docomo、au、Y!mobileで販売されるXperia 10Ⅱについて利用してきたのでそちらのレビューをまとめていきます。
Xperia 10Ⅱは縦長Xperiaシリーズの廉価モデルに該当するスマホになっており、サイズ感としてはXperia 1シリーズではなくXperia 5シリーズと近いものになっています。
前作Xperia 8(海外モデルXperia 10亜種)の後継機という形になっており、確実なスペックアップが果たされた機種となっています。
Xperia 10Ⅱ スペック
Xperia 10Ⅱ | |
SoC | Snapdragon 665 |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
バッテリー | 3600mAh |
重さ | 151g |
ディスプレイ | 約6.0inch (フルHD+) |
アウトカメラ | 1220万画素(広角) 800万画素(超広角)800万(望遠) |
インカメラ | 800万画素 |
サイズ | 157×69×8.2mm |
特徴
- 21:9のディスプレイ比率を持つ縦長なデザイン
- バッテリー容量が大きくアップ
- イヤホンジャック搭載
- 防水・防塵、おサイフケータイ
- 6インチで151g
- 横幅も69mmのスリムサイズ
- 3眼カメラ、Xperia初のナイトモード搭載
Xperia 10Ⅱのスペックはかなりバランスの取れたものになってきています。
Xperia 8ではスペック不足を感じたスマホになっていましたが、このXperia 10Ⅱではそのスペックを見ただけでも満足度の高さを感じられるかと思われます。
Snapdragon 665とCPUパワーがアップしたことで、Xperia 8最大の問題だった動きの悪さが大きく改善されています。
防水・防塵、おサイフケータイといった機能を持ち、なおかつ6インチという大画面でありながら151gという軽さも驚異的です。
動作としても物理的にも軽さを強く感じられるミドルレンジスマホになっています。
さらにXperia 8でかなり運用に難があったカメラも改善され、それが3眼という形になっています。
ミドルレンジとしてゲームさえ遊ばなければ余裕を強く見せる機種となっています。
Xperia 10Ⅱの機能性チェック
検証やレビューに入る前にXperia 10Ⅱの機能について、個人的に気に入ったものや便利に使えたものを紹介します。
主要機能
- 防水・防塵、おサイフケータイ
- 生体認証は指紋認証に対応
- マルチウィンドウスイッチで2画面切り替えがしやすく
- Xperia初のナイトモード搭載
- サイドセンスや片手モードを用意し、操作しやすく
2画面マルチウィンドウスイッチは21:9ディスプレイと相性が良い
Xperia 10Ⅱは21:9という画面比率を持った縦長さで、6インチという大画面でもあります。
この画面が最大限に活きる場面としては2画面で表示するときです。
縦に長く画面が残るため、2画面にしても操作しにくく見えにくい表示になりにくいというのがあります。
今回はそうした2画面に活きる21:9比率の特徴を更に使いやすいものにしてくれる機能としてマルチウィンドウスイッチが用意されています。
この機能は2画面表示中のアプリを切り替えやすくしてくれるものになっており、これまでと違って2画面を維持しながら複数のアプリを切り替えて操作することができるようになります。
サイドセンスや片手モードも用意し、縦長でも使いやすく
21:9という特殊な縦長な画面のためにXperia 10Ⅱは操作のしづらさというのを感じやすい可能性があります。
特に16:9辺りの比率からこのXperia 10Ⅱに乗り換えた場合、その縦長さで使いにくいと感じる可能性があります。
そうした中で縦長画面を使いやすくしてくれる機能としてサイドセンスと片手モードが用意されています。
特にサイドセンスは手元での操作がしやすくなる機能なので積極的に使っていきたいです。
この2つの機能を利用すれば画面は大きくて縦長ながら、無理な手の動きをしなくても操作しやすいものになってきます。
Xperia初のナイトモードを用意
Xperia 10ⅡはXperia 1Ⅱと比べると機能面で用意されていないものが多く、若干個性といったところが物足りなさを感じるものになっていますが、Xperia 1ⅡにはないXperia 10Ⅱの独自機能として「夜景撮影時にナイトモードが用意されている」というのがあります。
通常のカメラモードでの撮影よりも低照度シーンでの撮影がしやすいものになっています。
Xperiaはこれまでナイトモードを搭載されておらず、Xperia 1Ⅱでも用意されてこなかった中でXperia 10Ⅱではナイトモードでの撮影が可能になっています。
これにより従来よりも低照度シーンでの撮影の選択肢が広がります。
Xperia 10Ⅱのカメラ性能
Xperia 10Ⅱ | |
広角レンズ画素数 | 1200万画素 |
超広角レンズ画素数 | 800万画素 |
望遠レンズ画素数 | 800万画素 |
静画・動画機能 | ナイトモード ポートレートセルフィー ボケモード |
インカメラ画素数 | 800万画素 |
Xperia 10Ⅱのカメラ性能についても検証をしていきます。
屋外
夜間
食事
人物
カメラ性能に関しては価格帯も考慮する必要があります。
逆光に弱く、コントラスト差が強い場面でも特に暗部の描写が弱いというのが強く感じられるものになってしまっています。
ある程度明るさが十分にあっても、陰ってしまう部分が暗く表現されがちなので、コントラストに差がある場面では全体的に暗めになってしまうのが伺えます。
夜景ではいくつか「通常撮影」⇒「ナイトモード」の順で撮影しています。
これを見るとそこまでナイトモード使用時で暗部が持ち上がる、という事もないようです。ある程度は明るくなりますが、他のスマホのナイトモードのように明確な差というのはありません。
全体的に暗い場面では明るさが補えないを感じてしまいますが、色味に関しておかしくなるようなことがないのでそこは褒められる点です。
色が膨張したり黄色や緑など本来ない色が乗っかってしまうということもありません。照明が強くない室内での料理の写真も色味は正確なので、暗い場面でも極端に変な色にならず表現できるのは良い部分です。
多少暗さには弱いですが、価格帯を考えればギリギリ及第点を与えることが出来るカメラ性能といえます。
Xperia 10Ⅱレビュー・評判・評価
機能やカメラ能力についての確認はしたので、次はXperia 10Ⅱがどのようなスマホであるかというところを各種検証していきます。
ベンチマーク・ゲーミング性能
Xperia 10Ⅱ | |
SoC | Snapdragon 665 |
RAM | 4GB |
ディスプレイ | 約6.0inch (フルHD+) |
まずスマホの性能についてわかりやすい指標がベンチマークアプリの数値です。
利用したベンチマークアプリは
Antutu
AItutu
GeekBench
の3つ。
それぞれの数値は以下のようになります。
Antutu(Ver8.3.6)
Antutu | Xperia 10Ⅱ | Xperia 8 | iPhone SE2 |
---|---|---|---|
スコア合計 | 166633 | 112325 | 489511 |
CPU | 71516 | 44882 | 143805 |
GPU | 26082 | 16308 | 204698 |
MEM | 37064 | 31129 | 62087 |
UX | 31971 | 20006 | 78921 |
AI版Antutu
AItutu | Xperia 10Ⅱ | Xperia 8 | iPhone SE2 |
---|---|---|---|
スコア合計 | 88825 | 48100 | ─ |
画像分類 | 44182 | 24237 | ─ |
オブジェクト検出 | 44643 | 23863 | ─ |
GeekBench5.0
Geekbench5.0 | |
---|---|
SCS | 299 |
MCS | 1418 |
OCL | 364 |
─ |
Antutuベンチスコアでは16.6万点を獲得しています。
Xperia 8が11万点というスコアであることを考えると、性能面では非常に大きな進化を遂げているのがわかります。
これだけの性能アップが見られるのはこれまでのキャリア販売のミドルレンジスマホの中では珍しく良い部分と言えそうです。
価格に見合っているかどうか、といった問題もありますが、これまでの長く使えるか怪しかったミドルレンジ機種に比べると、しっかりと長期的な運用も視野に入る性能となっているスマホなのは確かです。
特にCPUスコアが高いため、普段の操作においてカクつきなどが抑えられている点は良い部分でしょう。
ゲームについてはかなり重たいのは否めません。
AntutuベンチでもGPUスコアが低いですが、実際に操作をしてみても結構カクついて扱いにくさがあります。
一部のゲームでは画質が最低品質に落ちるなど、負荷がかからないような扱いがされています。
まあ画質が最低品質でも大丈夫ならば、多少動きは改善するためにネットワーク対戦型のゲームなんかでなければある程度遊べるレベルではあります。
ただ負荷が強いゲームだと、本来なかなか発熱しない特徴を持っているXperia 10Ⅱでも発熱をしてしまうため、この点に関しては注意が必要になってきます。
なおXperia 1Ⅱに搭載されているゲームエンハンサーおよびHSパワーコントロールは非搭載です。
アプリ起動速度・ストレージ読み書き速度
ベンチマークスコア以外にもスマホの性能を図る指標としてアプリの起動時間も確認し、他の機種と比較してみます。
ベンチマークスコアの数値が実際の利用シーンにおいて数値通りの性能を見せるのかということを判定します。
本来は動画などで起動の瞬間を見せるべきなのでしょうがそんな環境はないので手動計測の時間を表にまとめました。
Xperia 10Ⅱ | Xperia 8 | iPhone SE2 | |
ポケモンGO | 約6秒 | 約15秒 | 約2秒 |
デレステ | 約9秒 | 約24秒 | 約2秒 |
ストレージの読み書き速度もAndroBenchで確認しています。
UFS3.0ではないというのは間違いなさそうです。
バッテリー性能
au版公表バッテリースペック | |
バッテリー容量 | 3600mAh |
連続通話時間 | 約1940分 |
連続待受時間 | 約680時間 |
電池持ち時間 | 約140時間 |
容量と機能からの期待されるバッテリー性能について
100%からのバッテリー状況 | |
放置状態20時間 | 97% |
ミリシタライブ(MV)10回連続 | 92% |
Antutu5回連続 | 90% |
動画2時間視聴 | 92% |
- 輝度はすべてオート(おおよそ室内灯に最適化)
Xperia 1Ⅱで悪さを見せたバッテリー持ちといったところは、このXperia 10Ⅱでは全く感じられません。
むしろかなり良い部類に分類されるはずです。
待機状態が非常に優秀、動画視聴など普段の利用においても優秀でバッテリー持ち重視で選ぶのであれば、このXperia 10Ⅱはまずファーストチョイス群に入ってくるスマホのはずです。
動画を見ても10%しか減らないというのは単純にXperia 1Ⅱの2倍近い安定度です。
このバッテリー持ちの良さを151gで実現しているというのはXperia 10Ⅱの持つメリットの一つとして言えるでしょう。
発熱
発熱についても検証を行ったので参考にしてください。
ベンチアプリ、ゲームアプリを複数回連続で起動した状態の温度です。
Antutu | バッテリー温度 | CPU温度 |
---|---|---|
1回目 | 33.4℃ | 37.6℃ |
2回目 | 33.8℃ | 38.2℃ |
3回目 | 34.5℃ | 38.8℃ |
4回目 | 35℃ | 39.1℃ |
5回目 | 35.2℃ | 40℃ |
ミリシタMV | バッテリー温度 | CPU温度 |
---|---|---|
1回目 | 32.5℃ | 36.8℃ |
2回目 | 32.9℃ | 38.0℃ |
3回目 | 33.6℃ | 38.3℃ |
4回目 | 33.7℃ | 38.9℃ |
5回目 | 34.3℃ | 39.5℃ |
室温25℃・エアコンなし
発熱も非常に低いのがXperia 10Ⅱの特徴。
Antutuやネットワーク対戦などが用意されていないタイプのゲームならば、かなりの耐熱性能を持っています。
普段の使い方では発熱を心配する必要はないでしょう。Xperia 1ⅡのようにYouTubeを見てるだけで熱を持つということはありません。
発熱を感じたのはFPSのゲームアプリ。こちらは通信も常時しているためかh津熱は強く感じました。
ただ正直こういったゲームはカクつきなどが発生してしまうため、そもそものXperia 10Ⅱの利用用途にはあっていないかと思います。
なので基本的な利用では発熱の心配はいらないでしょう。
Xperia 10Ⅱのデメリット
各検証の次にはレビューとしてメリット・デメリットといったものを利用した感触から挙げていきます。
Xperia 10Ⅱの実機を使っていく中で感じた問題や気持ちよく使えた部分なんかをピックアップしていきます。
まずはデメリットから。
YouTubeや一部ゲームが小さくなる
21:9の縦長画面の最大の弱点は、動画や一部のゲームのように表示の比率が可変しないコンテンツに弱いという所です。
Xperia 1Ⅱでもこの問題はありますが、画面が小さくなっているXperia 10Ⅱだとその弱点はさらに目立つものになってしまいます。
これに関しては具体的に見てもらえればわかるでしょう。
同じ6インチほどのスマホであっても表示されている動画のサイズは異なります。
それどころか16:9の画面比率で4.7インチであるiPhone SE2とそこまで変わらない表示サイズになっています。
6インチでこの表示は期待ハズレ感が強いでしょう。
ゲームはあくまでも非対応の一部という形になりますが、動画はこの問題を強く抱えているために注意が必要です。
コスパは悪い(特にau版)
Xperia 10Ⅱはこれまで発売されてきたミドルレンジスマホよりも確実に動作が良く、使いやすさは向上しているのは間違いないわけですが、ミドルレンジ全体の中では価格の高さといったところが気になるものになっています。
特に現状au販売モデルの価格が高く、4万円以上、というか5万円付近という価格はスナドラ665の価格としては高いです。
単純な性能で見てみると、海外メーカーのSIMフリーモデルが更に高性能なCPUを搭載して2.5万円なんていう価格を用意しているものもあり、そちらと比較するとコスパの悪さがかなり感じられてしまいます。
今後のセールや値下げでようやく買いやすくなるレベルの価格なんで、この金額をセール無しで買うというのはコスパが悪いです。
Y!mobile版とdocomo版の価格はまだ悪くない価格ですが、ちょっとau版はスペックと比較してみた時に高いと言わざるを得ません。
Xperia 10Ⅱのメリット
次はXperia 10Ⅱのメリットについてを体感として感じたところを挙げていきます。
使いやすさを強く押し上げる軽さ
Xperia 10Ⅱの良さはその軽さ。
151gというのは6インチという軽さを考えるとかなりの軽量化に成功しています。
この軽さは単純に使いやすさを向上させてくれます。
幅広さも少ないため、持ちやすさといったところもあり、この軽さと合わせて使いやすさというのが他の大画面スマホよりも上です。
軽さや持ちやすさといったところは毎日感じるポイントになるため、ここが快適さを感じる作りになっているのは単純に評価することができます。
普段の利用において負担にならないというのは素晴らしいポイントです。
ストレスなく日常のスマホ操作を任せることが出来るのは長期間使うことを考えると非常に高く評価できます。
バッテリー持ちが良く安心できる
Xperia 10Ⅱの最大のメリットはバッテリー持ちの良さ。
ここは先ほどのバッテリーテストを見てわかるポイントかと思います。
とにかく他のスマホと比べてもバッテリー持ちの良さが段違いなので、ここを重視するような使い方であればこのXperia 10Ⅱは2020年販売スマホの中でも選択肢の上位に入ってくる機種であるのは間違いないです。
海外レビュアーのバッテリー比較でも他の機種との圧倒的な大差を見せる結果が示されており、このバッテリー持ちはXperia 10Ⅱの大きな強みです。
電池持ちに関しては普通に使っていく上で心配する要素ではない、といったことがこのXperia 10Ⅱに関しては言えます。
ゲームをしなければ動作の快適さはかなり高まった
Xperia 10Ⅱはゲームをしなければ、という条件付ではあるものの、その動作の快適さというのはかなり高まっているのを感じます。
ゲーム以外の操作、普段のブラウジングやスクロール操作において動きが鈍いと感じられたスナドラ630機種と比べても、スナドラ665に進化したこのXperia 10Ⅱは明らかにサクサク度がパワーアップしています。
スナドラ630のスマホでは割とスクロールでもひっかかり、重たく感じることがあったものの、このスナドラ665搭載のXperia 10Ⅱではそちらが大きく改善されサクサク度合いが増しています。
同じスナドラ665を搭載したOPPO A5 2020、それにOPPO Reno3 Aが動作がモッサリしていたために、このXperia 10Ⅱでも動きが鈍いのではないかと不安でしたが、チューニングがかなり良いのかそうしたモッサリ感が非常に少ないのが特徴であり良さとなっています。
この辺りに関してはAntutuベンチマークのスコアからもある程度伝わると思いますが、そのスコア通りの進化を動作面でハッキリと感じることができます。
単純に動作が良くなった、というのはこのXperia 10Ⅱのメリットです。
ただあくまでもゲームをしなければ、という前提はあります。
21:9で情報が取得しやすい
動画が小さくなるデメリットが21:9のスマホにはありますが、逆にメリットとして同じ6インチのスマホと比べて表示されるコンテンツ量が多いために、見やすくてスクロールの手間をかけずに何が書かれているかなどを把握できます。
これは21:9未満のスマホでは中々得られない快適なディスプレイ表示の特徴となっており、動画よりもニュースサイトなどを中心にスマホを使うのであれば利便性といったところが高まります。
ぜひ今持っているスマホとの表示を確認して欲しいですが、ニュース項目なんかが1つ2つ増えて表示がされるため、1画面内のコンテンツ量の多さといったところで他のスマホに対してアドバンテージを持ちます。
動画のようなコンテンツでは弱さが見える21:9ですが、ブラウジング系のコンテンツ表示においては他のスマホよりも表示量が増えるという、唯一無二の特性を持っています。
この特徴がありながら持ちやすくて軽いという特徴も併せ持つため、今回のXperia 10Ⅱは21:9スマホの中でも便利で快適に使えるスマホになっています。
まとめ:バッテリー持ち重視で選べるミドルレンジ 他のスマホにはない独特な21:9などを重視しないとコスパは悪い
Xperia 10Ⅱについては高く評価できるポイントとして
- 軽さ
- バッテリー持ち
といった2つのストレスが少ない点があるために、長く使うことを考えた時にオススメなスマホであることは間違いないです。
特にバッテリー持ちの良さはかなり評価できます。ミドルレンジスマホはバッテリー持ちが良い傾向にある機種が多いですが、その中でもXperia 10Ⅱはインパクトのある数字を残しており、使いやすいバッテリー性能を見せています。
ここに軽さ・動作のサクサクさといったところも合わさるため、日々の生活の中での利用においてはほぼ支障が出ず、不満といったものも感じにくいものになっています。
使いやすさ、といったところに目を向ければ、これに防水・防塵とおサイフケータイなんかも用意されているので、かなり高い評価をすることができるのは確かです。
ですがその使いやすさといったところに価格も加えて考えるとコスパの悪さといったものが強く感じられてしまいます。
あくまでもミドルレンジとして動きが良い、という機種のため、4万円前後あるいは5万円ほどの価格ということを考えると、もう少しゲームなんかもできる性能じゃないと価格帯相応のスペックとは言い難いものになっています。
スマホ自体はいい出来ですが、かと言って現状のキャンペーン無しでの定価の価格というのはコスパの良さというのは感じられません。
同価格帯だと他のメーカーではもう少しスペックアップがされることを考えると、このコスパの悪さはXperia 10Ⅱのデメリットです。
軽さや21:9という画面など他の付加価値を重要視する形ならまだこの価格も許せますが、性能面などを重視して考えると価格は高いと感じられてしまいます。
スマホとしてはXperia 10Ⅱは良いのですが、商品としてはコスパの悪さ(特にauにおいて)が気になる一台になってしまっています。
契約はオンラインショップで(特に機種変更)
なおXperia 10Ⅱを契約しようという場合には、docomoとau、Y!mobileのそれぞれのオンラインショップをオススメしています。
その理由は簡単で、各オンラインショップでならばお得に機種変更が簡単に出来てしまうからです。
オンラインショップでは
- 通常2000円or3000円かかる事務手数料が無料
- 頭金が0円
- ネットから簡単に手続きが可能
- 2500円以上の価格のあるスマホなら送料無料で自宅に届けてくれる
- チャットサポートで自宅からプランや端末比較の相談ができる
こんなにお得で便利に契約できるメリットが数多くあります。
特に事務手数料と頭金といったスマホ契約では必須の支払いがオンラインショップであれば無条件に0円に出来るのはオンラインショップが持つ強烈なメリットなのは間違いないです。
こうした端末価格以外の支払い金額というものを気にせずに契約できる、しかも全国から契約可能というのは間違いなくオンラインショップがお得な点と言えます。事務手数料のような本来なら必須の出費をオンラインショップ限定で抑えることができるのは、より安くお買い得に購入しようとするならば得ておきたいメリットになるでしょう。
他にも自宅から全ての手続きが可能なため、わざわざ時間をかけて契約に行く必要もありません。即日スマホが手に入るというスピード感はありませんが、手続きが本当に5分以内に終えることが出来る上に最短2日ほどで到着するのは楽です。時間を気にせず契約できて無駄にもしないのは社会人や主婦の方に大きなメリットになるはずです。
それにオンラインショップの販売ページ内ではチャットサポートが最近では行われており、店頭の便利な要素であるプラン相談や端末の相談といったものも行うことが可能になっています。オンライン契約に抵抗感がある人でもこれなら契約しやすいでしょう(docomoのみ)。
こうした理由から機種変更をするのならばオンラインショップをオススメしています。