2月3月と続いてきたdocomoの機種変更価格の一括化施策である端末購入サポート対象機種を購入した人向けに、今回はその維持費を削減してくれるかもしれない方法を紹介します。
価格が一括化する実質的な値下げ状態でdocomoのスマホへと機種変更した人は特に3月は多かったと思います。一括2万円前後から高性能スマホを契約することが出来たので、端末代の支払価格としてはかなりオトクな契約が出来たのではないでしょうか。
一方でこれらの契約は全て端末購入サポートの対象となっており、こちらの端サポ対象のスマホというのは現状ほぼ全ての機種が月々サポートなどの通信料に対する割引のない状態で契約がさせられてしまいます。
そのため今回の3月に端サポスマホへと機種変更した人は、購入価格自体は安いものの維持費はあまり安くなっていないという形の契約になっているかと思います。
特に高性能なスマホが多かった今回の3月の安売りでは端末価格が下がるだけで十分かもしれませんが、端サポスマホ契約にはその特徴から維持費も下げやすい方法があるので、端サポスマホを契約した人は今回の方法を試してもらえれば維持費も下げることができるかと思います。
端サポの割引なし料金にはdカード GOLDを
この3月を中心に購入できた端末購入サポート機種の一つのデメリットとして、月々サポートがほぼ全ての機種で適用がされない、というものがあります。
これにより今回機種変更などの契約をdocomoで行った人は暫く割引なしの状態で回線を維持し続けなければいけなくなります。
端サポ回線の維持費は個人で運用する場合でも6000~8000円ぐらいかかり、家族でシェアパックに加入した場合の代表回線は10000円~16000円ぐらいの維持費がかかってきます。
一部の条件付きキャンペーンを適用出来ていればもう少し安くなっているかもしれませんが、3月には大き目の割引を適用してくれるようなキャンペーンもなかったために、端サポ契約者は大体同じような高額な支払い状態になっているかと思います。
この高額な毎月の支払いを少しでも安くするのがここでの目的なわけですが、それを実現してくれるものとして今回紹介するのは『dカード GOLD』です。
『dカード GOLD』には複数の所有特典が用意されている訳なのですが、その内の一つが今回の割引がない端サポ契約回線と組み合わせるのに非常に相性が良くなっているため、そちらを利用することによって維持費の削減というものが実現しやすくなっています。
その特典とはdカード GOLDに登録した電話回線の料金の毎月10%をdポイントとして還元する、という内容です。
この特典が特に端サポ契約回線との相性が良く、さらに維持費削減にも役立ってくれるものになっています。
dカード GOLDのdocomo料金10%還元特典の詳細となぜ端サポと相性が良いのか
もう少しこの特典の内容と相性の良さについて詳しく書いておきましょう。
まずdカード GOLDの10%還元特典というのは、その特典名からもわかるようにdocomoでかかっている通信費の内10%をdポイントで還元してくれるdカード GOLDの特典の一つです。
例えば毎月7000円使っていれば700ポイントが、代表回線で1万円以上使っていれば1000ポイント以上が毎月還元されることになります。
docomoに限らずキャリア全体においてもスマホ料金の支払いに対しても毎月10%もの還元をしてくれるような割引や特典といったものは存在していないため、スマホ代の節約に繋がる特典としては非常にお得な内容となります。
しかも還元は毎月となるためなるべく早めにこの特典を得ておけば、同時期に同じように端サポ機種を契約した人と比べても年間で1万ポイント前後dカード GOLDを保有しているユーザーの方がオトクにdocomo回線を運用出来ることになります。
よりオトクに、そして実質的な維持費削減に繋がる特典となっているため、割引のない端サポ契約回線には効果的な割引相当の特典がこちらのdカード GOLDの保有特典です。
そしてこの10%還元の特典はdocomoユーザー全体にメリットがあるものの、特に端サポ回線を使っている人であれば特典を最大限に活かせる相性の良さがあるために今回端サポ機種を契約した人に持っておいてほしいと思っています。
なぜdカード GOLDの10%還元が端サポ回線だと最大限活かせるかというと、特典の付与条件が関係しています。
通信費の10%還元はdカード GOLDの特典の中でも大きなウエイトを占めるのですが、その条件が普通のスマホ契約ではちょっと条件的に悪いものになっています。というのも10%の還元が行われるのは以下のような条件を経てからになるからです。
- 税抜価格がベース
- 1000円単位で還元がカウントされ余りは切り捨て
- スマホの割賦支払いは含まれない
- 月々サポート適用後の維持費が対象
こうした条件的にはハードルの高い内容となっており、これらを全て経てからようやく10%の還元がされる維持費が決まることになります。
特にスマホの分割支払いが対象外、維持費も月々サポート適用後というのは注意点として非常に大きい点であり、端サポ回線がこの10%特典と相性が良いというポイントにもなります。
同じ7000円の支払いがあったとしても、分割契約かつ月サポ適用の通常の契約と、端サポで一括契約かつ月サポの無い回線だと以下の表のように還元されるポイントは大きく差が生まれます。
分割契約 | 端サポ一括契約 | |
支払い | 7000円 | 7000円 |
月々サポート | ▲2000円 | 0円 |
端末代 | 2000円 | 0円 |
実際の維持費 | 5000円 | 7000円 |
dカード10%還元額 | 500p | 700p |
端サポ回線ならばしっかりと通信料全体がポイント還元の対象になりますが、月サポ分割契約の場合には還元対象の通信料といったものが大きく下がってしまうため、還元されるポイント金額も本来支払っている額よりも減ってしまいます。
このように端サポ回線の月サポなし、端末代も一括支払い済みという状態はdカード GOLDによる10%還元の条件とマッチしており、利用する特典としては非常に相性のよいものになっているわけです。
10%還元というオトクな特典をほぼ確実に最大限得ることができるのが端サポ回線となるので、3月に端サポ契約をした人はdカード GOLDを保有しておくと良いでしょう。
なおこの特典は通信料が高いほど効果を発揮するので、必ず代表回線と組み合わせるようにしましょう。
シェアパック子回線でも組み合わせることは出来るものの、効果は薄いです。
年会費に10800円かかるが代表回線での利用やその他特典利用で問題なし
以上のようなメリットがあるため、端サポ回線を持つ人にはdカード GOLDを持っておいて貰いたいと思うのですが、dカード GOLDには年会費が発生するというデメリットもあるので、そちらを注意点として記載しておきます。
dカード GOLDは年会費が発生します。年会費は毎年10800円です。
10%還元特典は魅力ではあるものの、この年会費も考慮した上で申し込むかどうかをしっかりと考えてもらえればと思います。
年会費自体はdカード GOLDと組み合わせる通信費が9000円以上(900ポイント還元)あれば、12ヶ月間のdポイント還元で年会費分はチャラになるので、特に代表回線で1万円以上は支払うことになっているようであれば年会費は気にせずにdカード GOLDを保有してもメリットはあります。
8000円以下の場合にはdカード GOLDのその他の特典を活用することで年会費をチャラにする必要が出てきます。
dカード GOLDには10%還元以外に
- 入会特典最大15000円分キャッシュバック
- docomoのスマホ故障時に10万円までを補償(=月500円ほどの保証オプション代節約)
- dポイント特約店でのポイント付与率アップ
- 年間利用額が100万円・200万円超えると1万・2万ポイント相当の特典付与
- 空港ラウンジ利用
- 国内海外旅行保険
他にもありますがこうした特典が充実しているため、それらの利用・活用によって十分に年会費以上のメリットを得られるかと思います。特にdカードケータイ補償はこれさえあればオプション契約している保証関連を外してもよいかと思うので、そちらの節約費用も込みで考えれば年会費10800円というのもそこまで大きな負担費用にはならないでしょう。
毎月の固定費支払いもdカード GOLDに任せれば1%のポイント還元がされますし、100万円を超えれば1万ポイント相当の特典を追加で受けることができるので、使い方によっては本当に年会費が気にならないレベルのメリットを持っています。
年会費10800円の存在は注意してほしいですが、他のdカード GOLD特典も豊富な内容となっているので大して影響のないものにすることもできます。年会費の問題は10%特典以外の特典をうまく使いながら解消しましょう。
端サポ回線を契約したならdカード GOLDの検討を
以上の内容が端サポ回線を契約した人へ向けた更なるオトクな運用方法となるdカード GOLDを使った方法になります。
こちらを使えば維持費を10%、ポイントという形ではあるものの戻ってきてくれることになるので、従来よりも確実にオトクな契約をすることが出来るようになります。
これは3月に端サポ回線をつくった人たちにとって、維持費負担の削減という形で役立つ方法になるでしょう。年会費こそありますが、その他特典合わせて十分にプラスの形で利用できると思います。
スマホ価格の安かった端サポ施策ですが、今回の方法を使えば維持費も一気に削減へとつなげることができるのでぜひ試してみてください。