高いじゃん
どーすんのこれ?総務省
3キャリア横並びで似たようなプランだけしか選択できないんですけど・・・
自社のユーザーは家族が多いとか何度も言ってる癖に、その家族が得することができたdocomo withとかシェアオプション廃止してこれですか。
回線数多い我が家だとプラン変更したら7割ぐらい値上げすんじゃないの。
普通の家族でも「スマホとセットで契約」しようとした時にはこれ高くなってしまうのでは?
この新プランでメリット得られる契約方法というのはこれまでのシェアパック契約からさらに限られてしまうだろ・・・。
このまま愚痴だけで埋めていくこともできるのですが、とりあえずアクセス稼ぎのためにこのお得でもない「ギガホ」「ギガライト」プランについて色々とプランの細部を見ていこうと思います。
わかりやすいっちゃわかりやすいのは「ギガホ」「ギガライト」の特徴
まあ少し怒りは吐き出したのでここからは普通な感じで。
docomoの新料金プランである「ギガホ」「ギガライト」は、これまでの「シェアパック」ベースの料金プランと比べるとシンプルでわかりやすいといえばわかりやすいです。
2つのプラン共にこれまでのプランであったspモードやパケットパックといったものが内包されており、どちらかをベースで選べばはい!それで終了!という実質的な2択というわかりやすさはこれまでにないものです。
このどちらかのプランを使い、通話定額を利用した方のみオプションに加入するという方法をとっています。
なんか昔は総務省が消費者にいろんな選択肢を用意しろとか指導してた気もしますが、docomoの新プランはバッサリと2つだけのプランに絞ってきました。
一応タブレットやガラケー、キッズケータイのプランも用意されていますが、スマホを契約する場合には上記の2つのみが今後の新プランなので気にしなくていいでしょう。
これまで複数の基本料とパケットパックの組み合わせに加え、家族で利用する場合はシェアの設定なども必要ではあった中で、新プランの「ギガホ」「ギガライト」の2つから選んで通話はオプションで、というのは特に選択面でのわかりやすさという点では従来のプランよりも優れている点でしょう。
問題があるのはその料金とわかりにくい割引の存在です。
本当に安くてお得になったのか 自称「4割下げ」は1GBのみ、端末セットは値上げ濃厚
この新プランである「ギガホ」「ギガライト」、プラン単体でのわかりやすさというのは多少ありますがでは実際に安くてお得になっているのかというと疑問が残ります。
というか従来プランと比べても安く手お得になる人というのはかなり限られたユーザーになっています。
まずプランの安さを見ていくと、政府から要請されている「4割下げ」を実現しているのはギガライトの1GBのみです。しかも注意事項として3回線以上で使っている場合の料金のみが4割下げという条件付きです。
1GBなんて元々安くて今のご時世若者中心に絶対ギガが足らないプランを4割下げたとして、それで誰が喜ぶのでしょうか・・・。というか3回線以上使ってないと1000円引きの割引が適用されず4割引にならないとかそこを「わかりにくく」してどうすんの・・・。
需要が出てくる3GBまででdocomo曰く3割引、5GBまでで2割引となっています。こちらも3回線以上じゃないとこの割引率を満たすことができず、実際のところでは旧プランと比較して大して安くなっていません。
それどころかスマホとセットで契約した際の契約を旧プランと比較すると、その高さが如実に感じられるものになっています。
従来のプランと今回の「ギガホ」「ギガライト」でiPhone XSを契約した場合には以下のような比較になります。
ベーシックパック~3GB | ギガライト~3GB | ||
基本料 | 1058円 | ギガライト③ | 4218円 |
sp | 324円 | ||
ベーシック③ | 4320円 | ||
月サポ | ▲2457円 | ||
iPhone XS 64GB24回払い | 5157円 | XS 24回払い | 5157円 |
合計 | 8402円 | 9375円 |
※どちらも税込みで計算
3GBまでと新プランにおいて割引が強いハズのプランと比較していますが・・・
高くなってるじゃん!
端末セットだとなんと従来のプランで月々サポートのような割引を継続して契約したほうが安いです。
新プランがお得になるのは3年目以降から。そうすれば旧プランは月々サポートが無くなるので新プランの方が安くなりますが、その使い方だと3年目以降も同じスマホを使い続けてやっと安くなるとかいう、何とも貧乏くさい使い方に。
そりゃ今のスマホなら2年以上使えますけど、バッテリーとかセキュリティ問題とかある中でその使い方は推奨できないでしょう・・・。
実際にはdocomoでは今までより少なくなるものの端末購入補助を用意するとは言っています。
ただしこちらの実態がわからないために、現時点での計算式においては新プランの魅力というのがほとんど感じられないものになっています。
端末購入補助の内容によっては一部で従来プランよりも安くなる可能性はありますが・・・。
とりあえず現状の新プランの内容だと「もうスマホセットは安く買えない」可能性があります。
もしもスマホの新調をしたい場合には旧プランで受け付けている5月末までに月々サポートや端末購入サポート、docomo withなどの終了が予定されている割引サービスと共に契約したほうが良いというユーザーは多くなるでしょう。
対象端末やお勧めの機種は以下の記事とかを読んでおいてください。
「わかりにくい」割引が結局用意され、docomo withのような神割引が5月末で新規受付終了
軽く上で触れてますが、この新プランの提供に伴い
- 月々サポート
- 端末購入サポート
- docomo with
が5月31日で新規受付終了となります。
それまでに契約をすればその後2年後まで月々サポートは適用されますし、docomo withは新プランに切り替えないでいれば割引が続きます。
特にdocomo withの終了は痛すぎるでしょう。これまでライトユーザーにとっては今回の「ギガホ」「ギガライト」以上に使いやすくてオトクな契約を実現できていたdocomo withを潰すのは「4割下げ」を目指している癖に本末転倒でしょう。
先ほどの繰り返しになりますが、docomo withは「本当にスマホの料金を安くできる」割引になっているので、新プランが全く引っかかて来ない人はあえてこちらの対象端末の契約をオススメしたいです。
関連記事はこちら
で、こうした端末値引き系のわかりにくいとされる割引の代わりに、「ギガホ」「ギガライト」でも別途なんだか「わかりにくい」割引が登場してきています。
「ギガホ」「ギガライト」関連の割引は3つ、キャンペーンで用意されているのが2つです。
みんなドコモ割
家族割に相当する「ギガホ」「ギガライト」の割引で、2回線以上docomo回線を保有しているとそれぞれに500円引きが発生、3回線以上保有しているとそれぞれに1000円引きが発生するという割引です。
docomoのHPにある「ギガホ」「ギガライト」の料金について大々的にでているのはこの家族3人で使ったみんなドコモ割込みの料金になっているので注意してください。
ドコモ光セット割
ドコモ光を契約していると、3GB以上のプランにおいて割引が500円~1000円発生。保有回線全体に割引が適用可能
ずっとドコモ特典
ドコモ長期契約者に対してdポイントクラブステージに応じてポイントを進呈。割引とはちょっと違うものの恒常的な特典の一つです。
ギガホ割
ここからはキャンペーンでの2つの割引について。
2019年9月30日までに「ギガホ」に加入することによって1000円引きが6ヶ月間適用に
はじめてスマホ割
ドコモケータイから「ギガホ」「ギガライト」加入で最大12ヶ月1000円引き。
ちなみにウェルカムスマホ割適用中の回線からでも割引存続したまま移行可能。
こーんなまた新しい割引が「ギガホ」「ギガライト」には用意されています。
この内容わかりやすいですか?なんか結局いろんな条件を加えないと安くならないということで「わかりにくい」割引になってますよね。
ぶっちゃけ個人や家族で3回線以上だのドコモ光だの長期契約だのが絡まないと安くならないって、これまでのシェアを安くする方法同様に相当面倒な気がするんですが。
これなら端末値引きの月々サポートとかでも良くない!?
割引としてはこっちの方がスマホとセットな分まだわかりやすかったと思うんですけど。
そもそも2円運用とか280円運用を可能にしてたdocomo withや月々サポートと比べて割引額もしょぼいですし、docomoのHPで各種割引前提の料金で案内しているのとかどこのソフトバンクだよってつっこみたくなるんですけど。
まあプラン自体がわかりやすくなったから良いのかな?良くないけど。
「スマホ本体を安く買えなくなる」人も出てくるので5月6月の契約にはご注意を
とりあえずさっきのiPhone XSの料金比較が全てですよね。
特にiPhoneのような元々高額なスマホが月々サポートのような端末補助割引によって安くなっていたのが、「ギガホ」「ギガライト」では一切行われない形の分離プランになるということで、「iPhoneユーザーにとっては買い替えの出費がこれまで以上かかる」という可能性が結構なユーザー数で対象になりそうです。
あとはシェアパックの料金プランをある程度理解していた人にとっても今回の「ギガホ」「ギガライト」はシンプルなつまらなさ含めて、ネガティブなポイントが多くなるでしょう。
お得になるのは1度スマホを契約したら2年以上機種変更せずにずっと使い続ける傾向にある人ですかね。そうした人もdocomo withなんかと比べると条件としては悪い可能性が高いのですが。
安くなると言われていたdocomoの新プランですが、実態はauとSoftBankの焼き増し後追いプランとなった上に端末補助も消滅あるいは大幅減額というガッカリ仕様になっています。
なのでこの新プラン前後で機種変更なりの契約をしようとしていた人は、5月中に旧プラン・月サポ・端サポ・docomo with契約を行うか、6月の新プランで切り替えるかの判断をしっかりと考えたほうが良いでしょう。
6月以降はスマホ端末を安く契約できない可能性があるため、スマホの買い替えを検討していた人にとっては5月末までの契約というのを意識したほうがいいかもしれません。
というかスマホが欲しいなら5月までに月サポ・端サポ契約をしておいて方が良いですね・・・。端サポとか月サポ特価がオンラインショップにも残ってるんで。
以下の記事で安い機種をまとめてあるので参考にしてもらえればと思います。