリアでは次第にエリア拡大が実感できるものになりましたが、まだまだ地方はauのパートナーエリア頼みとなっており、楽天エリアの無制限通信を利用できるようになるにはあと1年、2年ほど時間が必要なエリアというのは珍しくないものになっています。

また楽天モバイルが利用できる周波数の特徴として、障害物があると電波が通りにくくなる=地下や建物内で電波が入りにくいというデメリットも持ってしまっており、エリア内といっても決して安心できるものではない、という問題もあります。

auのパートナー回線もエリアによっては提供終了しているところが出てきており、この問題は今後しばらくは楽天モバイルの主要なデメリット・ネガティブ要素になってくるはずです。

1GB未満0円が適用されている回線は一定期間使用した形跡がないと自動解約に

正確な期間は不明ですが、最近になって楽天モバイルの公式サイトに追加された文言がこちら。

1GB未満で0円のまま維持できるプランが非常に魅力なのがこの楽天モバイルですが、この0円回線を使用した形跡がないと自動解約になってしまう、という条件が新たに追加されてしまっています。

この自動解約について、一定期間の具体的な期間が示されておらず、使用した形跡というのも1MBでも通信していればいいのか、それとも回線に支払いが発生している必要があるのか、といった細かい条件が記載されていません。

この辺りまだできたばかりの条件であることがうかがえ、具体的な運用のされ方はわからないものの、ずっと放置して回線を維持していくことはできないようです。

サポートが全く整っていない

結構深刻さのあるデメリットはサポート体制の問題でしょう。

楽天モバイルは他のキャリアと比べても公式サイトおよびマイ楽天モバイル上でのチャットサポートの対応が非常に遅く、さらに電話の問い合わせも中々つながらないということでほとんどサポートを受けられない状態です。

わからないことやトラブルがあっても、それをサポート側にそもそも伝えられないという状況は厳しいものになっています。

契約者数の増加が落ち着いて人員の増員など、時間的な解決が行われればある程度役立ってくれるかと思いますが、現状では繋がらない上に案内自体もオペレーターによって言うことが異なるために全く役立たない状況となっています。

困ったことがあったら解決できる可能性もそこまで高くないものの、店頭にいった方が良いです。

MNP開通手続きは遅い、トラブル報告も

このサポート関連のデメリットからもわかるように、楽天モバイルは急速なサービスの拡大にに対して人員不足・体制の不備というものが目立っており、それが影響してまた新たなデメリットが生まれています。

それがMNP転入時の手続きの遅さや開通関連のトラブルです。

キャリアやMVNOなんかではネットでの契約においてもMNP開通手続きは数日もあれば十分で、最低10日必要とされるMNP予約番号の有効期限でも余裕があるのですが、

楽天モバイルの場合だと繁忙期になるとこの有効期限内でもMNP転入ができなかったり、出来たとしてもその後の開通周りでトラブルが発生した、なんて報告がSNS上では散見されます。

申し込みが殺到している時以外はトラブルはほぼ起きていないようですが、キャンペーンなどで多くの契約者が出てくるとこうしたトラブルがSNS上で出てきます。

人員のキャパシティが絶妙に足りないバランスになっており、強烈なキャンペーンを行っているタイミングでのMNPは不安がついて回ります。

楽天モバイルの注意点・デメリット、特にエリア問題はメイン回線としてはまだまだ不適格

楽天モバイルの注意点・デメリット

  • 音声通話はアプリ通話じゃないと有料
  • アプリ通話は音質が悪く挙動も独特
  • 楽天モバイルエリアは狭く、無制限で使えるユーザーは現状限られる
  • 無制限でも1日10GB制限はある
  • 1GB未満0円で回線を維持できるが、利用実績がないと解約に
  • サポート体制が貧弱、MNP周りではトラブルも

楽天モバイルの注意点・デメリットをまとめるとこのようになります。

これらの注意点・デメリットを考えると、現状では楽天モバイルはメイン回線として使うにはまだ不安だと言わざるを得ないです。

エリア問題が特に問題になりやすく、パートナーエリア終了地域の一部で楽天モバイルだけをメイン回線として使ってしまうと圏外が多発してしまう可能性があります。

パートナーエリアが終了していない地域でも、将来終了する時に楽天モバイルエリアが拡大している保証というのはないため、もう1年・2年はサブ回線・サブスマホとして利用していった方が安心できるものなのは確かです。

今ならRakuten MiniやRakuten Handといったサブスマホに適した機種が0円で契約できますし、iPhone XS以降であればeSIMにサブ回線として楽天モバイルを設定できるため、1GB未満0円の特典と合わせて非常に使いやすい予備回線となってくれます。

今回挙げたようにデメリットはあるにはあるものの、メリットも非常に良いものが揃っているのが楽天モバイル及びRakuten UN-LIMITなので、しばらくはサブスマホ・サブ回線として使っていけばデメリットを最小にして利用することができるはずです。

エリアやサポート体制が整うまではメイン回線としては注意点・デメリットが多すぎますが、それが整うまでのサブとしてならお得で使いやすい回線となってくれます。

使い方次第では注意点・デメリットの影響を受けなくなるので、これらの問題が改善するまではサブ的な使い方をするようにしましょう。

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