auショップに現れた「iPhone 5s MNP一括0円」案件の契約方法がテクニカルすぎた件

 

SoftBankを中心とした早すぎるiPhone 5c投げ売りで何が起きてもおかしくなくなった3キャリアのiPhone投げ売りチキンレース。

当初予想されていた年度末の投げ売り、あるいは年末での投げ売りよりも早めにiPhone 5sの案件が出て来てもおかしくなくなってきた。

現時点でも詳細不明な要店頭で確認が必要な怪しいiPhone 5s/5cのMNP一括0円案件がTwitter上で溢れている。ここでネタにするのもそんなTwitterから流れてきた詳細不明なとある代理店のauショップの案件である。

本日出てきたこちらの案件。この時期でのiPhone 5s案件は確実に釣りであることは承知しているが、ろくに案件をつかめていない憂さ晴らしにと冷やかし程度で条件を聞きにいってみた。一応お店や代理店さんにご迷惑がかからないように店舗名は伏せておく。

さてどんなゴミがつくことやら、マモリーノ2台かな？photo-Uかな？などと思っていたら、予想外にテクニカルな手法を使ってiPhone 5s単品一括0円を（一応）実現していた。

 

確かに一括0円ではあるが・・・

某auショップへ到着し条件を聞きに。釣り案件ということを察してか同業者はいない模様。いつもちょっと恥ずかしくなる「Twitterを見た」旨を伝えて条件の確認へ。

「iPhoneの一括0円の条件についてなんですが・・・」

「はい。Twitterの条件でございますね。そうしましたらまず他社様からのMNPというのが条件でして。それでiPhone5へご契約していただきまして・・・」

「あ、いえ、iPhone 5sのほうです。はい・・・」

「はい。iPhone 5sでございますね。そうしましたらまずiPhone5へMNPしていただきまして・・・」

なんだこいつ？

話が通じないのかこちらの滑舌が悪いのか、5sの話題で5にMNPする話をして時間を無駄にしないていただきたい、話のわかるベテランとチェンジしてくれ！

なんてことを思いながら仏頂面でそのまま黙り込んで話を聞いていると、どうやら5s一括0円案件を得るには5へのMNPを経由する、ということのようでこちらのコミュ障早とちり、店員さんの説明が通常対応だったようだ。

今回の案件、要約すれば

一旦iPhone5へMNPした後に、下取りキャンペーンを利用してiPhone 5sへ一括0円で機種変更する（そのためiPhone5は回収・iPhone 5sは予約のみで後日機種変更）

というものだ。

iPhone5のMNPにおける高額なキャッシュバックとauが行っているiPhone下取りキャンペーンを合わせ、iPhone 5sの機種変更一括代金に充てようということである。

過去にこのサイトでも同様の購入形式を解説してあるが、それとほぼ同様のやり方を（よりにもよって）auショップがしてきている。

iPhone 5s/c（au＆SoftBank）にのりかえるなら、iPhone5へMNPしてからのほうが圧倒的にお得すぎる件

 

とりあえず詳細な条件は以下のとおり。

iPhone5/5s共通

スマートパス・ビデオパス・ブックパス・うたパス
通話定額24・通話ワイド24
Apple Care
（5契約時にどれも外してもいいが、5s契約時に再度契約・2ヶ月維持）

iPhone 5s機種変更時

3150円分のコンテンツ
スマートバリュー（申し込みのみ）
今回のiPhone5を下取り

コンテンツこそ3150円分ついてくるもののこれ以上の契約は不要ということで、一応は単体でのiPhone 5sの一括0円購入を見事（？）実現している案件であった。案件的には5へMNP＋CB35000円→そのままモバイルヘッドへ、というほうが色々都合はよさそうだが、auショップとしてはかなり努力されてる方ではないだろうか。

 

店員さんが言うには、iPhone5でまずはiPhoneの操作を体験してもらってからiPhone 5sへと本格的に移行してもらう、ということらしい。機種変更ということでiPhone 5sの毎月割がMNPより低くなりauにかえる割が消滅してしまうが、そこはiPhone 5sをこのような時期に一括0円で購入できる代償と割りきって欲しい、とのことだった。

マモリーノやPT003の抱合せを予想していた身には、かなり想定から外れた購入方法を見せてきた今回のiPhone 5s MNP一括0円案件。わかりにくキャンペーンの数々と常軌を逸したキャッシュバックの配布を多くのプロ契約者がこれまでうまく利用してきたが、これからは代理店もそれらの施策を利用して格安な案件を作り出していく時代になったようだ。